高橋ヒロムチャンネルでのロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンの週プロインタビュー映像、そしてもちろん週プロでの誌面上での和気あいあいとしたロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンの魅力。

が、破壊なくして創造なし、というのがプロレスの醍醐味だからなのか、どうしてもしっかり固まったユニットほど裏切りや分裂や解散という日も楽しみになってしまうのがプロレスファン心理。

もちろんロスインゴが永遠にあってほしいとも思いますし、平行世界があるならロスインゴのままの10年と同時進行で色々なケースを見たいものですが・・・

さて、恐らくプロレスの歴史上において今後100年語られる人気ユニットになっているロスインゴですが、そこに比較されることが多いのは同じく歴史に残りプロレスファン以外にまでTシャツが広まっていったNWO。

NWOは蝶野正洋がWCWから逆輸入したことで新日本プロレスで拡大していきましたが、ロスインゴも内藤哲也がCMLLから逆輸入したことで誕生しているという共通点があります。

ただ違う点も多く、NWOは「勧誘」というテーマで組織を拡大しました。
グレート・ムタの勧誘からの「じゃあ武藤敬司はどうなる?」というドラマがありましたし、そもそもが反対勢力という立場でしたので色々な作戦を見せていくユニットでした、

ロスインゴに関しては内藤哲也が繋がり重視で集めてきて「パレハ」というワードとともにサプライズ登場する形なので、メンバー拡大をしていくまでのプロセスはありません。
ただロスインゴは『自分達の世界を見せる』ことが重要であって、反対勢力ではないので「俺達が本当の本隊だ」的な目的がないことからこの違いが生まれているような印象です。

さて、そんな2つのユニットですがNWOに関しては「分裂」というテーマがありました。

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NWOで起きた分裂騒動はロスインゴの未来にも訪れるのか?

NWOの分裂騒動は蝶野正洋と武藤敬司という二大トップがいたことに始まります。
やはり我の強いレスラー、そしてトップの二人が同一ユニットにいれば何かが起こって当然です。

この状況でいえばCHAOSの方が似ているかもしれません。
オカダカズチカと中邑真輔が同じように分裂するのではないか?と期待したファンも多かったのではないかと思います。
(何も起こる前に中邑が移籍しましたが)

さて、NWOは蝶野正洋が欠場している間に武藤敬司が「俺のNWOだ」という空気を出してきました。
不信感を持つメンバー・引き入れられるメンバーが分かれていく中で蝶野正洋はTEAM 2000を結成し、抗争をしていくということになっていきました。

ロスインゴの場合は、内藤哲也が飛び抜けたことで二大看板にはなっていません。
いや、内藤哲也と高橋ヒロムの二大看板とも言えるのですが階級が違うということと、仲良しなことで中々分裂とはならないでしょう。

もちろん高橋ヒロムはIWGPヘビーをジュニアとして狙っているわけですから、対角線に立ち敵となる可能性もあるのですが『ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンの世界』の中での戦いという構図になる可能性が高いです。

ただ、妄想を膨らませていけば・・・

内藤哲也とは「団体を超えたライバル」と比較されてきたSANADA
内藤哲也とは「アニマルジムからのライバル」である鷹木信悟
という構図もありますし、EVILにしてもこのままロスインゴにいたとて頭打ちの状況が続きそうです。
また週プロで「今度は俺が仲間を連れてきてもいいかもな」と発言しているEVILですし、内藤哲也の意思ではないところでロスインゴが拡大していけば分裂騒動はありえます。

BULLET CLUBなんかは人数が多かったですからユニット内抗争の構図が必然的に生まれましたからね。

もしもロスインゴが分裂するならどういう組み合わせが見たい!?

もしも、ロスインゴが分裂するということになるなら、どういう組み合わせが見たいと思うファンが多いのでしょうか。

3:3に分裂するのであれば...

内藤哲也・EVIL・BUSHI:SANADA・鷹木信悟・高橋ヒロム
内藤哲也・EVIL・SANADA:BUSHI・鷹木信悟・高橋ヒロム
内藤哲也・EVIL・鷹木信悟:BUSHI・SANADA・高橋ヒロム
内藤哲也・EVIL・高橋ヒロム:BUSHI・SANADA・鷹木信悟
内藤哲也・BUSHI・SANADA:EVIL・鷹木信悟・高橋ヒロム
内藤哲也・BUSHI・鷹木信悟:EVIL・SANADA・高橋ヒロム
内藤哲也・BUSHI・高橋ヒロム:EVIL・SANADA・鷹木信悟
内藤哲也・SANADA・鷹木信悟:EVIL・BUSHI・高橋ヒロム
内藤哲也・SANADA・高橋ヒロム:EVIL・BUSHI・鷹木信悟
内藤哲也・鷹木信悟・高橋ヒロム:EVIL・BUSHI・SANADA

こんな組み合わせになるでしょうか。

バランス的にBUSHIと高橋ヒロムが離れたほうが良いとなると・・・

内藤哲也・EVIL・BUSHI:SANADA・鷹木信悟・高橋ヒロム

個人的にはこの初期ロスインゴ色が出そうな組み合わせですかねぇ。
「喋る人2人+無口1人」というバランスも取れていますし(笑)

いや、でも関係性が濃いメンバーが多いだけに分裂が似合わないってのもここまで書いて思ってしまいました。

ただ2:4で分裂して2の方が新しい人間を連れてくるという展開だと面白かったりしますし、逆にもう内藤が目立ちすぎるから内藤を追放するみたいな(CHAOSでもやられたな内藤・・・)形で誰かが助けに入って何かが起こるなんてことも妄想すると楽しいものです。

ここ5年ぐらいのプロレスファンの人はユニット解散のショックを覚悟しておいても損はない

新日本プロレスが大きく盛り返してきたのが2012年ぐらいからです。
その後、新日本プロレスは多くのファンが集まり「今の新日本プロレスを支えている新しいファン」が増えました。

どう考えても「長年見ているファン」と「ここ5年のファン」が溺れている時に、どちらかしか助けることができないならレスラーは後者に浮輪を投げることでしょう・・・ただ、それでいいと思うのです。私は「愛してまーす」と叫びながら海に沈んでいくでしょう、それでいいのです(笑)

さて、それだけ比較的新しいファンの人がまだ直面していないのが「ユニット解散」という事件です。

例えばここ近年で言えば「中邑真輔やKUSHIDAの移籍」はありましたし「ケニーオメガ達の離脱」もありました。
ただ、ユニットが解散するという状況は経験していません。

もちろん今の新日本プロレスはユニット単位での人気を大事にしていて、グッズも多く売れますから解散という展開が生まれにくくはなっています。

でも、CHAOSなんて2009年からやってるわけですよ。
もうCHAOSとう名の団体レベルの歴史になっています。

鈴木軍でも来年で10年!?
BULLET CLUB、衝撃のデビちゃんの裏切りとファレの乱入も2013年ですよ。

ロスインゴの場合は定期的に人が増えているとはいえ2015年スタートです。

新日本プロレスという色々な事件が起こる団体において、ユニットに関してはガチガチに固定したままずっと続いている状況です。

ただ、流石に終わりのないユニットなんて存在しないです。
もしかしたらCHAOSに関しては裏本隊として、今所属の全員が引退した後でも続いていたら面白いなと思いますけど、全部が全部永遠に続くという可能性は限りなく0です。

私で言うと先述したNWOが無くなったときには相当ショックを受けました。
また一応二人GBHとして存在していますが、ほぼ存在意義としてGBHがなくなったと感じた時にはかなり凹みました。

ですが、特に今のファンの人は最初からユニット全体として好きになっていたりするケースがあるので、ただのプロレスのユニットが解散したというレベルではなく「大好きなバンドが解散した」ぐらいの衝撃を受けるでしょう。

私で言うところのXJAPANの解散ですよ、本当に死のうと思いましたから(苦笑)
その後にもLUNA SEA終幕・黒夢の無期限活動停止・・・などなど、ああいうタイプの精神的に落ち込んで暫く立ち直れないショックが、近年の新日本プロレスファンの人の目の前に遠くない未来に来るわけです。

1つ言えるのは「形あるもの、全て終わる」ということですね。

心のどこかでその覚悟を持っておかないと・・・


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