本隊とUNITED EMPIREの8人タッグの試合後のコメントですが、各々が色々な思いがあるんだなと。
アキラ選手は「ニュージャパンが俺の居場所であり、俺がいたい場所だ。」という言い回しで、全日ファンの一部の心を折り(苦笑)
真壁選手は「成田だけが、イニシアティブを持ってる。ダメだな。俺たちこそいかなきゃダメだ」と最近の真壁選手は意気込みというか焦りも結構あるんだろうなという言葉を隠さなくなりました。
タイガーマスク選手は「自分の場合はもう勝ち負けとは関係なくね、やはりタイガーマスクとしての試合をしっかり見せられれば、それはそれでいいのかなと思っているんでね。まあ、あとはやっぱりうれしかったのは、原(辰徳)監督とLINE友だちになれたことが1番うれしかったかな?」とあの怖いタイガーマスク選手が勝ち負け関係なくと言い出したのも歴史の流れを感じました。
永田さん何かは「勝ち負けは当然重要で」というところを持ったままですが、タイガーマスク選手はある程度の割り切りも感じられますね。
そんな中、試合後にブリテッシュヘビーのベルトをTV王座戦が決まっている成田に見せつけて「ん?」と思わせたわけですが試合後のコメントはこんな感じでした。
成田、TV王座に王手をかけたことは褒めて遣わす。
https://www.njpw.co.jp/card_result/396966
じゃがな、余はブリティッシュヘビー級のベルトをすでに支配してるんだよ。貴様なんぞ眼中にねぇんだよ。
自らアピールして眼中に無いとはどういうことなのかわかりませんが、試合後の成田は「なんか言いたいことあるヤツ、いるみたいだけど、いまはドームのことしか頭にないので」というコメントなので・・・
どっちも興味ないんかい
という状態には笑ってしまいました。
※まぁそのうち交わる二人だとは思いますが
そんな中で、胸を打ったのがヘナーレ選手のコメント。
過去にもヘナーレ選手の熱いコメントには何度も胸を打たれている私ですが、今回のコメントもとても熱い。
勝ったぜ! それでもまだ悩みがある。
https://www.njpw.co.jp/card_result/396966
レストランの周りを歩いていると、急に美味しそうなステーキの匂いが漂ってくることがあるだろ!? 窓から覗きこむと、友達がいる。
友達が1kgのコーベ牛ステーキを食ってんだ!
すると腹が減ってくる。友達の様子を見てるんだ。
アキラ、オーカーン、オスプレイ、ジェフ・コブ、オージー・オープン、TJPのことを。
彼らはテーブルについてステーキを楽しんでいる。
このたとえ話は日本語に訳しにくいかもしれないが、要するにステーキはベルトのことを表してんだよ!
俺はEMPIREで唯一、その味を味わってない。
クソッ、俺は腹が減ってんだ!
今年はリングの中でも外でも俺にとって最高の1年だった。
今年の『G1(CLIMAX)』では、俺がこの世界に入って以来最多の勝利を収めた。2023年はついにベルトを手に入れるんだ。誰もがベルトを追っている」
タマ! タマ、タマ、タマ…。お前は負けた。
フォールを獲られた。それなのに、すぐに次のチャンスを手にするなんて!
ばかげてる!
ナリタ、お前は海外遠征をした。
そして、帰国するなりチャンスを与えられた!
ショータ、お前もだ!
だが、俺は闘うためにここにいる。
俺はあいつらとは違う。上に上がるためにゴマをすったりなんかしない。
くだらないことを相手にしてるほうがマシだ。
みんなが俺のことを負け犬と呼んでも気にしない。
なぜなら俺がベルトを手にしたそのとき、すべて自分の力によるものだと言えるからだ。俺はストリートで闘っていたマオリの少年からここまで上がってきた!
2023年、ついにベルトが“アルティメット・ウェポン”のもとへやって来る。絶対に!
まず前半の例え方、最高じゃないですか?
もうこれは詩人のレベルですよ。
加えて後半部分。
ヘナーレにはたしかにチャンスが与えられていないです。
良い試合をしていますし新日本プロレスでずっと頑張っているのに。
もちろんヘナーレがタイトル戦線に絡んだときに人気の部分では厳しいかもしれませんが、その部分が大前提になるのであればファン受けしやすい選手しかプロレスラーとして天下を取れない夢のない世界になってしまいます。
私は来年のヘナーレ選手の大ブレイクを期待していますし、ヘナーレ選手のコメントはパワーがあるのでこれをファンに届くまで続けてほしいなと思っています。