世間はゴールデンウィーク。
でもあまり私には関係ない。
競馬関連のコンテンツをしている以上、祝日であろうと金曜土曜日曜は缶詰になるわけですから別に休みでもなんでもない。
ただ今週は新日本プロレスのレスリングどんたくがありますし、2連戦の初日は本日なのでゆっくりと観戦できるというところだけは嬉しいです。
初日のメインはケニーオメガVSハングマンペイジ。セミは飯伏幸太VSコーディ。
要するに最近の海外向けのBULLET CLUBの抗争劇という内容になっている。
まぁ勝敗はあまり関係ないとして、正直なところ多くの新日本プロレスファンはこのBULLET CLUBの内輪揉めストーリーには乗れていないんじゃないかなと思うんですよね。
天才丸出しの飯伏幸太ですが、コメントの類は得意でないのでイマイチこの抗争劇を盛り上げる感じになっていませんし、ケニーオメガと飯伏幸太のドラマチックなゴールデンラヴァーズ再結成をしたとは言っても、その再結成の瞬間だけは盛り上がったわけですが、ケニーオメガにはシングルプレーヤーとしてオカダカズチカの前に立っている方が(飯伏も)魅力的だったように思います。
今回に関しては何らかのアクションとして、例えば予告VTRが先月から流れているようにボーンソルジャーがカムバックして乱入するなどないと、何のためのシングル戦なのか明確ではなく消化されるだけになってしまいそうです。
7試合目は2日目のオカダVS棚橋、オスプレイVSクシダのタイトル戦の前哨戦として、オカダ・オスプレイVS棚橋・クシダのタッグマッチがありますが、ヘビーとジュニアのタッグの結末の9割以上はヘビーがジュニアから勝つという方式になるので、棚橋がオスプレイに勝つかオカダがクシダに勝つという流れになってしまうのかな?
ただ17時開始の大会なので、ここはもしかすると30分引き分けで翌日に決着戦となりそうですが、どうにもどんたく初日が「繋ぎ」のような感じがしてワクワクしないんですよね。
6試合目もロスインゴVS鈴木軍、先日鈴木から内藤がベルトを奪いましたが「大阪でリマッチだ」なんて寒いことに繋がる気もしますし、内藤が匂わせていたように鈴木が負けたら周りの子分たちが反逆を起こして解散する流れなら面白いですが、先日鈴木軍が鈴木軍のテーマなる曲とPVを作ったのでそれもないのでしょう(笑)
何と次の日もロスインゴVS鈴木軍の5対5が組まれていますが、ここでも普通に試合をして終わって内藤と鈴木が乱闘して終わりとなると、いよいよ大阪でのリマッチが濃厚になりそうですから、この悪い予感が当たらないことを祈るしかないです。
さて2日目のセミファイナル、オスプレイVSクシダ。
前哨戦の間、クシダのコンディションの良さと試合内容は抜群ですしコメントも抜群のセンスに思います。
オスプレイも相変わらず超人類ですから相当面白い試合になるのではないでしょうか。
何より、この二人はこの二人が戦うというよりは「メインのオカダVS棚橋との戦い」だと思っているでしょうから、メインを食う試合をしてくれると思うんですよね。
恐らく、観客も私も(私はnjpwworldで観戦します)燃え尽きるぐらいの試合をした中で、お腹いっぱいの状態でオカダVS棚橋に突入するのでしょう。
そんなオカダVS棚橋、これを飽きたという人もいますがIWGPで向き合うのは久々です。
なので新しいこの二人の戦いが・・・と期待があまりできないのが現状の新日本プロレスの辛いところ。
もちろん世界最高の団体だと思いますし、新日本プロレス信者の私なのですが、今恐らく新日本プロレスに唯一欠点があるとすれば、団体全体としてテンプレート化された試合になりがちなことでしょう。
決め技は常に同じですし、必殺技が決まれば勝利。
そして数少ないですが新必殺技が誕生すると、前の必殺技が弱体化して繋ぎ技化するというルール?のせいで試合の結末が常に同じところに着地してしまうわけです。
武藤敬司ならムーンサルトだけでなくフランケンシュタイナーで決めることもあれば四の字固めもあり、シャイニングウィザードもありましたが、どれもフィニッシャーになる技でした。
蝶野正洋もSTFだけでなくケンカキックで決まることもあればバタフライロックで決まることもありました。
橋本真也もDDT ジャンピングDDT 垂直落下DDT 三角絞め そしてハイキックで決まることもありました。
しかし現状、特にですがオカダVS棚橋というのは意外性が生まれないという歴史があります。
過去10戦したと思いますが、結果はオカダがレインメーカーで勝利or棚橋がハイフライフローで勝利or引き分けのどれかなのです。
上手いレスラーは少ない技で試合を作るとは言いますが、少ない技で試合を作ってもできあがる形が同じではやはり盛り上がりに欠けてしまいます。
ただ、1つ期待したいのはオカダが勝つにしろ棚橋が勝つにしろ、新しい勝ち方であれば一気に今後の展開が面白くなること。
マンネリと言われ始めたオカダが新フィニッシャーをお披露目したら一気にマンネリ感はなくなるでしょうし、ピークが過ぎたと言われる棚橋が武藤のシャイニングウィザードのような汎用性のある新フィニッシャーをお披露目したら年齢関係なくまだまだトップでいられるはずです。
私は案外そういう何かが生まれる日になるのでは?と信じ・・・いや、期待しています。