後藤洋央紀
またの名を荒武者

私からすれば棚橋弘至とのあの戦いで「あ、新日本プロレスは大丈夫だ」と思わせてくれた存在です。

抜群のルックスと愛されキャラを兼ね備え、誰がどう考えても新日本プロレスで一時代を築くを思われていました・・・が、未だ荒武者は「リベンジロード」を歩んでいます。

また、なぜリベンジロードを歩いているのか?
そもそもなぜ後藤洋央紀が天下を取っていないんだ?

よくわからなくなるのです(笑)

先述したようにルックスは抜群、肉体も素晴らしい、技もオリジナリティがありカッコ良い、キャラも良い。
すべてを兼ね備えているようにしか見えないのですが・・・チャンスを掴みそこねることが多い。

その辺りは中邑真輔が弄り倒していたように「今チャンス!」という時にファンが望んでいる言動が無いから、なのかもしれません。

技に関してもしびれる程にカッコいい昇天改やGTWがあるのに、イマイチ人気のないGTRを必殺技と位置付けていることもそうですし、CHAOS入りも「いや、CHAOSに入ったらIWGPが余計に遠くなるやん!」という状況で加入(案の定、オカダカズチカが長期政権となりIWGPが遠ざかる)など、天然キャラなのに頑固でファンが思う理想の後藤洋央紀の真逆に突き進むところがあります。

 

ただ、ゴールに向かって真逆に走っていても、地球を一周すればゴールにつくはずです。

後藤洋央紀が歩むリベンジロードはそんな道でも面白いですし、荒武者なりの武士道とは「逆に走ることもゴールに向かう手段」だと言えるのかもしれません。

結果的にここでゴールにたどり着いてくれれば、多くのファンが人生の教訓や勇気をもらえることと思います。

今、地球の半分を過ぎて「ゴールに近づいている」状況なのか、まだ地球の四分の一ぐらいで「ゴールから遠ざかっている最中」なのかわかりませんが、荒武者が選んだ道の先をこれから必ず見せてくれると思います。


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