新日NOAHの対抗戦を終えての感想をダラダラ書いていこうと思いますが、まずドシンプルな結論としては「楽しかったし面白かった」が本音。
そして僕はNOAHを全然見ていなかったですが、それで良かったなぁということですね。
こんなに素敵な選手が沢山いるんだと思わせてもらえましたし、これからはNOAHをぜひ見ようと思わせられましたから。
第0試合、藤田晃生vs矢野安崇の試合で大会がスタート。
第0試合というナンバリングは個人的に嫌いでして「別に試合時間を30分前倒しして第1試合扱いでいいじゃん」といつも思うんですね。
しかもこの試合は若手同士の闘いですから「これがある意味団体とこの大会の看板」だとも思いますから。
そしてこの試合は確かにその看板であって、お互いの気迫とプライドが脳に刺さってきました。
この二人はいずれまた遭遇するでしょう、プロレスの神様はきっとそういう運命を用意しています。
そしてその運命をファンとしてぜひ見たい!と思いました。
第0-2試合 天山広吉&小島聡&永田裕志 vs キング・タニ-&モハメド ヨネ&齋藤彰俊
対抗戦だの交流戦だのやりまくってきた第3世代ですが、この日も元気&対抗戦モードの怖さがあり「カッコいいおっさん」を見せつけてくれました。
個人的にはキング・タニ-&モハメド ヨネ&齋藤彰俊の3名は知っている選手ですし、齋藤彰俊選手が新日に上がった空手家の頃から見ていまして、実はプライベートでも一度お会いしたことがあったりするぐらいなので結構思い入れとしては強いカードでした。
で、やっぱりベテランだけど丸くなってないぞと、それを見せてくれたこの試合は激しくも素敵な試合だったと思います。
第1試合
石井・後藤・YOSHI-HASHI・田口・ワトvs原田・大原・稲葉・稲村・オカダ
NOAHには良い選手が沢山いるんだなーと、一気に目に飛び込んできた試合でした。
特に稲村選手ってのは何という肉体をしているんだと驚きましたし、石井の胸へのエルボーの音がエグかったですね。
「やはり打撃はNOAHの方がかなりハードヒットなのか?」とこの日はずっと思わされましたが、その始まりがこの試合でした。
石井vs稲村というのは今後見てみたいカードですし、点と点がつながってほしいですね。
後はもうYOSHI-HASHIの気合いにしても頼もしさにしてもですし、いつの間にか貫禄すら見えるようになっているこの姿にはNOAHファンよりも新日ファンの方が驚いたかもしれません。
しかも対抗戦向きのスキルを感じさせてくれましたし、今後もこの手の時には特攻隊長のように出ていってほしいです。
そして試合後の田口監督のコメントとその後のTweetが・・・怖い(笑)
恐らくこの日の全選手の中で一番NOAHに対して口撃したのは監督です。
第2試合 SHOvs小峠篤司
少し前なら全然違う「熱い試合」になったかと思いますが(笑)
今のSHOは今のSHOのままでの戦いを貫きましたし、本当に面白いですよ。
今一番新日で面白い選手なのではないでしょうか?
この試合も反則を遠慮なく使い勝利し、試合後には「越えるには小さい峠だった」や「大洪水」だとか、ワードセンス抜群でした。
一方の小峠選手、僕はほぼ見たことがないのですが見た目も動きもカッコいいですしBOSJで見てみたいなと思いました。
新日にも手が合う選手は沢山いそうなんですよね。
第3試合 石森・外道vs吉岡世起・HAYATA
この試合に関しては「外道さんはいつまでも凄いなぁ」と思ったことが一番で、対抗戦の雰囲気ではなかったかなぁという印象。
ただ石森と吉岡、石森とHAYATAのシングルは見てみたいと思いましたし、NOAHの2人がどのような試合をNOAHでやっているのか?
そんな興味を持ちましたし、特にHAYATA選手の雰囲気は独特なので気になりました。
SHOとHAYATAなんてのも見てみたいです。
第4試合 エルデスペラード・DOUKIvsNOSAWA論外・YO-HEY
新日ジュニアの代表的立場のデスペラード、そしてDOUKIとNOSAWA論外の関係性に目が行っていましたが何ともYO-HEY選手が面白い。
デスペとの口撃合戦が面白かったですし、どうも最近「外との戦いを求めている」空気のあるデスペラードも興味を示している様子。
どこかでタイトル戦をやりそうな気もしますが、ぜひYO-HEY選手にはBOSJに出てほしいなと思いました。
チャラ顔に派手な頭に髭に口も立つこの感じは一度見たら忘れられないですね(笑)
第5試合 鈴木みのる・タイチ・TAKAみちのくvs杉浦貴・桜庭和志・矢野通
KENTA欠場のXは何と矢野通。
ということで、もはや新日とNOAHの対抗戦の空気感は皆無だったこの試合。
鈴木みのると杉浦貴のNEXTには興味がありますが、それ以外はそこまで・・・いや対抗戦じゃなければ面白いカードですけどね。
そういえばタイチが全くこの試合に興味がない素振りでしたし、ドームからずっと元気がないのが気になります。
シングルのトップ戦線に食い込んでほしいのですが、どうしてしまったのでしょう?
第6試合 EVIL・ディック東郷vs潮崎豪・マサ北宮
潮崎豪はやっぱりイケメンだな・・・というのが一番の感想です(笑)
プロレス界でダントツ1位のイケメンですよねぇ。
で、HOTはいつも通りで・・・何も生まれない試合だったのかなと思います。
ただ個人的にマサ北宮選手、ほぼ初見でしたが男臭くてめちゃくちゃいい選手だなと。
まだ33歳ということですし、今後チェックしていきます!
第7試合 金丸義信・ザックvs小川良成・丸藤正道
対抗戦なのかNOAH同窓会なのかという試合でしたが、もっと見たかった!というのが本音です。
新日ファンでも丸藤正道は知っている人が多いはずですが、本当に近年のファンだと初見かもしれません。
なので「この人、もっと凄いのよ」ってのをやきもきしながら見てましたもん。
ザックと小川もまだまだ見たかったですし、金丸のウイスキー出ちゃった!のシーンが印象に残らないぐらい濃厚な試合がみたかったっすね・・・
ロスインゴと金剛の第二ラウンドが見てみたい
ダブルメインイベント1 ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンvs金剛
まず内藤哲也が楽しそうでこっちも嬉しいということや、高橋ヒロムと内藤哲也はまだまだやりたそうなのでNEXTにも期待できる点がまず楽しみ。
で、いやー・・・なんと言えばいいのでしょうか・・・難しいな。
試合前から僕は凄く拳王選手に興味を持ちまして。
ほぼ見たことがない選手ですが、面白そうだし伸びしろが凄そうだしどこか可愛い部分もあって(笑)めちゃくちゃ気になっちゃってました。
試合を見ても蹴りが凄いですし、気持ちも見えるし、内藤哲也と合いそうだし凄く気になります。
NOAHを見ようと決めた理由の7割ぐらいは拳王選手ですね。
で、拳王選手ってのはNOAHファンからするとどういう存在なのでしょうか?
もう完成されている存在なのか、それともいつかの内藤哲也のように「ここからやり切れば爆発する存在」なのでしょうか?
これが後者だったら楽しみなんですよねー。
ま、自分の目で確認しますが。
僕のNOAHへの入り口は金剛というより拳王選手ですね。
清宮の涙は大きな伏線として未来へ繋がってほしい
ダブルメインイベント2 オカダカズチカ・棚橋弘至vs武藤敬司・清宮海斗
オカダカズチカ選手はボロクソに言いましたが「新日に来て修行してNOAHに帰れば?」的なコメントが全てかと。
オカダだって涙した日がありますし、10年前には諏訪魔にボロクソにやらたわけですし、オカダは清宮への期待はきっと持っているはずです。
NOAHファンじゃない僕でも彼の試合とルックスと年齢を見ればプロレス界全体で育てるぐらいのことをするべきだと思いますし...
この年齢で対抗戦のメインでオカダカズチカ・棚橋弘至・武藤敬司と試合をするなんてとんでもないことです。
悔し涙が嬉し涙に変わる日はきっと来るでしょうし、そこへの伏線としてのこの日のこの涙ですよ。
そんな楽しい大会でしたが、一番印象に残ったのはこのシーンです(笑)
天才と逸材が並んでリング上にいる今現在の天才と逸材を見ているかのようなね・・・
この1カットで持っていけるこの二人はやっぱり凄い。
全部食う武藤敬司の系譜の棚橋弘至もやっぱりそういうところがありますし、恐らくこの時二人ともが「この写真は使われるぞー、目立ってるぞー」と思って内心ニンマリしているであろうことがファンとしては嬉しい。
で「プロレスのチカラ」をプロレスファンには届けてくれたと思います。
次は世の中へ「プロレスのチカラ」を見せてほしいですし、そういう瞬間を楽しみにしています。
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