札幌連戦の初戦メインは内藤哲也と海野翔太の試合。
内藤哲也の視界に入った海野翔太が一気に駆け上がるか?という楽しみがありましたが、流石に武藤敬司戦を控えた内藤哲也も負けるわけにはいかない。
全体的に見るとタイトル戦ではないですが王者内藤哲也vs挑戦者海野翔太という構図のまま内藤哲也選手が勝利しました。
個人的な感想・・・海野翔太選手と内藤哲也選手はイマイチ合わない?
手数が多く間も使う海野翔太選手、手数は少な目で緩急の間で戦う内藤哲也選手。
正直30分もの長い試合だと間というか間延びしているように見えるなぁと思いました。
また「ゾンビ内藤」「内藤には何をしてもいい」という新日本プロレスの長年の歴史がありますが(笑)それにしたって海野翔太選手は大技を使いすぎな印象ですよね。
デスライダー・変形デスライダー・人でなしドライバー・アックスギロチンドライバーと大技連発した上で負けてしまうと完敗感が強くなりますし、今後これらの技に更に追加していかないといけなくなる・・・
変形のスイングネックブリーカーは代名詞になりそうな繋ぎ技に育てていけそうですし、STFへの入り方も面白いですから「どこかでSTFで勝負を決める」ことが1回でもあればもっと湧くと思うのですが。
見た目は抜群、何でもできる、新日本プロレスの宝ですからね。
でも方向性が定まらないとエディットレスラー感が強くなりますし、何なら若い頃の内藤哲也選手のようにブーイングが出てくるまであるのかなと(今の新日ファンは激励のブーイングはしないかもしれないけど)。
ただ、オカダカズチカ選手も凱旋試合は散々→ブーイング→顔面蒼白で引き攣るという流れから次のシリーズでいきなり100倍化けたというような例があります。
海野翔太選手がNJC辺りでいきなり変わってくる可能性もありますし、内藤哲也戦を経て大ブレイクなんてことも楽しみにしたいですね。
セミファイナルはオスプレイvsタイチ
タイチ選手としては勝たなくてはならない意地の一戦でしたが、意地は見せたものの敗戦。
Just 4 Guysとしては結成からいきなり暗礁に乗り上げたようで、シンプルに鈴木軍-(ボス+ザック+デスペラード)=戦力減少という状況にはなっています。
また試合に関してもファンの声はそれぞれですが...的を射ているなと思う声として多いのがタイチ選手がハイフライヤー系の選手とは昔からどうも相性が悪いという点。
またL・I・Jの面々と相性が良い点を考えると、NJCではL・I・Jの選手と当たりながら上位まで名勝負を連発して駆け上がるような姿も見てみたいですね。
個人的にはタイチ選手の主要タイトルでの王者時代は見てみたいのですが。
そしてこの日のベストマッチだと個人的に思っているのがジュニアタッグ戦。
個人的にはDOUKI選手の戴冠を見たかったですし、兎にも角にも金丸選手もDOUKI選手も凄かったわけですよ。
ただ、ファンが「ここで戴冠して!」との思いが強くなる試合ほど王座が動かないのも新日本プロレスの歴史で・・・結果は王者組が防衛。
でも王者組も素晴らしいチームですし、特に個人的には全日本プロレス時代から見ているフランシスコアキラがこの短期間で別人のようになっていることは嬉しいです。
もう盤石ムードではある王者組ですが、ここまでの試合をしたならもう1回リターンマッチを見てみたいとも思いますし・・・って他に対抗馬がいないんですよね(笑)
新日ジュニアの層は厚いとは思うのですが、ユニットが多すぎて分散しているので組み合わせにも限りがありますからねぇ。
各ユニットにあと1人ずつぐらいジュニア選手がいると色々な展開が見れる気がするのですが・・・