新日本プロレスワールドではマディソンスクエアガーデンに向けて沢山の選手がインタビューに答えている動画がアップされてます。
これまでに棚橋弘至選手、オカダカズチカ選手、ウィルオスプレイ選手、ジュースロビンソン選手&デビッドフィンレー選手がアップされていて、これらは新日本プロレスワールドの動画ですがフリーで見ることができます。
https://njpwworld.com/search/tag/box_9_en
そして今回はBULLET CLUBからジェイホワイト選手、タマトンガ選手、タンガロア選手が登場。
https://njpwworld.com/p/o_original_0134_11
僕の個人的感想としては結構面白かったという感じです。
ジェイホワイト選手はなるべくキャラを維持しつつも、どうしてもシチュエーション的に素のジェイが出ている感じもしましたし、タマトンガとタンガロアはいつものままという感じで仲良さそうだなと思いました(笑)
内容としてはジェイホワイト選手は意思が強いというか一本自分の中の筋が通っているなぁという印象はヤングライオンのときからかわっていなくてこれが彼の強さの秘訣なのかな?と。
面白かったのは、ジェイホワイト選手としては「マディソンスクエアガーデンに何の思い入れもないし凄いとも思わない」というスタンスで、それを話した直後に「タマとロアはお父さんがマディソンスクエアガーデンが試合をしているけど」と言われた時(※父はキングハク選手)話の流れとして困ったのでしょう、タマ選手とロア選手が言葉がパッと出てこないのでジェイホワイト選手が話し始めたところですね(笑)
これ誰しもプライベートで経験したことがあるような会話の展開じゃないですか。
例えば「俺は田舎暮らしとか興味なくて、何もないじゃないですか?」「そうなんですかぁ、あ、でも○○さんは田舎暮らしのために家を買ったんですよね?」「・・・」みたいな(笑)
ただジェイホワイト選手は「マディソンスクエアガーデンで戦ってきた偉業は凄いと思うけど別に試合に興味はない」とフォローしつつも意見は変えないってところにこだわりを見せてくれました。
未来を見る選手、過去と戦う選手
ジェイホワイト選手は過去は過去、そうではなくて今自分が歴史を作り未来のファンに語り継がれればいいというスタンスです。
まぁ未来のファンがその時に見ているのは過去のジェイホワイト選手なので、重箱の隅をつつくように考えれば矛盾していたりもするのですが、でも言わんとすることはわかります。
今を戦い未来と戦うというような考え方ですし、やはりこの辺りは若い勢いのある人間の考え方ですね。
これはオカダカズチカ選手も同じ様な意見ですし、そんな二人が未来を作るための試合がマディソンスクエアガーデンのメインイベントなのでしょう。
ただ過去と戦うという考え方もプロレスでは1つのロマンでもあると思うのです。
中邑真輔選手が「過去と戦ってなにが悪い」と発言したことがありますし、棚橋弘至選手も新日本プロレスを変えるためにアントニオ猪木の写真を道場から外したことやストロングスタイルとの戦いというのも過去との戦いの1つでしょう。
もちろんこの二人は下降する新日本プロレスを太陽と月として再度照らして輝かせるために、過去と戦いながら今を作りそして未来を開く必要がある使命があったわけですが、過去との戦いに勝利したからこそ新日本プロレスの今の人気があると思いますのでやはり過去を見ることも重要であると思うのです。
一方で年齢的にもですし、新日本プロレスがかなり立て直ってから帰国しているオカダカズチカ選手と爆発的人気になってから帰国しているジェイホワイト選手は過去よりも今との戦いと未来への戦いという意識が強いこともまた当然だと思うわけです。
このような部分もまた今の新日本プロレスの面白いところだなぁと僕は思うんですよね。
内藤選手と飯伏選手もぜひこの新日本プロレスワールドのマディソンスクエアガーデン大会へ向けてのインタビューがあると嬉しいのですが、彼らの場合は未来でも過去でもなく「プロレスが大好きだからプロレスをしている今しか興味ないぜ」って印象があります。
そう考えると、マディソンスクエアガーデンでオカダカズチカVSジェイホワイト、内藤哲也VS飯伏幸太があるのはとても楽しみですし、欲を言えば棚橋弘至の対角線上には中邑真輔が立っていてほしかったなと...
5年後ぐらいに棚橋弘至が40代後半になり内藤哲也や飯伏幸太や後藤洋央紀などが完全にベテランとなり一歩引いた状態になって、新日本プロレス人気が落ち着いてしまった時に過去と戦うオカダカズチカとジェイホワイトも見てみたい気もするんですけどね。
ただ1つ言えるのは、どう転んでも新日本プロレスは面白いだろうな!ってことです。
僕でも30年近く新日本プロレスを見ていて「面白くねぇ・・・」と思ったのは総合ゴッコを明らかに嫌々選手達がしていた時期だけですからね(笑)
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