那須川天心vs武尊、だけでなく素晴らしいカードが目白押しだったTHE MATCH。
もちろんPPVで購入して見ていましたけど・・・あの客入りは猪木さんのドームであったり新日本プロレスとUWFの対抗戦を思い出しましたよ。
どちらかを言えば後者ですね。
RISEとK1の対抗戦カードが色濃い日でしたし、団体のプライドをかけての大会だったわけですから・・・そしてメインは天真爛漫な那須川天心とシリアスな武尊ですから、武藤敬司と高田延彦戦を思い出してしまいますよ。
この大会の客入りにはオカダカズチカ・鷹木信悟が素直に悔しさを口にしていますが、そりゃそうですよね・・・これを素直に言えるところはカッコいいですが、危機感も生まれたと思うんですよね。
総合格闘技やボクシング・キックボクシングなどがどう逆立ちしてもプロレスに勝てない部分がドラマだと思うんですよね。
プロレスは試合数が多いですし、何度もライバルとの再戦もあるわけじゃないですか。
でも、那須川天心と武尊の関係性と試合に至るまでの7年ほどの時間をかけた物語というのはプロレスの世界でも中々できることじゃない。
そしてあの試合、結果、涙、感謝、そりゃPPVと入場料で50億稼ぎますよ(笑)
日本人のPPVへの意識もこれで少し変わるんじゃないかと思いますし、影響は多大だと思います。
新日本プロレスとNOAH、新日本プロレスと全日本プロレスの戦いが今年有りましたけど、同じ対抗戦でも話題力の差は歴然ですからね。
ただ、ただですよ、格闘技界はこれでもう目玉カードが国内にはない。
9月の朝倉未来とメイウェザーがほぼ切り札的になるでしょうし、地上波放送が完全になくなれば世間に届かなくなるはずです。
なので、今こそ新日本プロレスが地上波生放送を一発やるべきだと思うんですよ。
新日本プロレスWORLDの放送を減らしてPPVにシフトしている場合じゃないというか、今入り口を大きく作る瞬間がなければどうやっても右肩下がりになることは目に見えていますからね。