佐藤哲三騎手、引退

この画像は、僕が最も好きな騎手であった佐藤哲三騎手の
ラストレースのワンシーンであり、このワンシーンが佐藤哲三騎手の
騎手生命を奪ったシーンでもあります。

左上腕骨開放骨折
左肩甲骨骨折
L4(腰椎)横突起骨折
左尺骨骨折
右大腿骨骨幹部骨折
左足関節脱臼骨折
右第一肋骨骨折
右肘関節(尺骨)脱臼
右下腿部裂創
外傷性気胸

凄惨な怪我。
血管と神経も損傷し、6回の手術をして復帰を目指していましたが
無念の引退となってしまいました。

落馬してから2年。
辛い2年間だったと思います。

相手がどれだけ強い馬でも、2着狙いではなく勝ちに行く姿勢。
馬を信頼し、数々の名コンビを作ってきたハート。
無愛想に見えますが、会心の笑顔が出た時の愛嬌。

僕が人生の中で一番大きな金額を1点買いしたのは
佐藤哲三騎手とタップダンスシチーでした。

馬券ファンとして、信頼に値する騎手でしたし
『佐藤哲三に突っ込んで負けたら仕方ねぇ、明日から飯抜きでいい!』
そう思える騎手でした。

競馬の、勝負の魅力が1つ減ります。

それについては非常に無念ではあるのですが
佐藤哲三騎手の命があってよかった、そう思うことにします。

でも、10年後でもいいので回復することがあれば
誘導馬に乗ってる姿ぐらい見れたらいいなぁと思います。

お疲れ様でした、競馬を好きにしてくれてありがとうございます。

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