連日激突している鈴木みのると獣神サンダーライガーですが、鈴木みのるは鈴木軍としてデスペラード・金丸と組んではいるものの、すでに鈴木軍のボスというよりは「鈴木みのる個人」として戦っているかのような印象です。
軍団の長よりも個人の鈴木みのるの方が見てみたいという声は昔から多かったですが、これはついにそういうものが見れているのではないか?と思います。
そんな中でザック・TAKAみちのく・タイチはZTTとしてもうすでに人気が出てきていますし、これは鈴木軍という枠を外した方が全員が飛躍するのではないか・・・
Contents
鈴木みのるが持ってきたのはオープンフィンガーグローブ
鈴木みのるとライガーのあの日の戦い後「2年待ってくれ」とライガーが話してからその何倍の時間が過ぎました。
そんなライガーの30周年記念試合に鈴木みのるが持参したのは何とオープンフィンガーグローブ!
しかしライガーはそのオープンフィンガーグローブを蹴り飛ばし試合が始まりました。
この試合の中で印象的だったのが打撃を連打する鈴木みのるに対してライガーがタックルを入れてマウントを取った瞬間です。
これがライガーの答えか?と。
総合ルールであの日の約束を果たす、あの日の再戦をするということなのか?
そう思ってはいたのですが、試合後に狂気に満ちた表情で片っ端からイスでボコボコにしていく鈴木みのるに対してライガーがマイクを取り「ここは神聖なリングだ、プロレスをやる場所だ」と発言をしました。
となるとどういう試合形式になるのか?という予想をしたいところなのですが、どうも試合後のライガーのコメントが日に日にわからなくなってきています。
鈴木みのる&鈴木軍を新日本プロレスマットから追放したい?
最初は「やってやる」と「そして鈴木みのるが俺に負けたら引退しろ」という発言でしたが、昨日は「あいつ"ら"」という発言が飛び出したことで、デスペラードと金丸も巻き込まれたなぁなんて少し笑ってしまったのですが、今日のコメントがどうにも恐ろしい。
全文は新日本プロレス公式サイトで見ていただきたいのですが、いくつか要点をまとめて抜粋すると怒り方のトーンが当初より過激になっている印象を受けます。
「新日本プロレスというプロレスの戦いをファンは見に来ているのだから、プロレスができないやつが上がるな」
「うちのリングを利用するな」
「なぜ会社は新日本プロレスのリングにあんなやつを上げるんだ」
いわゆる近年のプロレスの試合後のコメントとは違う、昭和とか平成初期のようなリアルなコメントに見えてしまうんですよね...特に会社に対して鈴木みのるをなぜリングに上げるんだ?という苦言を今更になって言い出すというのもとても意味深いように見えます。
「うちのリングを利用するな」という言い回しも、何だか深いものを感じてしまいます。
考えてみるとライガーとタイチの因縁勃発からNEVERへという見るからにプロレスらしいわかりやすい展開が起きたのが先週です。
それからいきなりライガーもタイチもお互いに触れなくなって、いきなりこのライガーと鈴木みのるの抗争勃発したというのも不思議と言えば不思議。
こうなるとライガーと鈴木みのるがプロレスの試合でシングルマッチを行うのか、それとも総合ルールでやるのか、もしかしてやらないという展開もあるのか?
更にはタイチが絡んでくる余白すら残しているという奇妙奇天烈な状態になっています。
ここまでの言い争いの中で、ライガーが負けましたと。
それで「鈴木みのるは強いよ、スゲェ」で終わるとは思えません。
逆に鈴木みのるが負けたとして「これが始まりだ...ライガー、潰してやる...」
みたいなことでもないでしょう。
そして鈴木みのるからは怒りに包まれた大きな愛を感じますが、ライガーに関しては鈴木みのるに対しては憎悪しか感じないような印象です。
二人の歴史の終着駅へ向かうための線路かと思っていましたが、ちょっとこれは何が起こるかわかりませんね。
ZTTへの歓声がたった3日で倍増以上 タイチ人気も上昇止まらず
鈴木みのるがライガーと戦慄の戦いをしている中で、ザック・TAKAみちのく・タイチのZTTは人気急上昇。
新日本プロレスワールドの画面からも「Z!T!T!」と叫ぶお客さんの声が明らかに増えていますし、また「タイチは帰れ!」コールに対しての「レッツゴータイチ!」コールが何倍も上回っています。
帰れコールってのは過半数を締めているからこそ意味があるものなのですが、帰れコールがマイノリティになってしまっているのでこれはタイチもリアクションが取り辛いのではないでしょうか...
そもそもタイチは帰れコールってのはある意味「声援」でしたからね、この声援の形が「レッツゴータイチ」になりそれが上回ってしまった今だと帰れコールは何のための物かわからなくなってしまいました。
でもこれって内藤哲也と似ている流れですよね。ブーイングが声援に変わっていった期間と近いものを感じます。
(内藤哲也へのブーイングは本当のブーイングだったと思いますが)
大歓迎を浴び続けるレスラーよりブーイングを声援に変えたレスラーのほうがスターになるという気もします。
棚橋弘至しかり内藤哲也しかり、そう思うとタイチもここからまだまだ人気が上昇していくのかもしれません。
さて、本日でザック・セイバー・ジュニアの参戦は一旦終了となりますがさんざんYOSHI-HASHIにベルトを見せつけて「挑戦してこい」というアピールをしたのに試合後には「YOSHI-HASHIはないわ」と酷いハシゴの外し方をしています(笑)
まぁそれならYOSHI-HASHIは力で挑戦するしかないですし、きっとチャンスは来るでしょう。
ただYOSHI-HASHIは大チャンスの前に必ずと言っていいほど怪我をしますので...怪我だけはしないように願います。
プロレスランキング