新日本プロレスが突如「海野翔太・成田蓮・辻陽太を令和闘魂三銃士とする」と発表。
これには当然反対意見が多かったですし、これに対して海野翔太選手や辻陽太選手が反発をしたという流れがありました。
これは新日本プロレスからすれば「計算通り」でしょうし、ファンからしても「わかった上で乗っかった」というこれぞプロレスの良いところ・楽しいところをリング外で楽しめる時代を噛み締めていたはずです。
そして、東スポ岡本記者が乗っかる→木谷オーナーがビンスのようなキャラで乗っかるという「この人たちは本当にプロレスが好きで、プロレスファンを楽しませてくれる素敵な人達だ」と誰しもが思った・・・のですが、おいおいという展開になっています。
岡本さん、わかってますよね?#njpw https://t.co/hTthZtyEQC
— 木谷高明 (@kidanit) July 1, 2023
リプ欄、引用ツイート、それ以外の個々のツイート、下手すりゃ半数ぐらいがブチギレ中。
・パワハラ
・圧力
・ブラック企業
・新日を手放してくれ
・プロレスを理解していない
・選手に失礼
などなど...目を疑うような言葉で炎上。
マニアがジャンルを潰すと言いながらも本人はマニア寄りでエンタメをしてくれている木谷オーナーに対して、マニアじゃない人が潰しにかかっている状態。
※マニアならどう考えてもそんな発想にならんです。
いやー、だからね・・・
前々から危惧していることですよこれは。
新日本プロレスの一部の(上記のような)ファン層が今は支えているのだとは思いますが、流石にこんな発想になるということはそこまで長年のファンではないはずでしょう。
だってこのプロレスを楽しめない人が長年プロレスファンをやるのは無理なので。
そう考えると、今の新日本プロレスの支持層って「プロレスに日常を求める層」が多いわけですよね。
非日常が日常の中にある日常という極上空間であるのがプロレスという四角いジャングルだと思うのですが、日常が日常に中にある日常という四角いコタツで猫が丸くなるような平和を求めているというか。
この数年で何度も書いたことですが、例えば『危険な技は使わないでほしい』『何なら試合がなくても握手会とコメントでの戦いでもいい』『企業として警察に相談するなり訴訟するなりした方がいいのでは?のリプ(BULLET CLUBの介入に対して)』『裏切りや反則に対して異常なまでの誹謗中傷』などなど・・・
プロレスラーに怪我をしてほしくない、その気持ちは当然誰しも持っています。
ただ、プロレスラーは常人なら一撃で死んでしまうような技を受けて受けて受けて耐えるために体を鍛えて超人と言えるような存在になっています。
だからプロレスラーはカッコイイし、その戦いがあるからコメントが胸に刺さるのです。
そして介入?反則?それがあるのがプロレスの醍醐味じゃないですか。
反則が5秒まで許されている(これ間違いで実際には4秒だけどね)レフェリーが見ていなければ大丈夫、、、などなどこれがプロレスですよ。
そう、こうして考えると近年の一部のファンは「プロレスの醍醐味を全否定」し「プロレスラーを意図せず馬鹿にしている」ようなことが目に余ってしまうのです。
この危険な流れの終着駅のような事例が今回の木谷オーナーへの誹謗中傷でしょう。
これって新日本プロレスが上手く両サイドのファンを扱うことができなくなったときに、どちらかを選べと言われたらどうするんでしょうね。
まぁ今回に関してはもしかすると辻陽太選手=L・I・Jが反論をしたので、それに乗っかったL・I・Jファンがやらかしたというケースならまだ救いようはあるのですけどね。
しかも対象が岡本記者ですからイコールL・I・Jと仲良しというところまで考えるとね。
タ○チ選手がよく言うように「だからハポンファンはって言われるんだぞ」ってことなら救いようはあるし、問題ないのですが新日本プロレス全体的にこの感じになっているなら相当危ういですよ。
内藤選手が「令和闘魂三銃士?いいんじゃないの?それを利用すればいいじゃん」とか言ってくれて風向きがコロッと変わったら木谷オーナー批判層の所在がわかるので、言ってみてほしいんですけどねぇ(笑)
ま、何にしても何年も前から危惧している方向にファンが進んでいることは確かです。
リング上では素晴らしい戦いがずっと続いているのに、なぜファンの価値観だけプロレスから遠ざかっていくのかは謎です。