エル・デスペラード選手とマスターワト選手のギクシャクタッグ。
試合後にデスペラード選手がマイクで喋っている時に肩に手をかけるワト選手...にブチギレて帰ってしまうデスペラード選手。
このピリピリした感じは嫌いではないですし、キレてマイクをあの距離であのスピードで投げつけられているのにダイレクトキャッチしてしまうワト選手も面白いし・・・(笑)
徐々に育てていこうとしているデスペラード選手に対して、焦って距離感を詰め過ぎなワト選手という関係性が少女漫画を見ているかのようでもあります。
試合後には
デスペラード「もうワトと終わり。解散」
ワト「俺たち、少しずつ連携、息が合ってきたんじゃないでしょうか?うん、俺たち2人、しっかりとコミュニケーションを取って、ジュニアタッグリーグ優勝します」
というように180度違うコメントを出しているのも面白いです。
このデスペラード選手とワト選手のタッグ、私と同世代のプロレスファンならSGタッグリーグでの蝶野正洋&スーパー・ストロング・マシンのタッグを思い出すのではないでしょうか?
マスクマンと素顔の選手の立ち位置は違いますが、蝶野正洋=デスペラードでワト=マシンみたいな感じに見えなくもないですよね。
SGタッグリーグでは最終戦で我慢の限界を迎えたスーパー・ストロング・マシンが試合中に蝶野正洋にラリアット→マスクを取る→会場から平田コール→平田負ける→こんなしょっぱい試合ですみませんの名言誕生という流れがありました。
これを思い出してしまうと、今回デスペラード選手にすり寄ってすり寄って拒絶されて我慢の限界を迎えたワト選手が最後に裏切るなんて可能性も0ではないのかな?
さて、これは余談ですがそのSGタッグリーグ戦での終盤。
素顔になった平田を見殺しにして蝶野正洋は試合を放棄して帰っていきました。
リングでは馳浩の裏投げ→武藤敬司のムーンサルトプレスで試合が決まるのですが、これ実は裏投げ→ムーンサルトプレスを2回やっているんです。
1回目で武藤敬司がフォールに行ったのを馳浩がフォールをやめさせてもう1回裏投げをしてもう1回ムーンサルトプレスをさせたのですが・・・未だに「何で?」って思うんですよ(笑)
お客さんも意味がわからなかったのでしょう、1回目より歓声が減ってますからね。
1つの仮説として馳浩選手が表現したかったのは「スーパー・ストロング・マシンに対しての1回目・平田淳嗣に対しての2回目」ということだったのかな?と思うとしっくりは来るのですが・・・
古い話なので伝わる人が少ないかもしれませんね(笑)