EIGHT -PRIDE OF NAGOYA- 岩本煌史プロレス休業前のエイト興行は超お祭り騒ぎ!鶴舞スポルティーバでの最高の一夜

30年前にプロレスを知り、ずっとプロレスファンをしてきて気がつけば41歳。
これまでに「最高!」と言葉にしたことは数多くありましたが、もうこれは嘘偽り無い本音として書きます。

『この日の為に、最高って言葉を使わないで取っておけばよかった』

"最高童貞"をこの日に捨てたかったと思いましたね。

その最高を感じた場所は名古屋は鶴舞のスポルティーバ。

私も名古屋の人間ですから、過去に何度か足を運んだことがあります。
それこそ岩本煌史選手がまだここで所属選手として戦っている時にも見ていますから、思い出深い場所です。

この場所に久々に訪れた理由は、エイト興行を観戦する為。

岩本煌史選手がプロレス休業宣言をしたことにより、すぐに動いたのが阿部史典選手を中心とした岩本煌史選手の仲間たち。
休業宣言をしてからまだ何日も過ぎていないのに実現したこのエイト興行、チケットはもちろんすぐSOLD OUT。

たった2試合の大会でもこのSOLD OUTは至極当然のこと。

休業する岩本煌史選手の存在はもちろんのこと、プロレスリングBASARAから阿部史典選手、STRONGHEARTSの入江茂弘選手、DDTプロレスリングから彰人選手、プロレスリングFREEDOMSから杉浦透選手、そしてSportiva Entertainmentの石田慎也選手といわゆる「スポルに縁の深い売れっ子」が一堂に会するメインイベントに加えて小仲=ペールワン選手・高井憲吾選手・伊東優作選手・影山道雄選手、そしてリングアナウンサーはノリ・ダ・ファンキーシビレサスさんと超豪華な面々。

※ちなみにノリ・ダ・ファンキーシビレサス(nobodyknows+)さんって、1980年生まれで千種区出身って僕全く同じなのよね...

超満員の会場を挨拶で盛り上げる阿部史典選手とノリ・ダ・ファンキーシビレサスさんに始まり、第1試合からまぁ面白い。

小仲=ペールワン選手・高井憲吾選手・伊東優作選手・影山道雄選手のタッグマッチだけでも満足して帰宅できたであろう充実感。
面白くて激しい、これがプロレスだよな!ってこの時点から自分がどんどん童心に帰っていく気持ちでした。

で、小仲=ペールワン選手の試合を生で見るのは多分2回目なんですけど...この人、天才なんじゃなかろうかと。
宮原健斗戦のときから薄々感じてはいましたが、生で見ると「スゲェな」って何度も思いましたね。

この日、この時間、スポルティーバが世界で一番面白くて熱い場所だった

「岩本、プロレスやすむってよ。」
そりゃもちろん寂しい。間違いなく寂しい。

僕からすれば地元名古屋スポルティーバ所属の時に生で見ている選手でもあるし、そこから全日本プロレスに行きジュニアの天下を取ったところまでずっと見ている選手だ。

だから当然感傷的な部分も抱えてこの日はスポルティーバに行った。

彼の入場シーンを見て「あぁ、暫く見れなくなるんだな」と思うと鼻の奥がツーンとした。

ただ、試合前にノリ・ダ・ファンキーシビレサスさんの面白いMCと記念撮影から始まったこの試合を見ていたら感傷的な部分は一度吹き飛んだ。

ノリ・ダ・ファンキーシビレサスさんが言うように「年末感」というか、祭りよね。
試合序盤からもう選手全員が楽しそうで「コントかよ!」って部分から「トップ選手の激しい試合」まで、1試合の中に「プロレス団体の1日の試合全て」が詰まっても届かないようなとんでもないプロレスを見せてくれたわけですよ。

試合序盤の岩本煌史の笑顔を見た時に「ああ、この人は本当にプロレスが好きなんだな」と思いましたし、それは他の選手も同じで『なんて楽しそうにプロレスをするんだこの人達は!』って思いました。
だからこそ見ている人も楽しいし興奮するし、僕自身が最近プロレスに対して「うーん」と思うことが増えてきていたことを全部否定も肯定もしてくれたような試合でした。

序盤は面白く、そして後半になるとめちゃくちゃ激しくなったこの試合。

やはり見所は岩本煌史と阿部史典のバチバチの戦いが繰り広げられたところで・・・それまでは笑いもあった会場が急に緊張感とある種の悲しさというか、こんな凄い試合がもう終わりに向かっていることや岩本煌史が一旦の終わりに向かっていることを脳が認識したというか。

激しいエルボーの打ち合いの中で阿部史典が「休むなよ!」って叫んだ声が聞こえた時には泣きました。
多分、みんなそう思っているし、みんな休んでほしくない。

この試合後に岩本煌史がマイクで「昨晩、阿部が泣きながら電話してきた」と暴露していましたが、そりゃ悲しいさ。

入江が全日本プロレスでGAORAを手にしたときも「岩本煌史とやりたい」と言葉にしたのは、岩本煌史が休業することを知っていて引き止めたかった気持ちもあったんでしょう。

ただ、この大会が終わった時のお客さんも選手もみんな笑顔でした。

幸福感、多幸感、なんかわからないですけど寂しさにそっちが勝つぐらいの凄い大会だったんですよ。

僕自身も「あ、岩本煌史を腹いっぱいにさせてくれたわ」って「1年ぐらいは岩本煌史のプロレスを食べなくても耐えれそうだわ」って思いました。

この日は2試合の予定でしたが、急遽行われたボーナス試合に関してはここで触れませんが(笑)
ぜひDVD化したら多くのプロレスファンに見てほしいですし、ツイキャスのアーカイブでもまだ見れるはずなので気になる人はぜひ見てください。

30年間プロレスを見てきた僕が「一番楽しいプロレスの大会だった」と間違いなく言えますから。

https://twitcasting.tv/artedit/shopcart/122503

岩本煌史が帰ってくる日を「期待せず」待ちます

スポルティーバ時代から岩本煌史を見ていて、全日本プロレス時代も見てきて、面白いことに通っていたジムの壁に岩本煌史のサイン入りポスターを見つけて、それから偶然に某焼き肉屋で隣の席になり(話しかけなかったですけど)。
それからしばらくして知り合うことになって、意気投合して朝まで飲んで・・・と、友人関係と言えるような存在でもある岩本煌史。

昨年私に娘が生まれたのですが、彼女が人生で最初にもらったサインも岩本煌史選手ですし、何なら私の家族もわりと会っているぐらい身近な存在であるのですが・・・岩本煌史という男の人間性は真っ直ぐで嘘をつかないし、好青年だけどわりと毒舌で本当に人として好きなんですよ。

ですが、昨日の大会が終わって夜中までファン同士で語って盛り上がって、一人でタクシーに乗った時に妙に泣けてきたのは友人だろうがなんだろうが私は「岩本煌史のファン」であるからなんでしょう。

やはり悲しくなったし、まだまだ彼のプロレスが見たいと思うんです。

数行前に「嘘をつかない」と書きましたが、そんな岩本煌史が「休業なので」と言うなら帰ってくる可能性は高いと思います。
でも昨日リング上で「好きなレスラーは応援できる間に会場で応援してあげてください」という言葉をファンに送ったときに「あれ?戻ってこないのかな?」とも思う部分がありました。

そんなこともあったので私的には頭の中で「岩本は復帰する、しない、する、しない」と花占いでもしたくなりましたが、よーく30年間のプロレスファン人生を振り返ってみて思ったことがありましてね。

『レスラーの言うことなんて信用しちゃダメだ』と(笑)

誤解がないように補足しますが、いい意味ですよこれ。

冷静に考えたら、レスラーに何度騙されてきたことか。
冷静に考えたら、昨日のあんなめちゃくちゃなことをするような人種の人達なんて信用しちゃダメだと(笑)

だから私はね、岩本煌史の復帰を「期待せず待つ」ことにします!

・・・というか、もう休業したみたいな書き方をしてましたが、まだ全日本プロレスでの試合が残ってましたね(笑)

http://www.all-japan.co.jp

岩本煌史の第一章か第二章だったのかわかんないですけど、何にしても一旦の終幕が近づいています。

しっかりと見届けさしていただきます。


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