時計の針が進むとか未来へ進むとか、そういう空気感の新日本プロレスになりつつある中ですが・・・いや、時計の針を戻しながらも未来へ進むことはできるんじゃん?って今回思いました。

オカダカズチカと棚橋弘至、やっぱりこの二人が戦えば「今も未来も過去もそこにある」って思うんですよ。

US王者となって沈んだ太陽どころか昔より高い位置で新日本プロレスを照らす棚橋弘至と、レインメーカーを復活させたオカダカズチカ。

試合終了ギリギリの激闘の中で、オカダの開脚ツームストンパイルドライバーなんてもう時間切れになる可能性を考えてツームストンパイルドライバーに担ぎ直す時間短縮での閃きですよ。

そしてそこからのレインメーカー復活での勝利なんてもう凄いの一言でした。

棚橋弘至とオカダカズチカ、太陽と雨。
そこに中邑真輔が居た時は太陽と月の関係でもあったわけですが、いつも中心は棚橋弘至・太陽だったのでしょう。

しかし月を失い太陽が少し目立たなくなり、雨に打たれて沈んだ太陽。
でも気がつけば雨も降らなくなり、そしてまた太陽が出てきたら雨が降る・・・

やはりオカダカズチカと棚橋弘至は特別な関係であり、やはりここまでの10年間の歴史もこれからの歴史もこの二人がいなければ語ることはできません。

IWGPの歴史を軽く考えた新日本プロレス、そして新しい歴史を作っている鷹木信悟、そしてこのIWGPの歴史を重くしているオカダカズチカと棚橋弘至。
ここからはもうある意味ではファンとの戦いでもあると思います。

もちろんプロレスとは常にファンや世間との戦いもしているジャンルですが、今年のG1は「ファンに媚びる」とかではなく「ファンと戦う」ところに重きを置いてほしいです。

おそらくこの秋は新日本プロレスにとってもターニングポイントになるはずです。


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