成田凱旋

両国国技館大会のカードの一部が発表されました。
すでに発表されていたジェイ・ホワイトvsタマ・トンガ、そしてオカダ・カズチカvsジョナに加えて石森太二vsKUSHIDAがノンタイトル戦で行われ、また成田蓮が凱旋帰国するとのこと。

まず石森太二vsKUSHIDAのノンタイトル戦というのは随分気の利いた決断だなと思いました。
石森太二がKUSHIDAを査定するという宣言での前哨戦が、KUSHIDA選手の手足口病での欠場もあり満足行くものではなかったと。(私もなったことがありますが、手足口病って辛いのよ)
これでタイトル戦にしたら筋が通らなくなるわけですが、これまでの新日本プロレスならそういう筋道を気にせずタイトル戦にしていたと思うんですよ。

が、しかしタイトル戦という目玉がシングルマッチとなったことは両国国技館大会全体としては痛手。

ジェイ・ホワイトvsタマ・トンガ、応援と期待はタマ・トンガへ集まるかと思いますが本音では「ジェイがリベンジして防衛でドームだよね」と思っているファンが99%でしょうし、オカダ・カズチカとジョナに関しても同じだろうと。

もちろん権利証がかかってないということが若干ジョナ連勝という可能性も小指の爪先ほどアップさせますが、じゃあジョナが勝利して負けたオカダがドームメインへ?というのも中々考えられない。

こういう状況なので、やはり両国国技館は前列は完売していますが他のチケットは苦戦している様子ですから「サプライズ登場」や「事前の煽りまくり」をせずに、もちろん本人のキャラとも合っているということもあって成田の帰国を予め公表するということで話題性を生みたいということなのかなと思います。

ところでその成田ですが、まだ24歳でしたっけ?そこまで若かったですっけ?

いやー最高ですね。
他団体では結構若い世代の急成長が目立っていますが、海外修行3年でまだ24歳、それも海外修行に行く前からもう素晴らしい試合をしていてルックスも良い成田が戻ってくるのは大きなプラスです。

もう個人的には海外組が全員戻って世代闘争でも仕掛けてほしいぐらいですから。

まぁそれでも今の新日本プロレスは上が詰まっているので、簡単にチャンスは与えられないかもしれません。
近年でいうとマスターワトの凱旋帰国~1年ぐらいばりに悲惨な目に合うかもしれませんが。

さて、帰国後ですが・・・予想ではなくて、希望としては本隊で頼むよと。
海外行く→帰国→ヒール化→ダークヒーロー化→気のいい兄ちゃん化→という流れはもういいです(笑)

そもそも「本隊が強く、会社に守られ、意見が通る」からこそ「反体制派」としてのユニットが光るのがプロレスだったはずなんです。

それが「本隊が弱く、会社から優遇されることもなく、前座を温め、高齢化に悩む」という状況で外のユニットに出ていくって、それはただの「逃げ」ですからね。

みんなが「棚橋弘至にはなれない」「オカダにはなれない(CHAOSも本隊みたいなもんだ)」というところから逃げちゃっていますけど、でも特に棚橋弘至選手の年齢を考えた時に「この席は空くし、埋めないといけない」んですよ。

もちろん棚橋弘至と比較されるから大変です、それはわかります。

でもそこから全員が逃走してしまうと・・・って思うんですよね。

なので成田だけではなく、現在海外にいる希望の塊のような選手が全員本隊に入るぐらいでもいいと思うんすよ。

体制側がずーーーっと弱い状態では他ユニットのファンも熱量が上がってこないでしょう。


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