水商売への偏見に悩む必要はない
Champagne.

僕がスナックでチーフをしていたのが18歳から27歳ぐらいまで。
名古屋錦三丁目に金髪の若い兄ちゃんが働いていたら、そりゃお客さんに絡まれても当然ですし、説教もよくされます。
その中でも多いのが「水商売なんてなんにもならないんだ」と言う説教ですが、本当に納得できないんですよ。

そもそも「お前が来ているのはどこなんだよ?」ってなりませんか?(笑)

男の水商売は未来がないってこともよく言われますけど、僕はとても勉強になりましたし知り合いも増えました。
今でもたまに顔を出せば多くの色々な会社の人たちがかわいがってくれますし、水商売で学んだことって今でも色々と生きています。

ホステスさん、キャバ嬢さんに対する偏見

お店に来て説教を垂れるレベルの人は「前世はカメムシ」程度の人なのでそもそも気にする必要はないですが、面倒臭いのは水商売の世界を何も知らずに「ホステスは~ キャバ嬢は~」を偏見の目をギラつかせる人。

これが男性の場合は、そこそこ中年にもなって恋愛経験が少なくて「僕はガッキー似でケーキ屋さんで働いていてキスもしたことがない子がタイプ」みたいな人が多いです。
おっと、偏見と言われてしまいそうですが・・・でもね、僕の人生で出会った中での話ではそうですから偏見じゃないんです。

何となく水商売=風俗ぐらいまで話が頭の中で飛躍している人が多くて困るんですよね。
何ならこの手の人はギャル系の子も嫌いですし、勝手に「簡単にヤラせる」とかってイメージを持つんですよね。

ただね、、、内側にいたらわかりますけど、そんなこと思ってる人じゃ10年かかっても1人も抱けません(笑)

考えてみればわかることですが、面白い人からかっこいい人、お金持ちな人、そしてその逆の人など凄い人数と出会うわけですよ。
目が肥えますし、商売上適当に付き合うのはデメリットも大きいですから、そう簡単じゃないんです。

そうですよね、そこのホステスさん・キャバ嬢さん?

なので男性からのそういう偏見というのは「うわっ、童貞をこじらせるとこんなんなっちゃうのね」って思っておけばいいですし、それを話しのネタにできるぐらいになって丁度いいんですよ。

女性からへの偏見というのは少し男性からのそれとは違います。
比較的多いのが華やかに見えることに対するジェラシー、もしくは本気での嫌悪ですね。
あとは旦那さんや彼氏がスナックやクラブやキャバクラに行ったことがあり、そこから恨みを水商売全方位にもった人などです。

ただね、これを良いとするか悪いとするかは個々の感性ですから難しいのですけど、これはホストの人も含めて「性別的な魅力、人間的な魅力によってそれを仕事としてお金が稼げる」って凄いことじゃないですか?

水商売は楽して稼いでいるという偏見もありますけど、とんでもない。
実際にはどれだけ水商売の世界が難しいかってことを知らない人が多すぎるんですよ。

でも「それならあんたもやってみな!」って反論だけはNGです。
それはそういう問題じゃないんです、自分がしていることを批判されて「お前がやってみろ」というのは最も意味のない反論ですからね。

ただ「あなたみたいになりたくない」って言われた時にはこう言いましょう「安心しなよ、なれないから」と。

これを言えるプライドがあるのであれば、そのホステスさんもキャバ嬢さんもホストさんも売上とか人気問わず一流だと思います。

自分には水商売しかできないとは思わないこと

ところで水商売が長くなると「自分は水商売しか無理」と思いがちの人が多いです。
水商売への自信はあるけど、他のジャンルでは・・・となってしまうのは勿体無いです。

確かに昼職とは違うことが多々ありますが、水商売の世界でのトークや営業というのは形状が違うことで目的は昼職でも同じです。
目上の人やお客さんを手のひらの上に乗せるテクニックはどんな世界に行っても使えます。

なのに水商売しか自分にはできないと思いこんで、水商売に対する情熱もプライドも無いのに惰性で続けているだけになってしまうと、適当に働くだけになってしまいます。

となれば日常からダラダラしてしまい、美容に対しても無頓着になり、ニュースも見ず、それでもお客さんは必要だから適当に付き合ってしまう・・・なんてケースが多いのです。

こうなると偏見を持たれても仕方がありませんし、実際のところそういうだらしのない人のイメージが偏見を持たれる理由の1つでもあると思いますからね。

 

兎にも角にも、やるなら本気でプライドを持ってやること!ですね。
それをしていたら偏見の目なんて気になりませんし、逆に軽蔑の眼差しで返せますから。

コンビニバイトが時給800円、キャバクラで時給4,000円貰えるとしても、それは楽に稼いでいるのではなくその価値があるから貰えるわけですから。

 

 

 

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