ジェイホワイトが感じているプロレスが愛される理由

友人から「新日本プロレスを世界で見せるならオカダと棚橋か内藤で良かったんじゃないか?」と言われたのですが、確かにその方がわかりやすいですし僕も見たいと思う気持ちは強いです。
というかマディソンスクエアガーデン大会がパラレルワールド的に沢山あるなら、見たい組み合わせは20個じゃ足りないぐらいあります(笑)
それぐらい今の新日本プロレスは選手層が半端ないですからね。

新日本プロレスから離脱していく選手が多い傾向にある不安はありますが、逆にこれで中邑・アンダーソン・AJ・ケニー辺りがまだ残っていたら新日本プロレスは更にベルトを増やしていたかもしれませんよ(苦笑)

そんな中で若いジェイホワイトがIWGP王者として君臨していて、対世界となるマディソンスクエアガーデンのメインイベントに立つということは彼への信頼度が高いことはもちろん、彼が背負っているものが非常に大きいことを意味しますし、それでいてその重荷に潰されない強さがあると評価されているからでしょう。

ジェイホワイトが背負う「プロレスファン以外へプロレスを届けること」

ジェイホワイトを最初に新日本プロレスで見た時に「イケメン外人やん!これは人気出るぞ!」というのが第一印象でした。
インタビューでは真面目な好青年であることがわかりましたし、またその中に持っているプロレスへの愛情と芯の強さ、新日本プロレスが大好きなことが伝わってくる選手でした。


そして抜群に整っているのは顔以上に環境といいますか、ジュースロビンソンやデビッドフィンレーという新日所属の外人選手が同志としてライバルとして存在しているということです。
将来的にも彼ら3人が新日に所属したままであれば、外人闘魂三銃士じゃないですけど素晴らしいライバル関係として物語が生まれるでしょうし、例えばオカダ・SANADA・EVIL対ジェイ・ジュース・フィンレーなんてカードが大盛り上がりしているかもしれません。


ジェイホワイトが新日本プロレスワールドでのインタビューで、海外遠征時代に話していた言葉があります。

「プロレスを知らない人にはピンとこないかもしれないけど、プロレスはスポーツでありエンターテイメントであり他にない世界で1つのもので、プロレスにはドラマが詰まっている。戦いの中で人間同士の情熱が溢れていて、ショーでありエンターテイメントであり戦いでありそれがプロレスが愛される理由なんだ」

まぁ、今では本人がファンから進行に支障が出ていそうなぐらいのブーイングを浴びていますが(ブーイングもやり過ぎはよくないです)彼の言うプロレスがファンに愛される理由というのはまさに的確ですよね。

ただ、マディソンスクエアガーデンという舞台で見せるものはプロレスファンだけではなく対世間でもあります。
「新日本プロレスがマディソンスクエアガーデンが大会を行う」というのは、プロレスファンじゃない人も興味を持つでしょうし実際に僕の知る限りでもこれを機会に新日本プロレスワールドを契約するという人も結構いるのです。

その舞台のメインイベントにIWGPを巻いて登場するジェイホワイトは「プロレスを知らない人にはピンとこない」から「プロレスを知らない人でも見たらわかる」というぐらいのスポーツ・エンターテイメント・戦いを見せるという使命があります。

外道さんと結託してからは極悪人の道を進んでいるジェイホワイトですが(何年か前の新日本プロレスワールドでedo not gedoなんてやっていたのが伏線だったのか・・・笑)彼のSWITCH BLADEが次々と新日本プロレスの未来への道を切り開いていく姿に期待してしまいます。


何にしてもマディソンスクエアガーデンが楽しみですし、今後はジェイと内藤・SANADA・EVIL・飯伏・後藤なんて抗争も期待できるわけですから相当楽しみです。
このままヒールとして突き抜けている状態だと、例えば内藤と絡んだ時にファンが内藤をただのベビーフェイス・スターダスト内藤みたいな扱いをしてしまうことでロスインゴが消される可能性があるな・・・とか考えると、その時に内藤がどう動くか?という楽しみも出てきませんか。

0から1へ、物語のスタートラインを今現在一番持っているのは恐らくジェイホワイトですからね。


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