優勝決定戦進出をかけた2試合
セミファイナルのオカダカズチカvsタマトンガの試合はオカダカズチカが勝利した途端にため息が映像から聴こえてきましたが・・・そりゃあもうオカダファンですらタマトンガを応援したくなるような試合でしたからね。
ベルトが無くても絶対王者、これを10年続けてきたオカダに関してはもう負けるところが見たいという気持ちのほうが強くなって当然ですし、その相手がベビーに戻ったタマトンガなのですから仕方のないところ。
ジェイ、オカダを連覇して一気にトップまで駆け上がる姿が正直見たかったですが・・・やはりオカダの牙城は崩せず。
ただジェイに勝利しているのでIWGP戦のチャンスはありますけど、もうここで負けると奪取するイメージは無いです(笑)何ならこれがシングルの最実績で後はタッグ屋に戻るところまで想像できてしまいますが、、、この試合が終わった時ふと思ったんです。
最近の新日本プロレスから夢とか希望を貰っていないことに。
元気とか勇気はもらってますし、楽しみももらってますよ。
でも、結局リングの上で見るものって「夢や希望なんてのは叶わないのが当たり前だし、スターには勝てないんだよ」という現実をね、非現実のリングから現実ばかり見せられているような気がするんですよ。
内藤哲也がブーイング地獄の中から這い上がって最初にIWGPを手にした時を最後に、夢とか希望ってあまり新日本プロレスのリングで表現されたことがないなと。
さて、そんな内藤哲也はオスプレイの全てを受けきってボコボコにされて敗れました。
が、内藤哲也という人は負けた試合の方が印象に残るんですよね。
相手もリミッターを切ってきますし、オスプレイの攻撃というのも凄まじいものがありました。
これで決勝戦はオカダカズチカvsオスプレイとなりますが、当然凄い試合になることは約束されているようなカードですが...オスプレイが新日本プロレスをもっと凄い団体にすると宣言しているあの思いはね、凄く応援したいです。
コロナ禍という逆境も理由ですが、明らかに動員が落ちていますし、日本武道館でやるにはかなり寂しい客入りになっているのはね、やっぱりマンネリ感も理由でしょうし。
50周年の節目もそんなに大きな変化もなく進んできて置きに行くような状態が続くのであれば、オスプレイとジェイが中心になって海外にも届きつつ国内のファンが見ても新鮮な流れになる方が現時点では良いのかもしれないなと思うのです。
オカダカズチカという超人はほとんどの目標をやり遂げてしまって、もうファンの楽しみが負けることになってしまっています。
逆転の内藤哲也、もう何度も逆転は見ましたと。
何ならロスインゴ前→ロスインゴ結成→両国でオカダ撃破、これが逆転の内藤哲也だったんですよ。それ以降は別に内藤哲也がタイトル戦線から遠のいたりすることがあるだけで、勝ち組の内藤哲也なんですから、逆転と言われてももうピンとこない。
一度、ここで一度流れを大きく変えないと。
ガチガチに固定された今では見たいカードも見れないですし、見たいタッグも見れない。
カード編成でも夢が無いとなると、何を見せてもらえばいいのかわからなくなります。
ただ試合が過激になりスピーディーになるだけの進化しかないのではないかと思ってしまうのです。
明日は何らかのサプライズが、大小問わず1つぐらいはあるでしょう。
無かったらもう笑ってしまいますが...
攻める新日本プロレスの50周年、残りの期間で見せてほしいです。