後楽園ホール3連戦のメインはジェイホワイトと後藤洋央紀、石森太二とドラゴンリーのダブル前哨戦でした。
心なしかジェイホワイトへの歓声が増えているのが個人的には嬉しかったです。
実力もルックスもありますから当然なことだとは思うのですが、ダークヒーロー枠はCHAOSが担っているだけにこれからどのようにして支持されていくのかが楽しみです。
Contents
石森太二とドラゴンリーの超絶な攻防がまだ前哨戦ということを忘れさせる
ジュニアなので早い攻防というイメージの3つぐらい先にいる石森とリーの攻防は何度も見てしまいます。
スピードだけではなくパワーに関しても説得力がありますし、これがまだまだ続く前哨戦の1試合だとは思えないぐらいのフルスロットルですから恐ろしいです。
恐らく高橋ヒロムも見ていると思いますが、復帰していきなりこのレベルで戦うとなると相当プレッシャーがあると思います。
ただ、ここに高橋ヒロムが戻ってきて、鷹木信悟やSHOがシングル路線に来たときには本当にヘビー級を超えるのではないでしょうか。
石森太二とドラゴンリー、どちらが勝利してもIWGPjr路線の未来は明るい・・・
ジェイホワイトと後藤洋央紀のテーマはお互いに「踏み台にすること」
新日本プロレスはチャンピオンベルトが増えすぎてしまったことで、トップどころのスペシャルシングルマッチというのが激減しています。
ニュージャパンカップやG1では必然的にノンタイトル戦となりますが、それ以外の通常のシリーズで行われるスペシャルシングルマッチというのは展開にも影響しますし、勝利予測が難しいのでワクワクしますよね。
このシリーズで言えば後藤洋央紀とジェイホワイト、そして石井とEVILというカードが組まれていますがこのどちらがファンに刺さるのか?というところも楽しみです。
ジェイホワイトはオカダカズチカに破れたものの、前IWGP王者という立場ですから小さな踏み台に昇るだけですぐにIWGP再挑戦も見えてきます。
その踏み台としようとしているのが後藤洋央紀となるわけですが、後藤洋央紀からすれば前IWGP王者のジェイホワイトを倒せば踏み台どころか脚立ぐらいになるかもしれません。
勝利した方が一気にチャンスを手にすることができるというノンタイトル戦ですが大一番になりそうですね。
ところで、試合後にジェイホワイトは「あんな40歳の初老が」とコメントをしましたが・・・それを読みながら来年40歳になる私は複雑な気持ちになりました(笑)
2つの金的、いや4つか、6つか?矢野とジェイホワイトの金的攻撃
この試合ではジェイホワイトが後藤洋央紀に金的攻撃をしてからブレードランナーで3カウントを奪いました。
これには大ブーイングですし、ジェイホワイトは日本各地で金的攻撃をしている金的常習犯ですから全国各地で金的からのブーイングを受けています。
しかし、この日にNEVER6人タッグを手にした矢野・真壁・田口組の中の金的攻撃担当矢野通に関してはいつも大歓声を受けます。
今日も試合後に襲ってきたタマとタンガにダブルで金的攻撃を食らわせてからの真壁のラリアットという流れには大歓声でしたし、僕も「GBHを正式に復活しようぜ!!」と喜んだわけです。
同じ反則、同じ金的攻撃でも見ている人の印象やリアクションが違うというのは矛盾とか贔屓とかって思う少年少女がいるかもしれません。
しかし・・・人生とはこういうものなのです。
同じことをしてもカッコいいと言われる人もいれば気持ち悪いという人もいます。
セクハラなどもそうです、イケメンが言えば「素敵!」となることでもキモいオッサンが言えば「セクハラ!」となり最悪の場合は職を失うのです。
学生などでもそうですよ、クラスの人気者が転んだ時と暗いオタクの子が転んだ時では周りのリアクションは違います。
プロレスに話を戻せば、内藤がツバを吐けば大歓声ですがこれをジェイがやればブーイングです。
オカダカズチカがドロップキックをすれば会場が揺れるほど歓声が上がりますが、ヤングライオンが同じぐらいの高さのドロップキックを打っても「おーよくやった」と拍手が上がるぐらいです。
プロレスで起こることは人生の参考になります。
矛盾、理不尽、贔屓、そんなことは当たり前に起こる中で「それなら自分はどうなりたい、どうしよう」と考えることが大切だと思います。
新学期が始まっている中で上手く生活が行ってない学生さんもたくさんいる時期でしょう。
今年のゴールデンウィークは長いですが、最終日に落ち込みすぎて人生を捨てるようなことはしないでください。
日本は夏休み最終日の自殺が最も多いと言われますが、今年のゴールデンウィークは長いが故に同じような現象が起こるのではとオッサンは心配しています。
でもプロレスラーはやられても起き上がります、立ち上がります、負けても次の日に逃げずにリングに上がります。
あの姿がカッコいいと思うなら、思いっきり影響を受けてみましょうよ。
プロレスランキング