YOH選手が競馬風な表現をしているので

昨日の福井大会の試合後コメントを見ていると、YOH選手のコメントが競馬(競走馬)に自分を例えたコメントをしていました。
お忘れの方もおられると思いますが私は競馬本の著者なのでこれは嬉しかった・・・のですが!!
悲しいかな新日本プロレス公式サイトの担当の方は競馬には興味が無いのかなと思った点がありました(笑)

「1試合、1試合、地方を回っているのに、メインを締められないっていうのは悔しいけど、俺はタイプ的に(終盤で巻き返す)“指し”の選手だから。広島(まで)、第3コーナー、第4コーナーを曲がったあたりからどんどん加速して行くから」

「指し」じゃなくて「差し」っす(笑)
3コーナー・4コーナーから加速して行く差し馬ですね。
まぁ競馬好きな人からすると3コーナーから加速だと「マクリ」をイメージする人もいると思うのですが、そこまでゴチャゴチャ言う人がいたらちょっと面倒な人でしょう(笑)

さて、差し馬とは言っても「実力も人気も無いけど一発狙う差し馬」なのか「実力と人気を兼ね備えた差し馬」なのかで立場が違いますが、SHOとYOHは王者組なのですから後者であってほしいのですが。

このシリーズの前哨戦ではロスインゴが連勝しているので、即ち挑戦する側のBUSHIと鷹木が「逃げ・先行」でリードしているわけですがこれを絶妙なタイミングから追い出して差し切るというのが王者の仕事ですね。

前回のタイトルマッチも最後の最後にコードブレイカーをキャッチした状態からの3Kという一瞬の差し脚で王者組を倒したSHOとYOH。
平成から令和へと時代が動く中、平成最後のIWGPjrタッグ王者にして令和最初のIWGPjrタッグ王者となれるのでしょうか。

こと競馬に関しては逃げ・先行馬の方が有利なもので(不利を受けることが少ない&脚を余すことが少ない)馬券的にいえば私は逃げ・先行が好きですが、競馬に関して言えば差し・追い込みの方が当然魅力を感じます。
苦難があって耐えて我慢してそれでも最後の直線で道が開けるというのは人生を感じますからね。

※競馬アプリ「うましり」のテーマ曲として私が作詞作曲した曲がありますが、その歌詞もそのような人生が題材になっていたりします。
https://youtu.be/fNPquSaivu8

競馬とプロレスというところで言うと、オカダカズチカというのは帰国当初は謎の差し馬だったのでしょう。
それが棚橋弘至という先行押し切りができる絶対的な王者を一発で差し切ったと。
そしてIWGP連続防衛記録を出したときのオカダカズチカは逃げ馬、そこから先行馬になったのかなと思います。

一方の棚橋弘至は徐々にゲートを出るのが遅くなって先行できなくなっていますが、昨年のG1では見事に差し切りました。
その勢いは東京ドームまで続きましたがこの時期はいい風が棚橋弘至に吹いていたので「展開待ちをする差し馬に連続して展開がハマった」という感じだったのかなと思います。

恐らく復帰してくれるであろう棚橋弘至は、これから「前が崩れることを祈って展開が向くことを待つ差し馬」として戦っていくのか、それとも「自分からレースを作っていく逃げ・先行馬」に戻るのか?というのは楽しみなところです。

競馬とプロレスは似ているところが結構ありますからね。
IWGP路線、インターコンチネンタル路線とかは長距離路線とか短距離路線のような別のルートにも置き換えることはできますし(まぁタッグマッチは競馬にはないですけど)馬にもそれぞれ個性がありますからね。
それこそ前哨戦もありますから(笑)

元々、私に競馬を教えてくれた人が新日本プロレスファンでもあったのですが、私の読者様にもプロレスファンが多いですからやはり何か共通して惹かれるポイントがあるんだろうなぁと思います。

なので新日本プロレスとJRAがよくコラボをするのはとてもマッチングしていると思うんですよ。

プ女子が増えている中で、競馬もウマジョと呼ばれる若い女性のファン層が増えていますし、当然昔からのマニア層やオッサン層もいるというところも似てますからね(笑)


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