ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア26出場 タイガーマスクの「怖さがわかる不穏試合」

今年のベスト・オブ・ザ・スーパージュニアもエントリーするタイガーマスク。

連続優勝経験もあるタイガーマスクも気がつけばもう18年連続の出場。
その数字はタイガーマスクの老いの指標ではなく、20年近くコンディションを最高の状態にしているという凄さにあります。

切れ味鋭い蹴りも虎殺法もバリバリ健在の中、14年ぶりの優勝へ猛虎が牙を剥く・・・
怖い怖いタイガーマスクが出てくれば若手は怯えて脚が震えるかもしれませんよ・・・

桜庭との突然の不穏。キレたタイガーマスクに全選手の顔が青ざめる

タイガーマスクの名勝負は数え切れないほど思いつきますし、それこそ10年前から近年まで時期を問わず素晴らしい試合をしてファンを魅了しています。

ただ!!僕が好きなのは・・・2016年のレスリングどんたくの「タイガーマスク&田口隆祐&ジェイ・ホワイト&デビッド・フィンレー VS 桜庭和志&YOSHI-HASHI&外道&ウィル・オスプレイ」という何の変哲もない前半戦の試合です。

この試合、桜庭和志がタイガーマスクを蹴りで追い込んでいくのですが、膝蹴りの連打をしている時に「恐らく」ですがローブロー気味に一発入りました。

この瞬間、覆面をかぶっているタイガーマスクなのに「顔がキレた」のがわかるんです(笑)
そしてレフェリーを振り払いソバットを入れてからハイキックを打つと、桜庭もそれに合わせてハイキックを打ち返しました。
プロレスの一幕としての「せーの!」での同士討ちではなくて、お互いが当てにいってそうなっているのです。
この時の生音がなった途端に田口の顔色がかわりました。

これで更に火がついたタイガーマスクは桜庭の胸を突き飛ばして至近距離で何か言い合うと桜庭は仲間にタッチ。
するとタイガーマスクは「なんだあいつ!」というジェスチャーをして仲間にタッチするのですが、この一連の中で実況席もピリッとしました。

そして、先述しましたがハイキックの当たりを見て異変に気がついた田口が普段は見せないぐらい緊張した顔をして、その後リングに止めに入ろうとします。
また、そのハイキックの瞬間にジェイとフィンレーを一瞬のけぞるようなリアクションをして、明らかに顔が緊張しました。

その後に桜庭がYOSHI-HASHIにタッチするシーンをカメラが映しているのですが、YOSHI-HASHIにタッチしてもタイガーマスクを睨みつける桜庭をYOSHI-HASHIがなだめ、その時にオスプレイも顔が引きつっています。
そして恐らく田口隆祐と同時ぐらいだったのでしょう、外道も止めに入ろうとしていました。

90年代からプロレスを見ている僕にはプロレスラーには怖さが必要だと思いますが、それを残しているのがタイガーマスクだと思うのです。
牙を隠しているということは牙を持っているということですから、そういうタイガーマスクの逆襲をベスト・オブ・ザ・スーパージュニア26では期待しています!!

この試合を見たい人は新日本プロレスワールドでぜひ!
https://njpwworld.com/p/s_series_00390_1_02


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