SANADAとザックセイバージュニアの名勝負再び!極限の返し技の攻防にダラスが唸った!

第七試合は昨年の裏名勝負とも言われるSANADAとザック・セイバー・ジュニアの戦いとなりました。
茶道特訓を経て更に心を整えたSANADAですが、今年の上半期は大躍進をしています。
オカダカズチカとの2回の激闘から、IWGPまであと一歩というところまで来ていますしそろそろ新日本プロレスでも1つ分かりやすい実績を手に入れたいところでしょう。

そんなSANADAの夏に立ちはだかるのがザック・セイバー・ジュニア。
ニュージャパンカップの優勝経験があるだけに、G1を制覇することができれば同一年度ではありませんが春夏制覇という実績を手にすることができます。

新日本プロレスの中でトップのように扱われたり、そうでない時期があったりとフワフワしているところがありますが、自分のポジションを盤石にするためにはまず目の前のSANADAを倒す必要があります。

SANADAとザックはプロレス仙人か、流派の違うプロレス忍者か。これはプロレスのスリップストリーム。

派手な技が飛び交う現代プロレスの中で、全く別の切り口で過去にも名勝負を繰り広げたSANADAとザック。
昨年の裏ベストバウトとも呼ばれる試合をした二人の戦いがダラスで再現・・・いや、過去の戦いを超える試合を見せつけてくれました。

何手先まで読んでいるのかというテクニックと返し技合戦は見ているファンはもちろん実況も脳が追いつかないほどのスピード感があり、お互いが交互に相手の後ろにも前にも移動することで更に加速していく「プロレススリップストリーム」のような試合でした。

最早、この二人は若きプロレス仙人のようにも見えてきますし伊賀と甲賀の忍者の棟梁が戦っているかのような、周りは台風なのに台風の目の中で戦っているかのような価値観の違うプロレスをアメリカに植えました。

この試合をキッカケにしてアメリカから20年後にSANADAやザックのようなレスラーが何人も出てくるのではないか?という大きな影響を与えた試合だった可能性も十二分にあるのではないでしょうか。

最後は「茶道修業」の分だけ心に余裕があったSANADAがオコーナーブリッジで3カウント勝利を手にしましたがこの二人の試合は何度でもこれから見たいですし、それこそIWGPのタイトルマッチで見てみたいです。

そんな日は、おそらく近いのではないでしょうか?


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