新日本プロレス WORLD TAG LEAGUE 2018 開幕

ついに開幕、新日本プロレスの年末シリーズWORLD TAG LEAGUE 2018!!
神奈川・藤沢市秩父宮記念体育館からスタートして来月まで続くシリーズですが
同門対決有り、若手コンビあり、第3世代あり、各ユニットの覇権争いもあり
またリーグ参加ではないにしてもオカダ・棚橋のタッグもシリーズ中盤でありと
誰が一番インパクトを残せるのか?というシリーズですね。
・・・まぁまた王者の多くは不出場なのですが。

エルガン・ジェフコブの超怪力コンビと上村・辻のヤングライオンの対決から
大会がスタートしましたが、ヤングライオンの成長は著しいですね。
タッグリーグに吉田・海野がエントリーしたことへのジェラシーがある中で
「俺たちを舐めるんじゃねぇ」という気持ちが全面に出ていてました。
これぞ新日本プロレスのヤングライオンですし、こういうところから見ておくと
10年後により感情を入れて見ることができるのがプロレスというジャンルです。

まぁ、エルガンとジェフコブに勝つのは無理な話でしたし
殺す気か!という技を発動してきましたが、こんなワンシーンだって未来への伏線になるのがプロレスの面白さですよね。

成田・本間VSタイチ・ザックの試合も面白い試合でした。
何かと話題のTAKAみちのくがセコンドについていつものマイクアピールをしましたが・・・
やっぱり、少しね、ちょっとファンの中でも頭をよぎることがあるのでしょう。
シーーーーンからのクスクス笑いになるという状態に。

まぁ、これは仕方ない部分がありますし、一昔前ならヤジの嵐でしたから
棚橋選手とかもう気の毒な時期がありましたし・・・
世間的にはこの手のスキャンダルへの批判は昔より増えていますが
プロレスは逆に今がブーム状態なのでファンが優しいですので助かったと思って
あまり気にせずにやり続けていくというのがいいのではないでしょうか(汗)

この試合は残念ながらタッグリーグに出れなかった本間選手が気持ちを爆発させてましたが
やはり復帰からまだ時間もたっていないので、怪我前の本間選手と比べると動きが重いですし
逆水平チョップ1発取っても迫力が無くなっているなぁという印象です。
でも、来年こそはきっと真壁選手とタッグリーグで大暴れしていると信じたいですね。

試合全体で見るとザックが好き勝手サブミッション大喜利をしていたわけですが
やはりタイチ選手の存在感はましていますし技の迫力もあります。
それでいてやはりしっかり成田に胸を貸して「かかってこいよ」という態度でした。
最後は天翔十字鳳で成田の意識をふっとばして貫禄勝ち。

鈴木軍対決も興味深いものがありました。
ボス鈴木みのる・飯塚・デスペラード組VSランスアーチャー・デイビーボーイスミスjr・金丸で
鈴木みのる・飯塚とKESの2人は前哨戦となりますし、デスペラードと金丸はタッグ王者同士の対決。

鈴木軍らしい戦い方を双方がして妙に噛み合う面白い試合でしたし
本来ならスリーパーからパイルドライバーに行く鈴木がスリーパーにいくフェイントから
クイックでパイルドライバーで決めるという普段使わないムーブを開幕戦から披露するというのは
鈴木みのる選手もまだまだ変化を求めて進化を求めているんだなぁと感じました。


僕ね、ランスアーチャー好きなんですよ。
こういう迫力あるでかい外人ってプロレスの醍醐味じゃないですか。
デイビーボーイ・スミスjrも好きですが、彼らはシングルで見たいという思いもあるんです。

シングルプレイヤーとしても素晴らしいですし、G1参戦して暴れてほしいものです。
契約問題とかもあるでしょうから、いつまで新日本プロレスに上がるかわかりませんけどね。

Contents

海野・吉田組はプロレスの未来

新日本プロレスの海野、KAIENTAI DOJOの吉田。
団体を超えた若手ライバル同士がタッグを組みリーグ戦にエントリーしている今回ですが
結果は残せなくてもインパクトを残すことは必須となります。

が・・・その前に大きなインパクトを残したのは対戦相手のジュース。

ランディ・サベージのコスプレやん(笑)
いや~ジュースってルックスもいいし試合もいいし、正統派で行ってほしいなぁ。
これ以前もやりすぎな感じがしていたけど・・・
というか、最近のファンってランディ・サベージとか知らんだろうに。
ランディ・サベージを知らないと「何このファッション?」て思われるだけなのでは。


それでも試合でインパクトを残した海野と吉田。
「数年後に彼らのシングルだけで客が入るな」と思える素質があると思いますし
トップロープから飛んできたジュースをフロントスープレックスで投げた海野はお見事でした。
海外武者修行で化ける必要がもうないレベルなので、棚橋みたいに国内専念で育てて行くほうがいいのではないか?

1勝できれば御の字のキャリア、今回は負けてしまいましたが
なんとか1勝してほしいですし、第3世代を超える可能性はあるのではないかと思います。
いや、そろそろ第3世代を超えるヤングライオンが出てこないとダメでしょう!!

天山・小島・中西・永田 第3世代はまだまだ燃える

そんなヤングライオンがそろそろ超えないといけない第3世代。
新日本のシリーズに出場することが本当に減ってしまって、フェードアウト状態ですが
それでも今回のタッグリーグにエントリーされて「まだまだ健在」というところを見せてほしい。

そんなことを思っていましたが、やっぱりこのレベルの選手達になると
出てくるだけでみんなが知っているし、それだけでオーラがあるわけですよ。

多少錆びついたとか、そりゃ当然ですよ。アラフィフまでプロレス界を背負ってきたんですから。
ただ、少々錆びた刀の方が怖いってこともあるんじゃないですか?
この第3世代対決でコンディションを確かめあって、ここからは今のトップ選手であったり
若手であったりという対決が続いていくわけですから、ただの白星配給係で終わってほしくないですし
永田VS鈴木みのるも今後あります、また新日本プロレスのタッグと言えば今でもテンコジが真っ先に浮かぶ中で
それを結果だけではない内容やインパクトで残せるチームがどんどん出てこないとだめですよね。

個人的にはSANADA・EVIL組やタイチ・ザック組と第3世代の戦いというのは興味が大きくて
どういう試合になるのか楽しみなのですが・・・中継がなさそうな予感が・・・。

ハングマンペイジと高橋裕二郎VSチャッキーTとバレッタの試合はストロングゼロでバレッタ組の勝利。
個人的にはハングマンペイジ推しですし高橋裕二郎も好きで、高橋裕二郎にはぜひタッグ屋として
もっと輝いてほしいのですけどね・・・

地味にこの試合はバレッタと高橋裕二郎の因縁もあるわけですし(覚えてる人は少ないかな...)
中々面白い試合だったのですが、試合終盤で高橋裕二郎が東京ピンプスの構えで持ち上げて
ハングマンペイジが飛ぼうとしていたこの未遂に終わった技が何だったのか気になります。

まぁ「結局一度も発動せず」で終わることも多いのがプロレスなのですが
ぜひ合体大技を完成させて上位争いをしてほしいです。

ヘナーレの成長度が凄い

真壁・ヘナーレ組はタマトンガ・タンガロアとのリーグ初戦。
私は競馬の書籍を何冊か出版していますが、競馬には馬肥ゆる秋なんて言葉があります。
この時期に馬が本格化して成長するなんてことはよくあるのですが
ヘナーレが馬ならまさにそんな馬ですね(笑)

タマ・ロアとも対等に戦っていますし動きも技もダイナミックでとても魅力的です。
真壁が若手を引っ張るチームのような形で昨年もエントリーしていましたが
今年はヘナーレが真壁を引っ張るぐらいの勢いで突き進んでいくのではないでしょうか。

試合には負けましたが、これは本間がジェラシーを感じるでしょう。
それぐらいヘナーレが成長していますし、まだまだこれから更に期待が持てますね。

心配なのは真壁がガンスタンで首を痛めたか?というところ。
真壁は首の爆弾がありますから心配ですね・・・
メディア出演とかイベント出演なども多い人気レスラーですから
コンディションを整えるのも大変でしょうし。

ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンの5人が勢揃い

ワールドタッグリーグのメインイベント・・・ですが
カードはCHAOSとロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンの5対5のタッグマッチ。
まぁ一番盛り上がるのでこれは仕方ないですね。

さて、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンは高橋ヒロムこそ不在ですが
「高橋ヒロムが戻ってきた時により凄いロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンでいるために」と
鷹木を加入させたわけですから、5人の凄さを見せたいところです。

・・・ま、5対5で11分の試合でしたからあっさりしていた印象ですが(笑)

試合後は内藤がEVILにマイクを預け、その後SANADAにも同じようにふりますがSANADAは拒否(笑)
その後も、ハプニングがあったのですが、これ少々気になるんですよね・・・

内藤の負担が大きい新日本プロレス

そのハプニングというのは、内藤がマイクで噛み噛みになり
また締めのメンバーコールで「EVIL!BUSHI!SANADA!ヒロム!イ・鷹木!」と
自分の名前を入れるのを忘れてやり直すという爆笑シーンがありました。

で、これ去年末か今年半ばぐらいからか内藤ファンの人と話すと話題になるのですが
内藤がスラスラ言葉が出なくなったり、話している最中で話が飛んだりとか噛むことも増えたと。
そもそも内藤哲也という人間は凱旋帰国後の天山ぐらい頑丈なイメージというか
あの頃の天山はどの選手も遠慮なく攻撃を打ち込んでいました。

そして内藤哲也もそうで、飯伏にしても内藤には凄まじい落とし方をしますし
ザックもそう、少し前だとAJスタイルズもそうですし、ケニーもそうで
内藤にはエゲツない落とし方とかをします。

それだけ内藤哲也が全レスラーに信頼されているということなのでしょうけど
そんな試合の中で海外遠征も多く、かなり疲弊しているのではないか?と。

これがとても心配なんですよね。

シリーズ開幕戦から声が枯れていることも多々ありますからね。

これでケニーたちに「日本人は楽してる」とか言われると腹が立つと思いますが
そういう言葉のプロレスどうこうではなく、単純にファンとして心配です。

このシリーズは負担が少ないですし、コンディションを上げてドームでジェリコ戦。
そしてそこからまたIWGPまでたどり着いてほしいのですが・・・。


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