レフェリー暴行による反則負け。
タイチの言う「ヤングライオンの内藤」よりもう少し手前『初期ロスインゴの内藤哲也』を思い出すような結果となった愛知県大会でしたが、やはり色々な意味で不穏な空気が漂っていますね。

個人的にはIWGPjr挑戦表明をしたBUSHIが連日負けるというような形になっていない点は安心しているのですが、どうにも内藤とタイチの今回の抗争はどこかモヤモヤしたものを感じてしまうのです。

時系列を簡単にまとめてみるだけでも違和感を感じます。

1:内藤哲也がジェイに負ける
2:内藤に挑戦したかったタイチの行き場がなくなる
3:タイチがどん底の内藤に「条件付き」で戦うことを提案
4:条件を飲むかどうかの話が起こる前に内藤VSタイチが決定
5:ここから約2週間、タイチが一人で喋って話をまとめていく状態が続く
6:内藤、条件の話は無視して「やってやるよ!」と急に制御不能になる
7:タイチもブチ切れる
8:やたらとタイチが「負けたら発言権はない、消える去れ」と間接的に自分を追い込んで行く
9:「4」でシングルは決まったが「IC次期挑戦者決定戦」という発表はまだない

順を追う感じならかなり盛り上がったはずなのですが、ほぼ全ての場面でタイチが盛り上げている状態ですからね。

その上で、東京ドームでインターコンチネンタル戦ということを考えると内藤哲也が有利な気がする中で・・・タイチは「負けた方は引っ込め」と自分を追い込むような発言を続けていますが、何だかこれはタイチが身を削って内藤をフォローしているように今の時点では感じてしまうファンが多いのでしょう。

実際にそういう声は少なくありませんからね。

もちろんタイチが勝利すればサプライズとして面白いでしょうし、内藤が勝利すれば東京ドームでジェイとの大一番からの逆転の二冠入手へという『伝説を見届ける』楽しみができます。

ただ、内藤が勝利した場合に「うおおお!」より「あーーー」という声が上がってしまう可能性も低くないと思うのです。

ロスインゴの他の選手はこれからどう動くのか?

このシリーズはほぼ全員がノーコメントのロスインゴ。
BUSHIはIWGPジュニア挑戦に動き出しはじめましたが、EVILはノーコメントのまま負傷欠場となってしまいましたし、つい先日まで「新日本プロレスの新しい景色を見せてくれる」と期待が高まっていたSANADAにもコメントはなく、また話題もなくなりました。

鷹木信悟も鈴木みのるとの抗争でも起きるのか?と思いきや、一瞬盛り上がったもののどちらもノーコメントという状態・・・

嵐の前の静けさなのか?
それとも・・・


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