僕、外出先でトイレに行くことが大嫌いなんです。
軽い潔癖症なところがあるからという理由もありますが、その他にも外出先のトイレ嫌いになった理由はいくつかあります。
まずはその記憶を掘り起こしてみましょう。

学生時代のトイレに入れなかった

これは多くの人が経験していることでしょう。
学生時代、といっても僕の場合は幼稚園の頃でした。
愛英西山幼稚園、それはそれは良い幼稚園だったのですが、腹痛に襲われて個室に入りましたところ「ゆうやがウンコしてるぞ!」と外で叫んだ奴がいまして、その日はずっと「うんこ」という名前で呼ばれることになったのです。

さくら組のうんこですよ、もう野糞のような扱いです。
このトラウマのせいでトイレに入ることができず、漏らしたこともありました。

そんな私も小学生になりました、また腹痛に襲われたある日のこと「さすがに小学生になって漏らしたら6年間うんこになる」という恐怖心から個室に入ろうとすると、丁度先客が出てきたところでした。

「なんだ、小学生ならうんこしてもいいのね」と思い、黒田くんに軽く微笑みかけて心の中で「ごきげんよう」と言い個室に入ると、そこには数分前まで黒田くんの体内におられたであろう"モノ"がそのまま放置されていたのです。

その時から、僕の中でトイレの個室は魔の空間、別名「黒田の間」となり、小学生の6年間はトイレに行くことができませんでした。
なので腹痛との戦いは自宅に帰るまでの長期戦となるわけですが、その戦いに負けたことは1度だけ。
それも自宅の玄関にたどり着いてホッとした瞬間でしたので、ギリ家の中ですから引き分けであると言い張りたいところです。

中学になった私はXJAPANのファンになり、また今日から俺は!!という漫画の影響で1年生の頃から金髪にボンタンのスタイルになりました。
こうなると、当然先輩には毎日シメられるわけですが同級生の中では少し特殊なキャラとしての確立がされますので、トイレに行ったところで誰も馬鹿にしないだろうと思ったある日のこと。
思い切ってトイレに入り、ズボンを降ろしていると外から「あーー誰かうんこしてる!皆呼んでこよっと!」と叫ぶ愚か者が登場。
気がつくと外には数名の同級生が「うんこスター」を一目見ようと集まってしまいました。

そう、盲点だったのは個室に入ってしまったら中にいるのが金髪でも学級委員長でもバスケ部のアイツでも黒田くんでも一緒、見えないのです。

そのまま私はチャイムが鳴るまで中で黙秘権を行使し、彼らが戻って行ったことを確認し個室から出所。
しかしそこですぐ戻ると特定されることは想像に難くないので、ドキドキしながら授業をサボり使われていない美術室で50分間息を潜めました。

学生にうんこをする権利は無い。
いや、権利はあるので権利を主張したいところですが、その瞬間から権利に対する義務として「うんこ」というキャラクターを設定されてしまうのです。
権利は義務を果たしてから、なんとも勉強になりました。

バイト時代~水商売時代のトイレ事情

17歳、様々な事情で学生時代を早めに終わらせた私はコンビニでバイトをすることに。
女子大学生の彼女もできて人生を謳歌していましたが、トイレに関しては別問題。
私がバイトしていたココストアはトイレのある場所が商品や事務をする場所にあるので、お客さまにトイレを貸せない店舗でした。
なので、明らかに尻に力を入れて来店して、店内を一周し「あのトイレは・・・どこで・・・す・・・か・・・」という人に対して「あ、トイレ無いんですこのお店」と言う嘘を月に20回ぐらいしないといけないのです。

中には「馬鹿野郎!じゃあお前らはどこでしているんだ!」と脂汗を流しながら言ってくる輩も多々いるのですが、いかんせん彼らは「漏らしそう」という弱点を抱えてているだけに暴力的に動くこともできず、主導権をコチラに握ったまま「いや、僕んち近所なんで僕は家でしますよ」と言ってやるのである。

でも実際にはトイレはあるので、自分たちは安心安全にトイレに行くことができますし、何より自分で掃除をするので衛生的にも納得ができます。
問題はドアが壊れているので、一定の振動があると勝手に自動ドアになることですが、基本2人1組のシフトだったので片方がトイレなら片方がレジですから見られることはないのです。

が、地元でバイトをしていた私に対して他のバイトは大学で名古屋に出てきてバイトをしているので正月などは人が少なくなり、ある元日に私は1人でバイトをすることになりました。

昼に雑煮を食べすぎたのでしょう腹痛がやってきました。
でも正月だからかお客さんは少なく、10分誰もいないことなど普通に起こっていたので、思い切って私は店内を放棄してトイレへ入ることに。

用を足していると無情にもお客さんが入ってきたチャイムが微かに聞こえてきました。
お客さんは入ってきたが私は出している、まだ終わりそうにない中で「頼むから立ち読みでもしていてくれ」と願う気持ちも虚しく、聞こえてくるのは「すいませーーーん」という女性の声。

しびれを切らしたお客さんは事務所の方に来て「すいませーーーん」中に入ってきて「すいませーーーん」と叫んでいる。
「ドアを空けられたら終わりだ、なぜならここは僕の地元」と右手でドアを抑えながら和式便器に構えたままで「すぐ出ますので、少々お待ち下さい!」と叫ぶことに。

急いで拭いてズボンを上げ、トイレから出ると眼前にはとても綺麗なお姉さんが。

いや「少々お待ち下さいってそこで待てって意味じゃないっしょ・・・」

そんなトラウマを抱えての水商売時代、トイレ掃除をきっちりこなせますし、まぁ仕事中でも普通に入れます。
というのもこの頃から性格が接客モードになったので、トイレをノックされてトイレから出たときでも「○○さーん、うんこぐらいゆっくりさせてくださいよ」とか言えるようになっているから。

が、舐めちゃいけない酔ったおっさんのトイレ事情。

「あなたのチンチンはどこについているんだ?」と聞きたくなるぐらいあちこちに飛び散っているお小水。
何なら便座をあげずにする不届き者がいるために、こっちも酔っていてトイレに入った時に、そこに座ってしまったりするわけです。

今でも忘れないその感触。便座ヒーターで暖められたお小水が私のお尻に密着です。化粧水ならまだしもお小水ですよ。”け”と”お”が違うだけでここまで別物になりやがるのです。

外出先のトイレに入れない

色々なことがあり、結局外出先のトイレに入ることができなくなりました。
というかずっとできていなかったので、外出先で腹痛に襲われた時は我慢or帰宅が9割。
ある時はデート中に完全に漏らしそうになったので、鬼気迫る表情でホテルに誘ったら勢いで連れ込めたことすらあります。
ですけどね、初めてホテルに入って男性側がトイレから出てこないってどう思います?相当かっこ悪いですよ。

またこんなこともありました。
後輩の松原君とモツ鍋を食べに行った時に事件が起こります。
僕と松原くんは人の紹介で会ったのですが、住んでいるところが近く、彼もまた独立している子でして、でもそういうタイプが身近にいないということで慕ってくれていました。

仕事の話、色々な話で盛り上がっている中でモツ鍋が腹の中で悪さをしたのか猛烈な腹痛に。

狭い店内、トイレに駆け込むとお世辞にも綺麗とは言えず、更には外のお客さんとの距離が近く声が聞こえてくる環境。
こんなところで音でも出した日には恥ずかしすぎる、、、ということで諦めたものの腹痛は許してくれない。

暫くしてお会計を済ませて外に出ると雷雨になっていました。
傘はありませんでしたが、自宅まで500メートルぐらいなので雷の音なのか腹の音なのかわからない中で尻に力を込めて競歩状態で帰ることに。

しかし人間、尻に集中しているとおかしなことが起きるもので、家を通り過ぎて100メートルぐらい歩いてしまい、そこで敗北。
29歳にしての敗北です、しかも完敗。ミルコクロコップと永田裕志の試合ばりの完敗です。

外出先で行けるマイ・フェイバリット・トイレを作る

腹痛を止めるアイテムはあるわけです。
ストッパは常備してありますし、整腸剤で日頃から整えています。
ただストッパでも間に合わないこともありますし、できることならトイレで出したいのが人間の体内の仕組み。

飲食店はトイレが綺麗で広いところを選ぶのは当たり前。
また例えばビルの中にある店舗で、ドレス屋とかファッション系が入っているフロアのトイレは綺麗なのでチェックしておくなどしていますが、最も個人的に外出先で好きなマイ・フェイバリット・トイレは「デパート・百貨店」です。

「え?人が沢山使うから汚いじゃん!」と言われそうですが・・・
私が狙うトイレは、女性物売り場にある男性トイレです!当然これは使用率が低く綺麗なことが多い!

例えば栄の松坂屋なら南館3階の女性服売り場の男性トイレ、本館なら4階の女性服売り場の男性トイレというように、それらを自分が行く場所周辺にあるかどうか?をチェックするようになりました。

また、男女両方の商品を扱うフロアでも圧倒的に女性服が多いことがあります(逆の場合も)このケースもトイレは綺麗な確率が高くなります。

念には念を入れて携帯用の除菌シートを持ち歩けばこれで相当気持ちが楽になります。

 

来月38歳になる私ですが「いい年こいてトイレなんて気にすんなよ」とか色々な人に言われますが、年齢なんて関係なく苦手な物は苦手!トイレに弱い人は弱いのです!

でも人間はトイレに行かないといけません、そしてヤツラはどんな状況でも突然やってくるのです。
ですから譲歩して譲歩して、この考えにたどり着きました。

何ならスマホのアプリで誰か作って欲しいぐらいです。トイレが綺麗なところをピックアップするアプリを。

幼稚園にはじまり、決定的なトラップを仕掛けてきた黒田くん。
過去のトラウマは沢山ありますが、上手くトイレを攻略することで、過去は水に流してしまいましょう。

お後がよろしいようで。

 

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