ALL TOGETHER AGAINを前にしてすでにALL TOGETHER な感じだった全日本プロレスの大田区大会。
全日本プロレスTVで観戦をしながら楽しんでいながらも、心の何処かにあった「このカード編成でメインのチャンピオンカーニバル2023 優勝決定戦がT-Hawkvs芦野は地味に見えちゃうなぁ」という思いが浮かんでは消え、浮かんでは消え。
大会前に「せっかく全日本プロレスはデカいんだ!と他団体ファンに伝わって興味が持たれている中で全日本プロレスっぽくないこのメインは勿体ないな」という素直な感想をブログに書いたこともあって、ずっと気になっていたのですが・・・結果的には失礼しましたという気持ちです。
この大会のメインを締めることに何の不満もない試合内容でしたし、攻めるT-Hawk・耐える芦野という構図での試合と試合後の芦野選手の言葉が良かったです。
「この全日本プロレスは大きいレスラーがぶつかり合うのが良さだと分かっています。でも俺のような小さなレスラーが大きなレスラーを倒しにいくこともできる」
「信念を持ってやっていけばどんな大きな相手にも勝てる」
「だから小さい子たちもレスラーになりたいなら頑張ってください。全日本プロレスに入って、一緒にプロレスをやりましょう」
世間の声というかファンの声というか、それは耳に届いていたのでしょう。
その上で「小さくても大きな選手に勝てる!」という・・・まぁそこだけ切り取るとジュニアがヘビーに挑戦したみたいな感じに聞こえますけど、全日本プロレスは大きさが魅力だけどそこに戦いを挑んでいくという全日本プロレスにいながらの王道への挑戦のような角度のマイクは気持ちが伝わってきましたよね。
ただ、1つ思うところがあるとすればチャンピオンカーニバル全体を見ていないファンも多く視聴・会場へ足を運んだこの大田区大会なので、T-Hawk選手はめちゃくちゃ良い選手でカッコイイことはもちろんなのですが「芦野選手がデカい全日本プロレスの選手を倒して優勝」してからのこのコメントだと他団体ファンの人にも刺さっただろうなとは思うんですよ・・・
まぁでも、永田裕志選手から三冠を全日本プロレスに取り返してALL TOGETHER AGAINに全日本プロレスの顔として出場して、そしてデカい相手から防衛していくロードを見せてくれれば、今回のコメントに再度スポットライトが当たる日も来るのではないでしょうか。
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