一部選手からの苦言

井上尚弥vsネリ戦があったにしても集客で大苦戦したALL TOGETHER。
この日、ジェイク・リーに直接敗北してしまった内藤哲也選手も試合に負けたことより『乱発しすぎないのではないか』と提言していますし、タイチ選手も同様に乱発しすぎのオールスター戦への苦言に加えて『新日だけでやるほうが集客できたんじゃないのか』という考えを口にしました。

チャリティー目的がある大会なので多くの団体から選手が出場することは良いと思うのですが、確かにチャリティーを重視するなら集客が多いことが重要になりますからねぇ・・・

むしろ世間から『プロレスがオールスター戦でチャリティーをすると言って客席ガラガラって、チャリティーしてる余裕あるの?』という悪いイメージを持たれてしまう可能性までありますし。

さて、来月にはALL TOGETHER札幌大会が開催されます。

内藤哲也vsジェイク・リーのシングル戦が決定しましたが、こうなるとALL TOGETHERという大会はオールスター戦ではなく『新日を中心とした他団体も含む新ブランド』のような感じになってしまいますよね。

NOAHで言うならLIMIT BREAK、MONDAY MAGIC
昔の新日ならWRESTLE LANDとか、そういうノリのALL TOGETHERになってきているという感じもしてきました。

もちろんジェイク・リーが内藤哲也とシングル⇒G1出場なんてこともありそうですが、そうなるとそれはそれでALL TOGETHERって何なの?ということにもなりますしねぇ。

プロレス界が力を合わせると力が弱くなるなんて、フュージョンに失敗した孫悟天とトランクスじゃないんだからさ・・・という思いは新日本プロレスの選手たちは口にしなくても思っているのではないでしょうか。

そもそもプロレスファンが見たい他団体交流は『対抗戦』であって『交流戦』じゃないと思うんですよね。

いくら世の中のプロレスファンが『危険な技は良くない』『安全なプロレスを』とか言うようになったとは言え、あれは『建前でいい子ちゃん発言をしておきたいTwitterの世界の中』だけの話なんですよ。

プロレスファンに横の繋がりができて、プロレスラーとも繋がれてしまうこの時代だからこそ隠している本音とでもいいましょうか。


でも、プロレスというジャンルを好きになる理由には大なり小なり戦いの激しさや強さなども含まれている人が多いわけじゃないですか。


だから、本音は『やるなら対抗戦だろ!』って思っているファンも多いはずですし『交流戦は別に...』ってファンも多いはずです。

プロレス業界、そこを読み違えちゃっているんじゃないかなーって思いますね。


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