YOSHI-HASHI復帰!ELITEは新日から離れる?ジェリコも来ない。KUSHIDAも不可解。そんな1・5

例年の1月5日後楽園ホール、何かが起こるイッテンゴに比べると
何も起こらなかったイッテンゴとなった印象になりましたが
1つ前で書いたKUSHIDAの件(今回も書きます)であったり
ELITEがいないこと、ジェリコも来ないことなど
「大したことが起こってないことが大したことになっている」のではないか?
そんな嫌な空気を感じるイッテンゴになってしまったのではないでしょうか。

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YOSHI-HASHI電撃復帰戦

当日発表だった対戦カードですが、メインイベントでのYOSHI-HASHI復帰戦は意外でした。
というのも、新日本プロレス公式スマホサイトでの日記を見ている限りでは
まだつい先日から受け身の練習をし始めたぐらいですし、1ヶ月前にはまだ
2キロのダンベルでトレーニングしているという状態だったはずです。

ただ、ついに「本来の物語」であった棚橋・YOSHI-HASHI・オカダの並びが
達成されたというのは素直に嬉しく思いました。

ただ試合としてはYOSHI-HASHIは復帰戦を飾れずに敗北。
棚橋も試合後にジェイからブレードランナーを食らいKO。
また、これも先日書いた「それはどうなの」という通りで
オカダがファレにKOされてしまうという散々な状態に。

棚橋とジェイのIWGP戦は確実なのでしょうけど
「オカダの下降線上には毎度ファレが登場する」パターンはどうなのでしょう。
またこれってどこかの会場でメイン棚橋VSジェイ、セミでオカダVSファレの場合
オカダが勝利したらほぼ確実に棚橋がジェイに負けるような・・・
かと言ってファレにオカダが負けたらもうどん底すぎるどん底なので
それこそWWEにでも行くのでは?と思ってしまいますよね。

メイン後、もしかするとIWGPへの挑戦を訴えていたジェリコが登場すると思っていたのですが
結局ジェリコはこの大会には登場せずということで、恐らくELITEと共に・・・でしょうか。

タイチがインターコンチネンタル奪取へ動いた

これも「もういいでしょ」と前日に書いていたロスインゴと鈴木軍の激突。
5人がベルトを巻いて登場したロスインゴが敗北するというデジャブ体験。

内藤はタイチに負けてインターコンチネンタル戦
EVILとSANADAは鈴木とザックに負けてタッグ戦
BUSHIと鷹木はデスペラード・金丸に負けてタッグ戦

内藤が腕を痛めたようなのが心配ですが、何事も無ければ
近場のビッグマッチでロスインゴVS鈴木軍の3大タイトル戦となりそうです。

個人的にはタイチの気迫が凄かったので凄く楽しみということと
「窓際鈴木軍」なんて言葉も出ていた中で、これまたELITEがいなくなるからなのか
また勢いを増して行きそうな予感もしますね。

タイチとザックが不穏な発言をしていたことで鈴木みのる追放とか
下剋上の可能性もありましたが、もしかしたらそれは無くなったのかもしれません。

何にしてもタイチのマイクアピールで大盛り上がりになったことが全てで
ロスインゴファンが多い会場なのにタイチへの声援が多かったということは
タイチへの期待が高いということでしょう。

あと・・・単純にロスインゴファンの人でタイチファンも兼ねている人が多い(笑)

もちろん全てではないですが、これ面白いもので僕もバンドしていた時代があって
バンドのファンでもあるのでわかるのですが、基本的にロスインゴファンの人って
元バンドファン、元バンギャとかが多い印象です。
ってのは同じ惹かれ方をするんですよロスインゴって、いい意味でキャラ物感があるからでしょうね。
そしてタイチもまたそっち方面の人から支持を得るタイプです。

また内藤哲也とタイチの共通点としては会社に噛み付くし言いたいことも言う。
年齡も近いし、ふざけていてもいざとなれば試合が良いなど似ている部分が多いので
僕も内藤もタイチも好きですし、そういう人は結構多いと思うんです。
※というか嫌いなレスラーがほぼいないですけども。

なので「またロスインゴと鈴木軍?」と最初はイラッとしましたが
それは内藤と鈴木みのるがまた1年かけてやり合うのは嫌だなというだけで
この構図なら面白いと思いました。

ただタイチ・ザックのタッグはEVIL・SANADAにリーグ戦で勝利しているので
そちらへの挑戦権もあると思うんですよね。
愛知県体育館でめちゃくちゃおもしろい試合をしたカードですから
これもどこかで再戦してほしいなぁと思います。

ただそれをやりだすと上半期はロスインゴと鈴木軍の抗争が続きますので
どうしても新日本プロレスのストーリーの中心ではなくなりますけどね...

高橋裕二郎とチェーズがBULLET CLUBに電撃復帰

NEVER6人のタイトル戦、ここでベルトを手にして
真壁と矢野が完全に雪解けとなる期待をしていたのですが
試合は「グッドガイ」になったタマトンガらBULLET CLUBが勝利。

試合途中でELITE側であった高橋裕二郎とチェーズが加勢に加わり
BULLET CLUBに出戻りという形になりました。
試合後のコメントを見てもタマが「別れてしまってからもBULLET CLUBだと思っていた」と言い
高橋裕二郎も「俺達は常にBULLET CLUBだったんだ」ということで、まぁハッピーエンドですね(笑)

もちろん、これが今日の大会にELITEが参戦していない間に行われたということは重要で
プロレス的に考えれば「高橋裕二郎とチェーズがELITEを裏切った」という構図が美味しいのに
ELITEがいない時にサッと戻って終了というのはやはり不可解です。
「あいつらは俺たちのことなんてほったらかしなんだよ」ぐらい言うだけでも違うのに
誰もELITEのことを話題にしないままの出戻りですからね。

また昨日で言えば試合後に棚橋がケニーに対しての言葉が少なく
質問に対してもあまり答えないスタンスであったことから続いて
今日は実況解説陣もほぼELITEの話題に触れず、またこのBULLET CLUBの面々も
試合後にELITEのエの字1つ、ケニーのケの字1つ出していません。

唯一、ジェイが1回だけ「ケニー」という言葉を試合後に使っただけで
何か「ELITEなんて最初からいなかった」ぐらいの空気になっています。

まぁ、現時点では出場できないというか話題にできない理由もあるのでしょう。
そして今後新日本プロレスとどういう関係性になっていくのか?に関しては
新日本プロレスとROHとALL ELITE WRESTLINGでの話し合いの結果次第なのではないかと思います。

もちろんすでにそれが確定しているので今の状態かもしれませんし
スポット参戦という形で今後も繋がるのかもしれません。

気になるのは飯伏ですね。怪我も気になりますし、彼の立場がどこにあるのか?
もしかして板挟みになっているのかもしれませんし、それで怪我までしたのであれば
相当ダメージが大きいでしょう・・・とても心配です。

さて、この試合後には田口が石森に挑戦するようなコメントを出しました。
最終的には笑いあるコメントでもありましたが、なんだか田口が急に
「ジュニアのトップ」だったころのような気配を出したように感じます。

ただ、これもまた不安に繋がらなくもない理由があります。

KUSHIDAは新日本プロレスに必要なんです

新日本プロレス本隊のジュニアを背負っているのは紛れもなくKUSHIDA。
ロスインゴは高橋ヒロム、CHAOSにはオスプレイ、ELITEにはマーティスカル。
BULLET CLUBには石森とこの5人でベルトが回るだけでも相当面白い面子です。
※デスペさんも加わってほしい。

ただ、この中でもやはりKUSHIDAというのは本隊の人間ですから重要です。
いくらユニット時代でも、ヒールが人気になると言っても
それらが成立するのはまず本隊という存在があるからです。

KUSHIDAと棚橋が本隊のジュニアとヘビーにいるから
本隊が成立していると言っても過言ではない選手だと僕は思っています。

しかし・・・東京ドームでの感想ブログもそうですし、たまらず書いてしまった
1つ前のブログでもそうなのですが、KUSHIDA選手がこれから先ずっと
新日本プロレスにいるのか?というところでの疑問と不安が猛烈に湧いてしまいました。

12月30日のKUSHIDA選手の日記を新日本プロレス公式スマホで見た時は
「ただなんとなくのエルボー」という題材で、プロレスについての話や価値観を
書いてくださっていて、とても楽しく読ませていただきましたし
「早く来い来いイッテンヨン」で締められていたので、ただただ石森戦が楽しみでした。

ただ、石森戦での己を削るかのような気迫と、敗北してリング上でまさに大の字になり
長い間なにかを考えているような、何かをやり遂げたような姿に見えたことが気になりました。
試合後も特にコメントはなかったはずです。

そして今日のイッテンゴ、後楽園ホール大会では永田さん・ジェフコブと組んで
石井・後藤・オスプレイとのカードが組まれました。

一見すると「後藤とジェフコブの前哨戦」であり、NEVERを取ったオスプレイの
次の相手としてKUSHIDAが浮上する試合なのかなと思いました。

しかし、まずやたらと石井がKUSHIDAに対して挑発をしながらバチバチと打つ。
KUSHIDAもバチバチとやり返す、そして後藤もKUSHIDAに厳しい攻撃を入れる。
そしてまたKUSHIDAも逆水平チョップの連打を後藤に打ち込んでいく。
考えすぎて見ているから、そういう可能性も十分にあるのですが
長年新日本プロレスを見てきて、あまりなかった絵に見えました。

そして終始KUSHIDAが目立つ試合の中で、オスプレイとも激しくやり合い
「KUSHIDA!勝ってNEVERだ!」と応援していると、、、そのままオスプレイに敗北。

更には試合後に、シングルマッチでもタイトル戦でもないただの6人タッグの中で
KUSHIDAとオスプレイがグータッチ、オスプレイがサムズアップしてから
どういうわけかKUSHIDAに頭を下げた光景が不思議に見えました。

その横では、「本隊とCHAOSが組んでいく流れ」であるにもかかわらず
石井と永田が突然の遺恨勃発的に乱闘をしていたので
要するにこのKUSHIDAとオスプレイの行動というのは、オスプレイとKUSHIDAでの
本隊とCHAOSはこれから結束していこうということと
納得していない石井(後藤も?)や永田の対比であるだけなのかもしれません。
本隊とCHAOSがただ合併するわけじゃなくて、そこまでにはまだ困難があるだろうし
そこに関わりたくないと思う本隊とCHAOSの人間もいるのではないかということも十分想像できます。

いや、そう思おうとしていた矢先に見たオスプレイの試合後のコメントが
更に不安を駆り立ててくれました(苦笑)

「俺はKUSHIDAをリスペクトしている、まぁまた試合することになるかどうかわからないけど
彼のことは変わらずリスペクトしている。CHAOSとか関係なく一人の男として。」

ただのタッグマッチで急にこんなこと言うかよ?(笑)
急にリスペクト表明、そして「また試合することになるかわからないけど」って
新日本プロレスに在籍していたら別にいつでもタッグマッチなりタイトル戦で顔を合わせる2人でしょ。
この3年間でも結構な回数の試合をしている2人ですよ。

「KUSHIDAとはこれからも戦っていくけど」の誤訳じゃないの?
「また試合することになるかわからないけど」なの?本当に?

それに加えて、その言葉に接続して「彼のことは『変わらず』リスペクトしている」も妙。
そして僕の「CHAOSと本隊の結束のグータッチだよな!」と思おうとしていた思いは
「CHAOSとか関係なく一人の男として」という余計な一言で破壊(苦笑)

もちろんCHAOSとか関係なくというのは普通の言葉ではあるのですが
本隊とCHAOSがこれから更に共闘していく流が自然だと考えた場合だと
出てこない言葉だと思うんですよね。

ま!僕としては次の大会から普通にKUSHIDAが出場していて
ビッグマッチにはELITEもいてって新日本プロレスを願っています。

まぁ山場は来週の東スポにその手の記事が出るかどうか!でしょう。
中邑の時のパターンだと、そこで何か報道が出ましたからね。

本当にこの時期は新日本プロレスファンとしては怖い時期ですよね(笑)
契約更新時期でもあり、イッテンゴでの動きがあり
そしてそれを保留した状態でFANTASTICA MANIAが行われる。
FANTASTICA MANIAは大好きなんですけど、心がモヤモヤした状態で
1週間ルチャの世界に行くというのが何とも...

と1月のFANTASTICA MANIAの話が出たのでついでにもう少し先の
2月の話になりますが、THE NEW BEGINNING USA in Los Angeles
THE NEW BEGINNING USA in CharlotteとTHE NEW BEGINNING in SAPPORO2連戦を
かぶらせたことについては札幌のファンの人は相当怒ってますよね。
そのお気持ちはとてもわかりますよ、だって確実に選手が分散しますから。

確か、これってチケット売った後に発表だったんですよね。
そりゃ札幌大会を楽しみにしていた人は怒るでしょう。
2連戦=初日インターコンチ・2日目IWGPとかって思うのが当然ですし
そうでなくても好カードが2日間あると考えるのが普通。

もちろん今の飽和状態でドームに出れない選手がわんさかいる状態なので
この戦略は間違いではないと思いますが、海外大会に出る選手によっては
1大会でやれることを2日間にわけただけの大会になるかもしれないですからね。

2020年はドーム2日間もあるわけですから、国内をあまり軽視せずに
両立するような方法でやってほしいものですし、同時にやるのではなくて
それこそ海外でやる時は全力総出で新日本プロレスの凄さを海外で見せてほしいですよ。
そうじゃないとどちらのファンも満足できないと思いますからね。


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