3連覇&4度目のベスト・オブ・ザ・スーパージュニアを優勝した高橋ヒロム。
満身創痍の中、試合の主導権をデスペラードに握られる時間が長かったですが、それを乗り越えての勝利。
今後は石森への挑戦、そしてジュニアの象徴として・・・ってのもいいですが、どうせならG1出場してほしいなぁと。

「ヘビーのような試合」という褒め言葉なのか何なのかわからないジュニアへの言葉、いや高橋ヒロムとデスペラードの試合に用いられますが...それならジュニアヘビー級としてのこの二人の魅力は対ヘビー級の方が出るのではないでしょうか。

今年のベスト・オブ・ザ・スーパージュニアは「これぞジュニアの祭典だ!」と思いましたし、ベスト・オブ・ザ・スーパージュニアの前身となるTOP OF THE SUPER Jr.の2回目から見ている私も今年のベスト・オブ・ザ・スーパージュニアは本当に楽しかったですし、ジュニアの面白さと魅力に魅了されました。

ただ、優勝決定戦に関してはベスト・オブ・ザ・スーパージュニア2022の最後の試合というよりは高橋ヒロムとデスペラードの永遠のライバル争いの中の1つの歴史に残る試合という印象で、最後に全参戦選手が集まって「俺たちのベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」と言われたとしてもそう感じなかったかもしれません。これが不思議なところで。

やはり高橋ヒロムとデスペラードが対峙するとこの二人の世界が濃ゆくなりますからね...

さて、これでまたヒロムちゃん時代が戻ってくるのでしょうか?
いや、ヒロム"ちゃん"ではないかもしれませんね。
ここ最近の高橋ヒロムの表情の堅さを見て「何かおかしいな」と「楽しくないのかな」と思うこともありましたが、年齢的にも立場的にも大人の高橋ヒロムを見せながらの時代を見せてくれるのかもしれません。

そしてデスペラードの逆襲...は本当の意味ではベスト・オブ・ザ・スーパージュニア優勝を手にするしかないと思いますが、ここまで勝てないと縁が無いのか?とも思ってしまいますね。
これだけのメンバーレベルで来年以降もベスト・オブ・ザ・スーパージュニアが開催され続ける場合にはデスペラードは一度も優勝できないまま終わる確率の方が高そうですし...

ただデスペラードが優勝する時には対角線に高橋ヒロムが立っていてほしいですよね。
そうなると・・・実質ジュニアは停滞していないか?ということにもなってしまいます。

なのでワト・SHO・YOH、そしてDOUKIが4強と言われるぐらいの状況でのベスト・オブ・ザ・スーパージュニアを見せてほしいですね。

追われる立場だけで戦っていても未来は無いですし、高橋ヒロムを脅かすのがデスペラード、デスペラードを脅かすのが高橋ヒロムではこの二人がずっと中心です。
新日jrはこの二人が中心で回っているのは事実ですが、ここに割って入る選手が出てきてくれないと・・・

また高橋ヒロムとデスペラードが並んで立つというような夢の光景がもしあるとするなら、この二人を脅かす存在が出てきた時でしょうからね。

カリスマ性という意味では二人とも足元から溢れるぐらいの存在ですが、カリスマ性の色が違います。
なので一度ぐらいこの二人が並ぶところを見てみたいんですよね。

 


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