映画館で予告編を見てからというもの
ずっと見たいと思っていた映画LIFE

この映画は真面目に働く人間への
熱いエールのように感じる内容です。

雑誌LIFEに勤務すること十数年
写真のネガ管理を暗い倉庫でしている
平凡な男ウォルターが主人公。

ある日、LIFEが買収されてしまい
時代遅れの紙媒体が無くなることになります。
要するに、廃刊になるということです。

このLIFEの写真を撮影しており
世界中を旅している写真家ショーンから
「この写真を表紙に使ってくれ」と
最後の表紙となるべきネガが届くのですが
ショーンが指定している25番のネガがどこにもない。

ウォルターはそのネガを突き止めるために
ショーンを探して世界中を飛び回ることになります。

普段は電車のホームで「自分がヒーロだったら」と
近所の家事をさっそうと救う姿や
意中の女性が自分に好意を抱くような妄想をする癖があり
平凡な現実から妄想の世界で抜け出しているウォルターも
北極圏で、イスラム圏で、ヘリの上で、海の中で
火山で、雪山で冒険をする中で妄想をすることはなくなり
たくましい男になっていきます。

しかし・・・

視聴者として自分が共感を持てたのは
ウォルターが冒険に出るまでの世界。

その世界とは現実の平凡な世界で
たまに妄想をして自分の別の世界を想像する
そんなところまでです。

「人生を変える冒険をしよう!!」

なんて・・・思っていてもできませんし
こんなことができたらいいな、という映画の世界に
途中から変わってしまうのです。

そこからは普通の面白い映画として見ていたのですが
クライマックスで印象がまた変わりました。

様々な冒険をしたウォルターですが
最後のシーンは会社と路上。

手に入れたネガを会社に届けて
退職金の手続きをして外に出る。

そして、路上の売店で目にしたLIFEの最終号を目にすると・・・

その表紙には、ショーンがどこからか撮影していた
ウォルターの写真だったのです。

LIFEの写真を真面目に平凡に管理し続けた男
ウォルターこそが、LIFEの象徴だったのです。

この映画が伝えたいことは平凡な日常を壊すとか
冒険に出るとかそんなことではありません。

真面目に平凡でも頑張る当たり前の大人たちを
全力で応援し、認めてくれる、そんな映画です。

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