50周年へ向けて飛翔を望んでいた全日本プロレス。
しかし49周年の年末に岩本煌史・ゼウス・野村が退団し、満身創痍での50周年を切り抜けたところで何と今年はジェイク・リーが退団することに。
暮れの王道マットに激震だ。全日本プロレスのジェイク・リー(33)が、年内で退団することが明らかになった。暮れの祭典「世界最強タッグ決定リーグ戦」最終戦が行われた7日の後楽園ホール大会で所属選手、スタッフへのあいさつを済ませ、8日の会見で正式発表される見込み。
最初に動きがあったのが今秋に入ってからだ。ジェイクが「自分の力を試したい」と退団の意向を伝えてきたという。団体側も「生え抜きでやってきてくれたし、全日本の未来を支えてほしい」と慰留を続けてきたが、本人の意志が固く話し合いは平行線をたどった。だが、最後は団体側もジェイクの意向を尊重し、11月の契約更改の席で退団を認めることになったという。
https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/247564
TOTAL ECLIPSE結成→青柳優馬との合体でここから新しいジェイク・リーへとなっていくかと思いましたが、秋の段階で退団を申し出ていたということは「これまで見せたことがないタッグ」を最後にファンに見せてくれたということだったのかもしれません。
最近ジェイクがあまりコメントを出さなかったのもこれが理由だったんでしょうね。
まぁでもこれは理解できるところ。
というのも棚橋弘至からのラブコールがあり、ザック・セイバー・ジュニアからもまた組みたいと言われ、内藤哲也からも興味を持たれたジェイク・リーなのですから外に出て可能性を掴みたいところでしょう。
全日本プロレスにいたフランシスコアキラが新日本プロレスですぐにファンから支持されてタッグ王者にもなっていることも耳にすれば「俺も...」となるでしょう。
※新日本プロレスに参戦するかどうかはわからないですけど
年末の全日本プロレスではジェイク・リーの隣にSANADAとBUSHIがいて、対角線にタイチと金丸がいるという状況にもなりますし、そこからの点が2023年に繋がる可能性も0ではなさそうですが、こうなると困るのは全日本プロレス。
野村に関しては全日本プロレスに参戦していますが、ジュニアの主軸である岩本とヘビートップ戦線の1人であるゼウスを失ったことに加えて三冠戦線に必要不可欠のジェイク・リーまで失うとなると相当厳しいでしょう。
宮原健斗がいくら素晴らしいレスラーであっても、青柳優馬の急成長があるとしても・・・
諏訪魔・石川の大巨人もバリバリのトップですが数年後となると話は変わってくるでしょうし、宮原健斗が三冠→外敵を呼んで防衛戦→青柳優馬が奪取→外敵を呼んで防衛戦→宮原健斗以下略のような流れしか作れなくなる可能性もあります。
それに加えて宮原健斗と青柳優馬ならどこの団体でもやれるでしょうから、彼らのどちからが抜けるなんてことがあるともう立て直しができるレベルでもなくなります。
年明けの三冠戦で「全日本プロレスは大丈夫だ!」みたいな空気になる素晴らしい試合があることは想像できますが、次の日になったら「大丈夫か?本当に?」って冷静になってしまうことでしょうし・・・。
さて、追加情報としてイザナギとTAJIRIの2名も退団することになりました。
TAJIRI選手のネットワークも使えなくなりますし、ブラめんとのタッグが面白くて人気になってきたところでイザナギ選手も退団。
あぁ、イザナギ選手が最後にやりたいことをブラめんさんとしていたんだな・・・とか思ってしまいました。
うーん・・・下手すると全日本プロレスという団体がなくなり「全日本プロレス」というイベント名をうった興行がたまにあるみたいなところまで行くかもしれないですよね。
ファンが支えるにしても支えられる選手層がどんどん薄くなっていますし。
年明けに所属ではない元W1組の所属発表とかはあるかもしれませんが、もう宮原健斗の力だけでは・・・