楽笑

2013年8月は自分にとってのターニングポイントでした。

2007年に独立してから、多くの助けをいただいた中ですが
それでも決断は全て自分で行い、自分で考えたことを
自分で行動することで、ある一定数から認めてもらえて
書籍も現在までに3冊、メルマガ読者は16000名程になり
ある程度の自身を自分に持っていました。

また、同時に水商売歴が長かったことから
相手が誰でも笑いの1つや2つを取れるということや
多人数でいても、必ず自分が好きなタイミングで
主役をかっさらえる自信も持っていました。

そんなことから、ある意味では他人に対して
「俺のほうが凄い」という意識が働いてしまい
あまり人と密接に組むということをしてこないまま
2013年まで来ていました。

その8月のある日、友人が準備をしているビジネスで
手伝って欲しい、そして会わせたい人がいるということで
ファミレスに向かったのですが、そこで出会ったのがW氏。

その場というのは、僕・僕の友人・W氏・W氏の後輩の
4人がおり、たまたま僕の友人とW氏の後輩が知り合いで
その流れで引き合わされたので、普通はその二人が
場を作るものなのですが、出会って5分後から
その後2時間以上、僕とW氏だけで会話をするぐらい
気が合ってしまい、2日後には二人で飲みにいくという
あまり経験の無い流れになったのです。

W氏もトークスキルが非常に高い人ですが
「年下の初対面のやつとあんなに喋ったの初めて」
ということで、お互いが「おもしれー」と思った感じなんですね。

それ以来、誰に裏切られても基本的に僕とW氏は
常に同じ方向で一緒にビジネスをしていますし
結束力もあり、相方であり、兄と弟のような感じでもあり
友達のようなものであり、良い関係で1年半を過ごしました。

そんなW氏はビジネスで多々成功をしている人で
学べることも多いのですが、先日広島の帰りの電車の中で
ふと話した会話が印象的でした。

「楽笑」という言葉。
「楽勝」からもじった言葉で、今では色々な場所で
使われている言葉なのですが、W氏は昔からこの言葉を
使っています。

そして、その意味合いは「楽して笑おう」ではなくて
「楽して笑うな」「苦労して頑張ってから笑え」という意味で
使っているのです。

これ、本当に否定する要素が無い言葉でした。

楽して笑いたいと妄想している人間が多い中で
楽をして笑うなという戒めの意味で
「楽」「笑」というポジティブな言葉2つを利用して
それをテーマにしているのは尊敬に値すると。

多分、34年間で最も気の合う人間ですし
尊敬しつつも何でも言える、悪口で突っ込み合って
笑い合える関係が大人になってから作れるというのは
本当に想像していないことでした。

僕は髪も長くて何をしてるかわからない人に見られますし
W氏は強面で、こちらも何をしているかわらかなく見えて
その二人が組んであちこちで行動して、
スピードの早さであり、喋りであったりと驚かれるのは
なかなかの快感だったりします。

今動かしているアプリもそうですし
今後、色々なことをしていくのでしょうけど
この関係性は変わらないでしょう。

1つだけ、ここを見ている人に言えることは
出会いは見逃してはいけないということです。

僕とW氏が会った時には、他にも2人の人間がいて
その後も多くの人と会った中で、結果的に頑張って
行動ができて、頑張っているから笑っていられたのは
僕とW氏だけでした。もう他は全てビジネス的な関連は
無くなっているんですよ。

お互いが「こいつ面白いじゃん」と思える関係というのは
性格の合う合わないもありますけど、根本は生き方です。

前向きに生きている、エネルギーを使える人間は
それだけ出会いも多くなるはずですし
良い人とも出会えるわけですよ。

後ろ向きで、エネルギーも使わずに生きていたら
出会う人間もそんな人間ばかりですし、
そういう人間は前向きな人間を僻むものです。

楽して笑いたい人間ではなくて、
楽して笑わない人間との出会い。

もし、それがあったら大切にしてくださいね。

Twitter