いやー、やっと気持ちが落ち着いてブログが書けます!!
日本代表VSコロンビア、ワールドカップグループHの重要な初戦となりましたが「9割ボロ負け、1割奇跡の引き分け」という予想でしたが奇跡を超えた勝利を得ることができました日本代表!!
試合開始早々、香川の善戦へのボールを大迫が持って仕掛けシュートをキーパーが弾き、それを香川が押し込んだところでカルロス・サンチェスが明らかに手でシュートを阻止して一発レッドでの退場。
PKとなり香川が決めて先制点ということで、開始3分の時点で1-0のスコアとしてしかも数的アドバンテージまで得るという波乱のスタートとなったこの試合。
しかし、サッカーファンであればあるほど思ったことでしょう。
「この展開はまずい」と。
1-0でリードした状態で試合時間がほぼフルにある中で有利な状態になることによって、日本代表の「守ろう」という意識が強く出たら相当まずいことになるというのはこれは多くのサッカーファン、サッカー通の頭によぎったはずです。
案の定、前半は気持ちが後ろに行き攻められるシーンが多くなり、フリーキックではあれほど「もう川島はミス製造機だから代表は厳しい」と多くのサッカーファンが言い続けている中での失点。そして「ゴールラインを割ってない!」という必死のアピール(これが本当にみっともなかったし、最年長の選手がこれをしてしまうのはあまりに情けない)。
最高潮に嫌な流れで後半に入りましたが、今回の日本代表は違いました。
しっかり前を向いて攻めることを考えて積極的に試合をしました、その結果として大迫のゴールもあり2-1での勝利が生まれたと思いますし、ワールドカップでアジアが南米に勝利するのは歴史上初、まさに歴史的な試合となりました。
ゴタゴタがあり、結果も出なかった日本代表でしたがこの1勝で世間も手のひらを返すようにお祭りモードになりましたし(別にこれは良いことだと思いますよ)次のセネガル戦は日本国民総動員で思いをロシアへ届ける大一番になることでしょう。
日本代表、個人的採点
久々に個人的な採点をしてみようかなと思います。
浮かれてますね・・・(笑)まぁでも至福のとき、4年ぶり?違うよ8年ぶりだよ。
・川島永嗣 4.5
年齢的に老眼説もある。全盛期はとっくに過ぎているし最年長の貫禄も威厳もない行動(FK失点後のノーゴールアピール)
練習試合、W杯予選でも凡ミスを繰り返し日本をピンチに招いている守護神。コーチングも甘く限界だと思う。
日本サッカーの未来のためにも中村を起用するべきではないか。
・酒井宏樹 6.0
運動量のある攻め上がりはやはり素晴らしいしフィジカルも強い。
ゴールチャンスもあったしやはり右サイドは彼が主役。ただ一昔前よりクロスの頻度も精度も落ちているような?
・吉田麻也 6.0
大一番での大ぽかも今回はなく安定した日本ディフェンスのリーダーとしての仕事を完遂。
失点後、背後で駄々をこねる川島を無視してすぐに選手に檄を飛ばして気持ちを切り替えようとしていたところも素晴らしい。
・昌子源 6.5
ほぼ完璧に相手を抑えつつ、得意の持ち上がりもできており問題のない内容だった。
世界的にも「海外組じゃないの?Jリーガーなの?」と驚かれているがこの調子で頑張ってほしい。
・長友佑都 6.5
やはり長年インテルでスタメンを張り、代表の不動のサイドバックは素晴らしいという一言。
無尽蔵のスタミナは変わることなく、クアドラードを完璧に抑えた上にクアドラードがいなくなってからは自由に駆け回った。
低い身長なのにヘディングでかなり競り勝てていたのも素晴らしい。
・長谷部誠 5.5
失点FKに繋がったファールはファルカオの汚さに負けたというところ。
後半運動量が落ちたことは年齢的にも仕方がないが平均点は取れていたという感じでしょうか。
現状ではマストであってベストではないのかもしれませんね。
・柴崎岳 7.0
ここまで熱い男だったか!?と思うぐらい、足が駄目になるまで駆け回り体をはった姿勢に拍手。
相手の攻撃に関しても次々と芽を摘み代表での柴崎のプレーとしては過去最高で文句なしでした。
起点になるパスも出せますし、ワールドカップ後の日本代表は柴崎が中心になることを確信。
・山口蛍 5.5
後半のわずかな時間のプレーでしたが落ち着いていました。
・香川真司 6.5
冷静なPKも素晴らしかったですし、生きているときのプレーはやはり素晴らしかった。
ただ後半徹底的にマークに張られると消えてしまう、この辺りはもう昔からなので仕方ないのかなというところも。
・原口元気 6.0
攻撃に絡む回数は正直少なかったですが、90分間走って走って走りまくれて、チームのために身を尽くせる素晴らしい選手。
試合後に座り込んで限界の表情をしていたがあれがサッカーファンにはきっと美しく見えたことでしょう。
今後は攻撃での貢献も期待したい。
・乾貴士 5.5
決定機で決められずミスも目立ちましたがこんな時もあるでしょう。どちらかと言えばハマルかハマらないかの選手。
カットインからのシュートが常にファー狙いなので、そこはもう対戦相手には完全にバレているところもありますからニアを狙ってみてほしい。これでゴールを決めると予想しておきます。
・本田圭佑 5.0
あの時間から入っても必死に走らず、ボールロストも連発し不用意なバックパスで決定的なピンチを迎えるシーンも。
日本の顔でもある選手だが試合後のコメントも不貞腐れた感じでチームの雰囲気としてはいかがなものだろうか。
8年前の日本のために体を張れて気持ちを出すことができる本田に戻って欲しい。
・岡崎慎司 5.0
怪我の状態が心配でしたが前から走り回れていたのでその点は安心。個人的にはポーランド戦で生きると思うのでそれまでに万全の状態にしておいてほしい。
・大迫勇也 7.0
ポストになれてキープ力もあり献身的だがゴールがなかったFWがこの大一番で決勝ゴール!
サッカーファンなら10年前から知っている「大迫半端ないって」が今さらフューチャーされてしまうぐらい国民的な選手に一撃で浮上。
2002年の鈴木選手の魂のゴールにも似た「ここで決めるのか!!」という衝撃でしたね。
しかしゴール以上によかったのが試合終盤、右からのシュートをブロック、数分後に左からのハメスのシュートをそれぞれ身を投げだしてブロック。
「なぜ大迫がここで守備をしているんだ!?」と、懸命な守備をしていたところを評価するべきだと思います!!
・西野朗 6.5
采配どうこうより、一番「持ってる」のはこの人なんじゃないだろうか?
マイアミの奇跡でブラジルを倒し、今回はコロンビアを撃破。それを同じ監督が代表でするなんてありえないですからね。
不安なのはマイアミの奇跡を踏襲してしまうと・・・グループで落ちてしまうことか。
ということで、MOMは大迫選手ですね。
僕は小学生の頃からサッカーファンで、Jリーグから欧州から見ますが高校サッカーまではあまり見ていませんでした。
でも実はこの大迫選手が出場している高校サッカーの試合をたまたま当時スカパーで見た時に「何この上手い子・・・」と目が釘付けになって、高校サッカーを真剣に見るようになったのです。それぐらい大迫は違いましたし「半端ない」存在でした。
ま・・・名前が同じ「ゆうや」というところにも親近感がありましたし(笑)
この大会で更に化けて凄いFWになってほしいですし、なると思います。
セネガル戦
同日に行われたセネガルとポーランドの試合はセネガルが勝利しました。
これで現在のグループは以下のようになります。
1位 日本 勝ち点3
1位 セネガル 勝ち点3
3位 コロンビア 勝ち点0
3位 ポーランド 勝ち点0
ポーランドとセネガルの試合を見ると、セネガルはスピードとか身体能力だけでなく組織力もありました。
逆にポーランドはレヴァンドフスキが活躍できないとやはり脆いところがあるなぁと思います。
個人的には今の日本代表なら行けると思いますし、守備面では組織が崩れることもありますのでそこを突けますし、攻撃の部分ではマネを中心に強烈なものもありますが、単調になるところもあるのでしっかりとボランチを含めて守備をすること、もちろん善戦からプレスをかけることも必要だと思います。
また相手に持たせる時間帯があってもいいのかな?と思いますね。
何にしてもセネガル戦に勝てば文句無しで2戦を終えて1位、リーグ突破が目前です。
仮に負けた場合でコロンビアがポーランドに勝利すると・・・
セネガル 勝ち点6
日本 勝ち点3
コロンビア 勝ち点3
ポーランド 勝ち点0
最終戦で日本がポーランドに勝ち勝ち点6、しかしコロンビアがセネガルに勝つと勝ち点6で3チームが並びます。
こうなると勝ち点6でもグループ落ちするというマイアミの「悲劇」の可能性も(これが怖い)
逆の場合、ポーランドが勝った場合
セネガル 勝ち点6
日本 勝ち点3
ポーランド 勝ち点3
コロンビア 勝ち点0
最終戦でコロンビアがセネガルに勝利しても勝ち点3まで。
日本がポーランドに勝てば突破、引き分けると勝ち点4で並ぶという状況。
こう見ると簡単ではないことがわかりますし、セネガル戦ではもちろん勝利が重要ですが引き分けで勝ち点1でも相当大きいです。
だからと言って守備の意識を強くするとコロンビア戦の前半みたいになってしまいますから、しっかり攻める意識を持ちつつ組織的に守るというスタンスで行ってほしいですね。
次の試合は日曜日!!
また魂をロシアまで届けよう!!