全日本プロレスのシリーズがスタートしました。
三冠戦、世界タッグへ向けての空気感や世界ジュニア戦を控えている岩本煌史のコンディションなど注目点は多い開幕戦でしたが、それよりも何よりも以前書いた「アンファンテリブルの動き」について、このポイントがやはり表面化しましたね。
W1から来た外敵として無観客試合を荒らしていたアンファンテリブルでしたが、早々にこのユニットを仕切る芦野がクリーンファイト&諏訪魔に対してのリスペクトが全開という状況になり、前回の三冠戦でも「好青年の熱いファイター」としか言いようがない姿を見せていました。
流石にこれではアンファンテリブルから追放、内部分裂もあるのではないか?と思っていたところで・・・キナ臭くなってきたのが今回の試合。
試合に破れた大森北斗の頭を小突き、羆嵐と口論。
そして一人だけ先に戻って行ってしまいました。
試合後に大森北斗は「正々堂々やたらやりたがりますね?俺がアンファンテリブルに入った意味はなんですか?」と疑問をぶつけると「てめぇで見つけろ」と一蹴。
その後に芦野は「やり方が間違っていると思うんですよ。」と丁寧なコメントをしている辺り、もうアンファンテリブルとして荒々しい外敵を続ける気はなさそうです。
こうなると芦野についていくアンファンテリブルのメンバーはいないのでは・・・?
TAJIRIのツッコミに怪しい返答をするジェイク・リー
さて、そんな騒動の最中にジェイク・リーと羆嵐が何か言い合い?会話?をしているシーンがありました。
これについて試合後TAJIRIは「クマと話してなかった?」と突っ込むと、ジェイクは「いや別に。特に。俺から言えることは以上です。」と何か怪しい回答をしています。
また、気にしすぎかもしれませんがリングから去る芦野と岩本煌史の目が合う瞬間がありました。
岩本煌史が睨んだだけのようにも見えますが、アイコンタクトにも見える、そんな瞬間。
陣JIN結成後、すぐにコロナ禍になり他団体の阿部や吉田があまり関われずに野村まで負傷してしまい、ついに全日本プロレスに正当系の若いユニットができたと思ったところでまたしてもユニットらしい活動ができていないジェイクと岩本煌史。
パープルヘイズもアンファンテリブルと似ていてヒールだったはずなのに、今では正々堂々好青年のゼウスを頂点としてファンに愛されるユニット化している中です。
そう考えると、実力者であるジェイクと岩本煌史が何かを考えていてもおかしくないような気がします。
今の全日本プロレスでヒールしかりダークヒーロー的なプロレスで一番美味しいであろうポジションが空席になっているわけですから、この席に座ろうとしても何らおかしくないですからね・・・
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