全日本プロレスが「ゼンニチ本隊」として団結へ。
青柳優馬の呼びかけにより宮原健斗が呼応。
「全日本プロレスを盛り上げるためだけに小さい枠を捨てる」という考え方、素敵ですね。
これで全日本プロレスが団結してのvsGREATやvsNOAHに進んでいくと考えればベストの道なのではないでしょうか。
悲しいかな最近の団体間の対抗戦はイコール「団体内のユニット同士の対抗戦」という構図になってしまいますので、イマイチこう...双方の団体がめちゃくちゃ燃えるかと言われればその一歩手前で止まっているわけじゃないですか。
全日本プロレスが外に打って出るなら全日本プロレスの団結という形は全日本プロレスファンにとってもわかりやすく応援できますし、全日本プロレスの今の選手層でユニットをバラバラにするよりは本隊とNEXTREMEが全体で本隊とする方が厚みもでますからね。
加えて石川修司がいればもう何の問題もなく「分厚い本隊」ですし「本隊が強いからこそ他ユニットが光る」というプロレスの当たり前の構図をやっと取り戻すことができます。
これで永田裕志が三冠に挑む構図も「新日と全日」のファンは燃えやすくなるのではないでしょうか。
若干、永田さんが異常なほど噛み倒したのは気になりますが・・・いや、いじっているわけではなくて体調の部分ですよ。
私の知り合いとかでも急に喋りで噛むようになって、その後に倒れた人いますからね・・・永田さんは昔脳梗塞の疑いで欠場したこともありますし。
この永田裕志vs宮原健斗の試合。
普通に考えれば絶好調の宮原健斗の防衛であるとは思いますが、永田さんはここで勝利すればグランドスラムを達成するという大きな結果を手に入れることができます。
新日に戻って小島聡と組めばグランドスラムタッグなんてこともできますし(猛牛は泣くと思いますが)何よりここで永田裕志が三冠を手にした時に、永田裕志が育てたという部分も大きい安齊勇馬が挑戦して一発で三冠を手にするという流れもありそうです。
全日本プロレスに余力があればもちろん安齊勇馬をじっくり育成することが未来に繋がりますが、そうこうしている間に団体運営が不可能になった場合・・・すぐ他団体に持っていかれるわけですからね。
安齊勇馬には全日本プロレスの救世主として少々急ぎ足でもトップに立たせるという戦略もあるのではないかと思いますし。
ただ2.19がタイトル戦ですからねぇ。
武藤敬司引退大会に宮原健斗が丸腰でというのは寂しいか...
まぁどちらにしても全日本プロレスとしてはラストチャンスの船出です。
正直この数年でユニットを立ち上げても何も成功しませんでしたし、そこで「本隊」というわかりやすさを持って踏み出すことになるここから数年で結果を出せるかどうか。
出してくれると信じましょう。