後藤洋央紀主演「背水の夏の陣」修行から帰った荒武者に最後の期待
ずっと後藤洋央紀を応援してきたファンの人達も流石にニュージャパンカップ敗退とジェイホワイト戦での完敗で諦めたという声が増えていました。
シリーズを全休しての「修行」に関してもファンから「シリーズ出ないならG1に出るな」というような厳しい声も飛んでいますし、本当に今回のG1で結果を残さないと年齢的なことも考えると天下取り達成せずに討ち死にとなってしまい兼ねません。

結果とは上位争いとか優勝決定戦進出ではなく優勝。
今回エントリーする選手の中で唯一の優勝が必須という立ち場の選手なのではないでしょうか。

僕としても応援し疲れたというのは5月にも書いたのですが・・・本当に後藤洋央紀というレスラーは不思議なんですよ。
なぜこの人はこれだけのルックスと肉体と技と試合内容の良さと愛嬌まで兼ね備えているのに、二択の選択で変な道を選ぶのか?と。

後藤洋央紀の覚悟が見たいとファンが思っている時に、なぞの白塗り。
後藤洋央紀の覚悟が見たいとファンが思っている時に、滝行して鼻声で震える。
オカダに勝てなくてIWGPにも届かない中でなぜかCHAOS入りしたことでオカダとIWGPとの戦いのチャンスが激減。
昇天改という非の打ち所がない必殺技を隠し技にしてGTRという盛り上がらない技を必殺技に変更。
IWGPを目指してほしいのに丸腰のジェイホワイトを目標にした上に負ける。

もちろん運悪く盟友柴田の負傷やライバル中邑のWWE移籍などもありましたが、それにしたって2分の1や3分の1の確率で悪い方向ばかり選んでいますからね・・・

ただ!確率上、そろそろ当たりを引くんじゃないかな!という期待を・・・します!!

優勝から11年。G1のGを後藤のGにする時が来た。

2008年のG1に初出場し初優勝、史上最短のキャリアでG1を制覇した後藤洋央紀。
新日本プロレスに凄い選手が出てきたということでファンは盛り上がりましたが、その後は同じ相手に負けがちという弱点やどうにもバシッと決まらない天然なところが影響したのか、IWGPまで届かないまま10年以上の歳月が流れました。

その1回の優勝なのに後藤洋央紀と言えばG1という印象が強く、G1のGは後藤のGという名言も生まれましたが優勝争いに絡んだのは2016年の準優勝のときだけですのでイメージと結果が全然違うという状態になっています。

今の新日本プロレスは若返り政策をしている感じですので、本日を持って40歳の大台に乗る後藤洋央紀にとっては二度目のG1戴冠のチャンスは多く残されてはいません。

今年はメンバーが揃いも揃って厳しい戦いになることは当然ですが「修行で欠場」というある意味では大風呂敷を広げてからの参戦となるわけですから、これで優勝できなければ本当にファンがそっぽを向いてしまうことでしょう。

IWGPというところでも、現王者のオカダカズチカと別ブロックなので直接対決で勝利してから秋か冬に挑戦というルートもありませんので、どうやってもG1を優勝するしか方法がないのです。

修行して何が変わったのかはまだわかりませんし、新必殺技が誕生してくれているのかもわかりません。

ただ、それでも後藤洋央紀がG1を優勝する「しかない」という状況に自分を追い込んだのですから意地を見せてほしいですね。

王者3人を倒し、ジェイホワイトにリベンジし、鷹木信悟をねじ伏せるという役満を狙う荒武者であってほしい

後藤洋央紀からすれば美味しい相手だらけのBブロックです。
内藤哲也を倒せばそれだけでも勝ち上がる時代ですが、その内藤哲也はインターコンチネンタルのベルトを保持しています。

そして後藤洋央紀が輝く相手石井智宏はNEVER王者でもありますし、未知なる相手のモクスリーはネームバリューだけではなくUS王者のベルトを持っています。

この3人の王者を倒せばまずはどのベルトにだって挑戦できる発言権を得ることができるというのは今の後藤洋央紀にとってとても大きいことではないでしょうか。

※これでまたNEVER1本に落ち着くだけならオシマイですが。

またジェフコブという好敵手も待っていますし、同世代のライバルで因縁深いタイチとの戦いも負けられないでしょう。

もちろん、散々コケにされたジェイホワイトとも戦えるわけですからまずはここでリベンジを達成させて、そして日本武道館で鷹木信悟との似たもの対決を力でねじ伏せることができれば優勝決定戦の舞台に後藤洋央紀が立っているのではないでしょうか。


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