G1CLIMAXは大田区総合体育館大会から本格的なスタート!注目カードはタイチ対モクスリー。

もしかすると新日本プロレスファンの同士である皆様も思っているかもしれないのですが・・・
G1の開幕戦となったダラス大会自体は面白かったが、次の試合までの間延びがあるので「G1が始まった!」ってモードに入れてなかったりしないでしょうか?

僕だけかなぁ(笑)

やっぱりG1にしてもBOSJにしても連戦が売りといいますか、息継ぎできないほどの日々を楽しむことが醍醐味だと思うんですよ。
でも今回はAブロックだけ行って週末まで間が空いてしまうわけですから、なんかこう・・・一度クールダウンしてしまうというか。

感覚的にマディソン・スクエア・ガーデン大会を見た後みたいな感じじゃないですか?
海外で単発のビッグマッチがありましたよ的な空気になっているのは気のせいなのでしょうか。

なので、本格的なスタートは13日の大田区総合体育館からの連戦からなのかなと思うのですが、この日のカードはかなり面白そうですね。

公式戦以外のタッグマッチは当然前哨戦として翌日に関わってきますし、ここから1ヶ月間「見なくていい試合なんてない!」というような本当の夏がスタートしますね。

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後藤洋央紀はジェイホワイトにリベンジすることができるのか?現在の王者を抑えてのメインイベントで残すのは結果だけでは物足りない。

この日のメインイベントは後藤洋央紀とジェイホワイト。
片思いの因縁、荒武者色の片思いというようなカードになります。

昔からの新日本プロレスファンが誰しも思う「2019年の後藤洋央紀の未来予想図はこんな状態ではなかった」という状況を打破するためには必勝でありながら内容でも見せつけるしかありません。

一回り以上年下のジェイが突然大きな壁となり立ちはだかってしまっている中、ロス道場で盟友柴田との修行を経た上で負けるようなことがあれば後藤時代が到来することは無くなると言っても過言ではないでしょう。

ブレードランナー対策をしているかのような映像もありましたが、仮にブレードランナーを切り返した新技で勝利するようなことがあれば一瞬でその技のブランディングに成功する可能性も高いですし、それができればG1を連戦連勝していくブーストのようなものになってくれるかもしれません。

またこの日の試合のメインイベントということは、IC王者内藤、US王者モクスリー、NEVER王者石井よりも後の最後の試合ということなるわけですから間接的に内容で王者達を上回るチャンスでもあるわけですし、新日本プロレスとしても期待を持ってメインに組んだと思いますから、ジェイホワイトも含めて100%ファンを満足させるような戦いと結果が求められるいきなりの大一番だと言えます。

聖帝とデスライダー。タイチが新日本プロレスの門番となりモクスリーを迎え撃つ。

新日本プロレスに参戦して一発でUS王者となりG1出場も決めたモクスリー。
彼がG1の記者会見に出ないことに対しても、また優遇されて見ることに対して最も噛み付いているのは聖帝タイチ。

「新日本プロレスが舐められる」という発言を何度もしているタイチへの新日本プロレス愛やプライドを感じているファンも多いと思いますが、対他団体のような構図の時に今の新日本プロレスで一番怖いのは実はタイチだと思いますから、この試合はかなり注目しています。

何となく聖帝とデスライダーと文字にすると、北斗の拳でいうところのサウザーに対してモヒカンの雑魚キャラが「ヒャッハー!」と挑むようにも見えますが・・・(笑)

さて一方のモクスリーは荒々しいファイトでジュースロビンソンを倒してUS王者となったわけですが、やはり元WWEの選手ですからワンマッチではインパクトを残せてもG1での連戦となるとどうなるかわかりません。

その上で相手が今やNEVERの中心であり石井やジェフコブとベストバウト級のゴツゴツとした試合をするタイチなのですから、ある意味でこの試合が新日本プロレスファンへ向けてのモクスリーの査定試合とも言えるのではないでしょうか。

タイチが勝利すればG1後にUS王座戦に挑める発言権を得ることもできますが、今後も新日本プロレスに海外からの刺客が参戦することを想定するとそれをタイチが守っていくという姿も見てみたいものです。

また、タイチはこのG1で内藤と石井へのリベンジという大きなチャンスも巡ってきますがこの二人も現在のインターコンチネンタル王者とNEVER王者ですから9月10月11月とタイチがタイトルマッチをやりまくりという状況を作るチャンスでもあるんですよね。

キャリアハイの大チャンスとなるG1の初戦、こちらもかなり楽しみです。

鷹木信悟の挑戦は前US王者ジュースロビンソン戦からスタート

新日本プロレスに参戦して直接負けは1回のみ。
2019年のBOSJ準優勝者にして無差別級としてG1に挑む鷹木信悟の初戦は前US王者のジュースロビンソンとの戦いとなります。

鷹木は小島聡を打ち破っていますからヘビー級に対して全く遜色ないパワーがあることはすでに証明をしていますが、直近までUS王者だったジュースロビンソンを相手にして勝利することができればかなり大きな実績となります。

ダラスでの前哨戦ではパルプフリクションを熨斗紙で返すという攻防を見せるなど、試合への期待値もかなり上がっていますし、お互いグーパンチを使う選手ですから意地の張り合いのような試合になるかもしれませんね。

BOSJで優勝決定戦を戦ったオスプレイはダラスでランスアーチャーのパワーの前に沈んでしまいましたが、鷹木の初戦はどのようなものになるのでしょうか。

ヘビー級の前に沈むのか、それともこの試合が終わった瞬間「優勝候補だ!」と言われるまでの衝撃を残すのか。

内藤と石井、王者二人のスタートダッシュに暗雲?

インターコンチネンタル王者の内藤哲也はクセモノ矢野通との初戦を迎えます。
矢野に関しては真壁とのタッグ復活から好調ですし生き生きとしているわけですが、この上半期に関していえば試合の大半を矢野が戦うようなこともあり「あれ?こんなにスタミナあったっけ?」「やっぱり投げ技とかも上手いよなぁ」と再評価されてきています。

考えてみれば棚橋弘至との名勝負をするなど、実力を発揮すれば相当な実力者ですからね。

ただ実績を考えれば内藤が負けることは考えにくいのですが・・・いや、そういう実績とか関係なく相手を倒すのが矢野のキャラですので黒星スタートということもない話ではありません。

特に前哨戦では矢野のプロレスに内藤が楽しそうに付き合っていましたが、それこそまさに矢野の手のひらの上に乗せられているわけですからね。

NEVER王者の石井はジェフコブとの対戦となりますが、真っ向勝負で簡単に打ち砕ける相手ではありません。
マイケルエルガンとジェフコブはどうしてもかぶるところがありますが石井はエルガンに相当苦しめられた試合もありますし、投げ技でポンポンなげられてしまうであろうサイズの違いは不利です。

ジェフコブはNEVERを再度狙いたいでしょうから石井戦へのモチベーションがかなり高いでしょうし、真夏のスープレックス祭りを全て受け止めていたら爆弾を抱えている首にもダメージが残ってしまうことでしょう。

楽しむ内藤、真っ向勝負の石井、どちらも性格的には不利な相手となるのかもしれません。


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