愛知県体育館で客入りが1911人発表。
ワールドカップ日本代表戦と被ったにしても寂しい数字ではありました。
そんな愛知大会のメイン、後藤洋央紀・YOSHI-HASHI組と内藤哲也・SANADA組の試合は消灯で後藤・YOSHI-HASHIが勝利。
準地元の後藤と地元YOSHI-HASHIが王者となり凱旋を愛知の地で約束しました。
久々のデハポン締めに期待するファンも多かったと思いますが、物事は思うようにはいかないものです(苦笑)
ところで、試合後のYOSHI-HASHI選手のコメントが痛烈で痛快でした、
まぁでも、俺が前言ったように、あいつらはただの付け焼刃だったってことや。特に内藤は、俺にしろ、後藤さんにしろ、散々バカにしてきた相手でしょ。その2人に、オマエら今日、負けたんだ、オイ。内藤、もうちょっと焦った方がいいんじゃないか、オイ? もう、この『WORLD TAG LEAGUE』(優勝を)逃したら。もう1.4東京ドーム、(リングに)上がるチャンスないぞ、オイ。オマエは、シングル負けた。しょうがなく、この『WORLD TAG LEAGUE』出てんの? 違うだろ、オイ。SANADAに申し訳ないと思わない?
https://www.njpw.co.jp/card_result/388679
ま、個人的には、SANADA、内藤(組)っていうのは、なんか全然、俺は魅力感じない。個人的には、SANADA、タイチの方が俺は見たいと思ったよ。ま、俺だけかもしれないけど。タイチと対峙してるSANADAはもっともっと、楽しそうに見えるよ。なんか内藤と組んでるSANADAは、なんかね、元気ないっていうか、あまり力ない感じだよ。そんな、もうしゃべっても、実力が追いついてこない、口先だけの、口先だけが制御不能の内藤哲也。オイ、ほんとに、ほんとに、やる気あるなら、俺らは絶対、決勝上がってやる。オマエも、必ず決勝に来い。魂見せろ、この野郎
内藤ファンの方は脊髄反射的にYOSHI-HASHIに対してイラッとするかもしれませんが、、、いや、これ内藤哲也とSANADAへのエールですよね。
「俺たちが優勝して東京ドームでIWGPタッグ戦をやるんだ」というよりも、内藤哲也に対して「お前優勝しないとドームのメインどころかドームのカードすらねぇぞ?」って発破をかけてる感じですし。
もちろん散々YOSHI-HASHIと後藤洋央紀を小馬鹿にしてきた内藤哲也へやっとやり返せているという部分もあると思いますけど、十分このコメントはエールの要素もありますよ。
そしてSANADAに対しての発言はわりとファンの方は思っていることなんじゃないですか?
特にロスインゴのファンの人は思っていても周りのロスインゴファンの手前言い出せないことなんじゃないかなと。
結局のところSANADA選手は内藤哲也選手と組むと内藤哲也の人気と立場の影に隠れてしまいますし、実際問題バランスが悪いというか「武藤×馳」とか「武藤×蝶野」ではなく「武藤×武藤」みたいな感じになりますからね(試合スタイルというよりルーツとかその他要素で)。
そうなると内藤哲也>SANADAになってしまいますし、格の部分でも内藤哲也が上なわけで。
そもそも「団体を超えたライバル」として比較されてきた内藤哲也とSANADA、この二人が同一ユニットになってしまったことが厳しいっちゃ厳しいんですよ。
10年来ぐらいのファンならその関係性は知っていますから、内藤哲也とSANADAが対峙する形って本来は見たかったじゃないですか?
だって団体を超えたライバルが同一団体になったんですよ?
それでそれってもう「ライバル」になるべきじゃないですか。
なのにそれを見せなかった上に「オカダのライバル(勝てないが)」という謎キャラになってしまったSANADAはそりゃ厳しいですよね。
例えば内藤哲也がIWGPの絶対王者であれば同一ユニットにいるとIWGPが遠くなります。
それはCHAOSで言うところのオカダがIWGPの象徴的であり頂点に位置するので、後藤洋央紀がIWGPを手にするためにオカダを超えるためにCHAOSに入ったという謎移籍でIWGPから縁が遠い存在になってしまったようにです。
でもロスインゴは違うわけですよね。
内藤哲也はトップ選手ですがIWGPの中心的な存在とは言えないです。
ベルトを超えた存在という立場に位置するので逆にチャンスが来ない。
それならSANADAは他のユニットの2・3番手とは立場が違うのでチャンスがあるはずなのですが、そのチャンスが回って来ず・・・来たとしても掴めない。
それどころか、ロスインゴと元ロスインゴというところで言えば内藤哲也・鷹木信悟・EVILはIWGP王者経験者ですからね。SANADAがロスインゴのままでトップに立つのは相当厳しいわけです(負傷でUS返上など不運もあったが)。
何ならヒロムとBUSHIもIWGPジュニアヘビー王者になっているわけですから、これは相当な差があるわけですよ。
いくら内藤哲也が若干のピークを過ぎてきているとは言っても、ロスインゴで内藤哲也とのパワーバランスをひっくり返すのは難しいです(鷹木信悟もいるわけですし)。
今回のワールドタッグリーグで優勝できないのであれば、SANADAはそろそろ独り立ちというか活躍できる場を求める方がいいのかもしれませんね。
勝手に成田と世代交代をテーマにした試合を受けて(世代のトップになっていないのに)それで負けてしまってという「あれ?SANADAはなぜ勝手にゲームセットしたの?」という部分を無かったことにするためにも・・・ですね。
34歳で人気もある中堅選手のSANADA選手が上にも下にも対して「世代交代」を打ち出していかないといけないんですけど本来は(苦笑)
オカダ選手以外は狭間の世代になりそうな状況なんですからねこの世代。