オカダカズチカと鷹木信悟がG1公式戦で激突。
2020年G1の目玉カードの1つと言えるこのカードでしたが、期待以上の名勝負が生まれたと思いました。
そしてさらにその先、これからの名勝負の歴史が始まるのではないかと。
新日本プロレスのトップの歴史というか、例えば武藤敬司もそうでしたし棚橋弘至もそうでしたし、オカダカズチカと内藤哲也もそうだと思うのですが『受けて受けて耐える』ことが似合うレスラーであるオカダカズチカに対して強烈な攻撃を連発できる鷹木信悟というのはベストな組み合わせだったのではないでしょうか。
そんなこの試合での見どころはやはり「鷹木式レインメーカー」
宣言通り強烈な鷹木式レインメーカーを叩き込んだ鷹木はメイドインジャパンで3カウント寸前までオカダカズチカを追い込みました。
※それにしてもメイドインジャパンとラストオブドラゴンは会場だと見間違うことからエキサイトを生む最高の技だなと毎度思います。
これに対してレインメーカーではなくローリング式のラリアットという形での反撃を見せたオカダカズチカですが「オカダのレインメーカーより鷹木のラリアットの方が強いじゃん」なんて声が試合後に広がる可能性を皆無にするほど強烈なものでした。
最後は盛り上がらないという声が増えているコブラクラッチ(マネークリップ)でオカダが初対決に勝利しましたが、最後がマネークリップでもこれだけの名勝負になったというのは・・・今後、オカダがレインメーカーを復活させたときにこの二人の試合がどこまで凄い戦いになるのか楽しみでなりませんね。
オカダ・オスプレイ・飯伏・ジェイ以外は、ほぼ脱落が決定
この日、飯伏幸太が鈴木みのるに勝利して勝ち点を10に。
そしてオスプレイがタイチに勝利してこちらも勝ち点を10に。
さらにジェイが高橋裕二郎に勝利して勝ち点10ということで、オカダを含めて4人が勝ち点10で並びました。
この4人が1位タイとなり、2位タイは高橋裕二郎を除くタイチ・石井・鷹木信悟・ジェフコブ・鈴木みのるで勝ち点6となります。
タイチ・石井・鷹木信悟・ジェフコブ・鈴木みのるが残り2連勝をしても勝ち点10止まり。
そして最終戦でオカダカズチカvsオスプレイが行われるので引き分けでも勝ち点が11となることから可能性が残ったのは勝ち点10の4人のみとなりました。
もちろんオカダカズチカとオスプレイが無効試合で勝ち点が入らないというケース、それに加えて次戦でこの4人が揃って負けている場合は勝ち点10で並べる選手が出てこなくもないのですが・・・まぁ流石にそれは無いのではないでしょうか。
現時点ではオカダカズチカが一番不利、飯伏幸太が一番有利
またここまでの直接対決の結果はこうなっています。
オカダカズチカ→ジェイ・飯伏に負け
オスプレイ→ジェイに勝利・飯伏に負け
飯伏幸太→オカダ・オスプレイに勝利
ジェイ→オカダに勝利・オスプレイに負け
こう見ると勝ち点が並んだ場合で考えれば直接対決での結果となりますので、最終戦で勝利して勝ち点12になる可能性があるオカダカズチカ・オスプレイを揃って倒しているのは飯伏幸太ですから有利と言えます。
オカダカズチカはジェイと飯伏に負けているので、オスプレイを倒してもジェイと飯伏幸太が負けてくれないと・・・
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