マスター・ワトの凱旋の扱いがあまりにも・・・だったので、ふとここ最近の凱旋を振り返ってみました。
◆2012年 オカダカズチカ&YOSHI-HASHI
→東京ドームでダブル凱旋試合
→オカダカズチカが勝利もファンの評価はYOSHI-HASHIだった
オカダカズチカの初期型レインメーカーにはファンが「ポカーン」となったこの試合。
その前のリバースゴリースペシャルのほうが派手だったので、そっちをレインメーカーだと思ったファンが多数。
YOSHI-HASHIの方が目立つ動きをしていただけに、この試合後に棚橋弘至の前に出てきたオカダカズチカには大ブーイングが起こるものの・・・それから二ヶ月足らずで印象を覆したオカダは凄いですよね。
◆2015年 EVIL
→後藤洋央紀をシングルマッチ
→敗北するも内藤のパレハとしての登場や後藤をKOなどインパクト大
ロスインゴを名乗り暴れる内藤のパレハとして登場。
あの渡辺が悪魔のような顔で登場したこと、後藤洋央紀への強烈なEVIL発動などかなりの衝撃をファンに届けました。
キメ台詞に関しては当初「へ?」というファンも多かったですが、今ではファンが期待するわけですし、やり続ける重要性を感じますね。
◆2016年 高橋ヒロム
→棚橋弘至・KUSHIDAと対戦
→IWGPジュニア王者KUSHIDAから高橋ヒロムが直接勝利
事前のカウントダウンから登場まで兎にも角にも会社の期待が大きかった高橋ヒロム。
元々可愛いキャラだっただけにファンの待ってました感も大きく、また新日本プロレスの盛り上がりが倍増してきている時期だっただけに新規の女性ファンの心を特に掴んだ高橋ヒロム。
東京ドームでのKUSHIDA戦などインパクトが大きく、近年では最高の凱旋。
◆2017年 SHO&YOH
→IWGPジュニアタッグ戦挑戦
→勝利
「チャラ男キャラ・・・」とファンがやや引いたSHOとYOH。
当然見た目は抜群なだけに女性ファンと古いファン、一部の男性ファンをスパッ!と分けた切れ味は凄かった。
ある意味では新日本プロレスの方向性はこうですよと舵を切ったのがここからかもしれない。
◆2018年 ジェイ・ホワイト
→東京ドームで棚橋弘至のICに挑戦
→敗北するも事前のド派手な凱旋で棚橋弘至を襲撃KO
見た目の良さをさらに繊麗させて帰国したジェイ・ホワイト。
なぜかマイクを使わずにアピールしたことで真壁刀義は不満そうな解説をしていた記憶が・・・
棚橋弘至をKOし、東京ドーム決戦ではなぞのドラゴンリングインがあるなど「大丈夫か?」と思われましたが、今ではマディソン・スクエア・ガーデン大会のメインを務めるトップ選手に。
こう見ると・・・
あまり期待されていない方が大成するのか?というような気もするのですが、何にしてもマスター・ワトとしてはハードルが下がった状態になっているので試合内容が良ければ一気にファンが手のひら返しをするであろう土台は整っています。
そもそも「凱旋試合でも負けても凱旋時は相手をKO」したEVIL・ジェイホワイトや凱旋試合で「タイトル獲得」した高橋ヒロムやSHO・YOH・「東京ドームで凱旋試合」だったオカダカズチカとYOSHI-HASHIという部分から比較しても『凱旋時にスポット参戦の選手、しかもまだ新日本プロレスではトップどころではないDOUKIにボコられて帰り、大阪城ホールの第三試合で凱旋試合』というのはとてつもない扱いの悪さですから、余程の凡戦にならない限りはファンの拍手が送られるはずです。
心配なのはカラテ・カンフーキャラに振り切った場合に「アチョーー!!」的な感じの試合になるとですね、これはキャプテンニュージャパン以来の惨劇が待っていると思います(笑)
ただこのキャラで投げ技や絞め技が必殺技でも合わないですし・・・
回転式延髄斬りで決まらなかった次、インパクトのある必殺技をお披露目するならどんな技なんでしょうねぇ・・・
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