新日本プロレス両国国技館大会が明日に迫りました。
豪華カードがラインナップされていますが、それぞれの個人的な見どころをメモしておきます。

・第1試合 30分1本勝負 エル・デスペラード復帰戦
SHO・YOH・田口 VS デスペラード・金丸・DOUKI

やっとデスペ様が復帰ということになりますが、いきなりジュニアタッグリーグの前哨戦ともなるこの試合。
自分の代理出場をしてくれたDOUKIとのタッグも楽しみですが、自分が居ない間にも大きく前進している新日本プロレスジュニアの世界ですので、ここでどんな内容でどんな主張をするのか?が楽しみですね。

鈴木みのるがいないときには口が達者なデスペラードですので、試合後のコメントも含めて注目です。

・第2試合 30分1本勝負 棚橋弘至デビュー20周年記念試合Ⅳ
棚橋弘至・本間朋晃 VS 真壁刀義・矢野通

NEVER6人を取りそこねたチームこっからでしたが、ここで勝利すれば再挑戦もありえるカード。
棚橋と真壁と矢野は暗黒時代を乗り越えた同志でもありますし、本間と真壁はGBHのメンバーですから友情の激突でもあります。
また、11月のワールドタッグリーグに向けてどういう組み合わせになるのか?というところまで繋がっている試合なのではないでしょうか。

Contents

内藤哲也とタイチに動きはあるのか?後藤洋央紀は確実に挑戦するための勝利ができるのか?

・第3試合 30分1本勝負
内藤哲也・鷹木信悟・BUSHI VS タイチ・ザック・ランス

ベルトを失い迷子になりそうな内藤哲也と、その内藤哲也になぜか救いの手を出しつつ自らも手を握ってほしそうなタイチ。
このまま何もしなければ・・・内藤哲也の二冠どころかタイチも揃って東京ドームではNEVER6人ガントレットマッチ行きとなりそうです。

そんな状況でこの二人がただ試合をして前座を務めて終わるとは思えませんし、試合後まで含めてこの二人の動向には大注目ですね。

また鷹木信悟がランスを相手にどこまでパワーで対抗できるのかも気になりますね!

・第4試合 30分1本勝負
後藤洋央紀・石井智宏・YOSHI-HASHI 対 ジェイ・KENTA・高橋裕二郎

まず後藤洋央紀はジェイの持つインターコンチネンタルに挑戦表明をしていますが、正式には決定していません。
そんな中でタイチも「俺も権利があるだろう」と口にしているように、インターコンチネンタル路線の行く末が楽しみなわけですが、正々堂々挑戦権利を手にするにはここでしっかりジェイから直接取るぐらいの結果が必要です。

逆に負けてしまうと一気に内藤やタイチが横入りする可能性が・・・

また石井はKENTAとのNEVERリマッチに向けてここでは勝利が必要でしょうし、消化不良のあの試合は納得していないでしょうから力ずくでここは取りに行くでしょう。

この3試合~4試合は水面下で繋がっている可能性があるので楽しみですね。

獣神サンダーライガーと鈴木みのるの決着戦

・スペシャルシングルマッチ
獣神サンダーライガー VS 鈴木みのる

決着戦になるのかわかりませんし、ルール関連も直前変更があるかもしれませんがまずは実現が確定した因縁の戦い。
エニウェアフォールマッチを希望しているライガーの要求は飲まれるのでしょうか?
パンクラスルールなんてこともあるのでしょうか?試合開始するまで予測不能な危険な遭遇です。

どちらが勝とうが負けようが、ただで済むとは思えないこの試合。
ライガーは「殺し合い」という言葉まで使っていますし、戦慄が走るような試合になる可能性も...

またライガーが獣神サンダーライガーなのか、バトルライガーなのか、鬼神ライガーなのか、それとも山田なのか・・・
その辺りの駆け引きや鈴木みのるの抱える思いなども含めてこの試合は見届けたいですし、この二人の長い物語が完結するのであればエンドロールまで見届けたい試合ですね。

IWGP ジュニアヘビー級選手権試合&IWGP USヘビー級選手権試合

・IWGP ジュニアヘビー級選手権試合
ウィル・オスプレイ VS エル・ファンタズモ

BOSJを制覇しIWGPジュニア王座を手に入れ、更にはG1CLIMAXでも名勝負を繰り広げた規格外のジュニアであるオスプレイ。
しかし相手はSJC2019を制覇し、石森とIWGPジュニアタッグを手にしているエルファンタズモの一戦。

ゲームに例えると怒られるかもしれませんが、アクションゲームよりもスピード感があり、ドローンより自由に空を飛ぶこの二人。
さらにエグい攻撃・ハードヒットまである2020年規格のプロレスを行うことは間違いありません。

ファンタズモが二冠王となりジュニアタッグへ進んでいくのか、それともオスプレイが王者のまま「彼」を待つのか。

両国国技館後に控えるジュニアタッグでも激突する二人ですので、ある意味では前哨戦を兼ねたシングルマッチともなる豪華なカード。
全試合をこの試合が食ってしまう可能性も十分!!

・IWGP USヘビー級選手権試合 ノーDQマッチ
ジョンモクスリー VS ジュースロビンソン

ノーDQという舞台はモクスリーの舞台に思いますが、ジュースもROHなどで見せる戦いはノーDQ向き。
ベルト奪還を目指すジュースに対してAEWと新日本プロレスを股にかける元WWEのスーパースターモクスリーが何をするのか?という楽しみな試合ですが、モクスリーはG1を経験して強烈なパワーアップをしているだけにジュースが簡単に奪還することは難しいでしょう。

また、ここでモクスリーの手からUSが離れてしまうと今後の参戦が・・・という心配もありますし、モクスリーが手にすれば東京ドームまで見えてくる&ドリームマッチの可能性が増える(VS棚橋弘至やモクスリーなど)となると、モクスリーを応援する声も大きいか?

ただジュースロビンソンはUSの象徴となるべくここでベルトを奪還した上で、東京ドームでもインパクトを残したいでしょうし(相手の候補がいないが)USに待つ分かれ道が決まる試合となりますね。

東京ドームのメイン、IWGPへの道が決まる戦い

・東京ドーム・IWGPヘビー級王座挑戦権利証争奪戦
飯伏幸太 VS EVIL

新日本プロレス所属に戻り、インターコンチネンタルを盛り上げ、そしてG1を制覇してIWGP挑戦権利書を手に入れた飯伏幸太。
このまま東京ドームまで突っ走りオカダカズチカorSANADAとの戦いで新日本プロレスを次のステージへ持っていく期待感が高まっていますが、そこに立ちはだかるメイド・イン・ニュージャパンのEVIL。

前哨戦ではEVILが圧倒していますし、何ならオカダカズチカもSANADAも含めて宣戦布告を見せているわけですからこの勢いに期待する声も大きいです。

2019年の前半は絶不調だったEVILですがG1で改めてそのポテンシャルを見せつけていますし、また秋で失速してタッグ路線に行くにはあまりにも悲しいですが・・・両国国技館も東京ドームもダークネスに染め上げる準備はできていると感じます。

これが最後の権利書戦だとするなら東京ドームのメインに立つ1人が決まる大一番。
ゴールデンスターが闇を飲み込むのか、それとも闇が星を包むのか・・・

・IWGP ヘビー級選手権試合
オカダカズチカ VS SANADA

今年4回目となる戦いであり、オカダカズチカからすれば今回の防衛ロードですでに2回目の対戦と「コスリ倒されたカード」ではありますが、G1での激闘とSANADAの初勝利からオカダカズチカ側が借りを返したいという気持ちが強い試合でしょう。

ただ、SANADAもEVILと同じでここで負けてしまっては何にもなりません。
負けたときに待っているのはタッグへの道ですし、何より「試合後に盛り上げるマイクをするようになった真田聖也」になってしまうだけという危険性もあります。

ところで、G1を優勝できなかったオカダがレインメーカー以上の必殺技を見せる日というのも楽しみですが、それがこの日かもしれません。
そしてSANADAに関してもスカルエンドとムーンサルトプレスのどちらが最上級の技なのかを見せつけるチャンスとも言えるこの試合。

仮にIWGPをSANADAが手にした時、ロスインゴに留まるのか?それとも?という今後の動向も気になりますが、何にしても両国国技館の最後の2試合がそのまま2020年の新日本プロレス東京ドーム2連戦の最も大きなテーマになっていくわけですので、この試合を見ずして2020年に行くことはできませんね!!


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