全日本プロレスの最終戦に参戦したタイチ&金丸の「元・鈴木軍」
試合後にタイチ選手から全日本プロレスに対して、宮原健斗選手に対してメッセージがありました。
「アイツらいいもん持ってるけどさ、あれだけじゃ、もう無理だって」
「何だ、あのチャンピオンのツイッターのフォロワーの数。1万? 2万? 何だそれ? 世間に響いてないってことに気づけ」
「いくらお前らが能書きたれたって、結局1万6000人しか見てねえんだよ、お前のことは興味ねえってことなんだよ。これじゃ、団体を引っ張れない」
以前にも同じような発言がありましたが、これに対して全日本プロレス側がどう考えるか。
基本的にこの手の話に反応しない宮原健斗選手の対応もありだと思いますし、タイチ選手とは因縁があるゆえに「俺が三冠を取ったら逆指名する」とタイチ選手を巻き込んでいく青柳優馬選手の対応も正解なのでしょう。
リング上では素晴らしい試合が繰り広げられていますし、仮にですが1シリーズでも宮原健斗・青柳優馬の2名が新日本プロレスに参戦でもすれば興味を持つ人も一気に増えるでしょう。
ただ現状では宝の持ち腐れというか、試合数も少ないですし...ただ試合をしているだけでは新規ファンの人に届かないっていうのはもったいないですよね。
しかも全日本プロレス側も戦略的に上手いとも言えないじゃないですか。
良い試合が繰り広げられたときに限ってYouTubeにダイジェストが上がらない(というか頻度が落ちすぎ)ですし、ビッグマッチへ向けて(例えば昨年の50周年に向かって)新規のファンでも流れがわかるように動画を更新していくことにも力を入れませんよね。
今回の後楽園ホール大会も真っ先にアップしたのは再生数が見込めるタイチ・金丸のバックヤード、次に退団したジェイク・リーのバックヤードで・・・他の所属選手のコメント動画をアップしていないわけですよ。
流れで見られる可能性があったのですから、次々とアップしていかないとダメですよね。
素晴らしい商品でも宣伝下手なら売れない時代です。
逆に上手い売り方をすればゴミみたいな商品でも売れる時代なんですよ。
新日本プロレスは素晴らしい商品を上手い売り方をしているから売れたわけですし、その点に関しては全日本プロレスは見習うべきところが多いはずです。
もちろん運営会社の大小からの資金力というのも影響するのですが、Twitter1つ取っても個人の発進でもやはり新日本プロレスの選手のほうが使い方が上手く面白いですし、SNS上から試合を盛り上げるという点でも新日本プロレスの選手は上手いです
例えば私もネットでビジネスをして独立して15年戦ってきていますし、企業の広告を回したりするコンサル的なこともやっているので思うのですが...新日本プロレスの試合が無い時に本来なら全日本プロレスは上手く動くべきなんですよ。
新日本プロレスファン=プロレスファン、というぐらい牌が多いわけです。
で、大会が無い間(シリーズとシリーズの間)に「他の団体も見てみようかな?」と思う人は一定数いるはずなんですよ。
そこでSNSなりYouTubeなりを活用して全日本プロレスのアピールをしていく戦略をするとか、プロレスファンの人向きに広告を打つとかやりようはあるはずなんですよ。
新規のプロレスファンを増やすことも大事ですが、今すでにプロレスのファンである人を持ってくる。「プロレスファンの二番手の団体」でもいいんですよ今はまだ。
あのお店が休みだからあのお店に行くかという状況でも立て直しの力をつけていくには十分ですからね。
「俺らは俺らでいいもんねー」では・・・もう何年も続かないですから。