週プロでの読み応えのある鷹木信悟選手のインタビューを読み終えて思ったこと。
『誰が次に鷹木信悟の前に立って新日本プロレスらしさを見せるのか』
NEVERのベルトに関して鷹木信悟は「俺が言うのはおこがましいけど、新日本プロレスらしさ」「プロレスらしく戦うのがNEVER」という気持ちを口にしていますが、言っても鷹木信悟は新日本プロレス歴はまだ短い選手です。
それでもNEVERの戦いという部分で完全にファンの心を掴み最高の試合をしている存在である王者ですが、新日本プロレスらしさという言葉に対して名乗り出ていく新日本プロレスの選手がいなければ情けないです。
もちろんSHOやヘナーレは狙いを持っていると思いますが、今の新日本プロレスは行動を起こさないとどんどん置いてけぼりになっていくサバイバル状態ですからね。
若者がうかうかしていたら、例えば第3世代が名乗り出るかもしれませんし、真壁刀義が行くかもしれません。
ただ、その構図も見たいと思うんですよね。
鷹木信悟のキャリア・実力・人気・年齢で新日本プロレスに来たときに、明確に超える相手が上の世代にあまりいません。
でも、新日本プロレスに来たからには明確に超えるべき相手として第3世代や真壁刀義という存在があるはずです。
柴田勝頼は第3世代との防衛戦を経て新日本プロレスで置き忘れていた歴史をしっかりと超えていきました。
鷹木信悟はもう迎え撃つ立場なのか?と言われれば、いやいや、その前にやることがあるだろうとも思うのです。
逆に言えばここで第3世代や真壁刀義が鷹木信悟に対してアクションを起こさずに引いていくのであれば、もうこの世代を誰も(ヤングライオンも含めて)超えるという目標なんて必要ないと思います。
それ故に、鷹木信悟のNEVER王者というのは、鷹木信悟より上の世代の踏み絵のようになるのではないでしょうか。
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