内藤のコメントで思い出した2016年のニュージャパンカップと白コス後藤洋央紀

内藤哲也と後藤洋央紀はタッグマッチでの前哨戦がありませんでしたが、内藤はしっかりと試合後に後藤へのメッセージを送りました。

「ジェイに勝って燃え尽きたんでしょ」
「ジェイに勝ってG1終わったんでしょ」
「だからジュースにあっさり負けたんでしょ」
「一体何が変わったんだろうね?もし変わったなら明日俺に見せてみろよ」
「明日俺に負けて悔し涙でも流してなさいよ」

ボロカス言うな!なんて言えません、だって僕も同じような意見をジュース戦後に書いていますし、SNSなんかを見ても後藤に対して「またこのパターンか」という声が多く飛んでいることも事実ですから・・・哲也内藤の間違ってない話、だと思います。

ただ、この内藤と後藤の試合というのは今回もとても予想が難しいです。

普通だとここまで内藤が言えば怒りの後藤が勝利するという光景を想像しますが、いかんせん内藤は明日負けたら3連敗で勝ち点0
そこから6連勝しても勝ち点12ですからかなり厳しい立場に追い込まれてしまいます。

棚橋も飯伏も18日の後楽園大会でやっと勝ち点2を手に入れましたが、内藤もこれに続く可能性の方が高いでしょう。

しかし・・・しかしですよ?

後藤がここで負けたら「またスランプからの修行、修行からの復活、復活すぐ終わるなの!?」と多くのファンが次こそ後藤を見捨ててしまうことでしょう。
一時期はこんなことの繰り返しなのでブーイングが飛ぶ時期もありますが、次にそうなったときには内藤に昔起こっていたブーイングよりも酷い状況まで落ちてしまうことでしょう。

この二人は本当に相性が良く、新日本プロレス生え抜き同士での素晴らしい名勝負となることが多いので大好きなカードなのですが・・・今回ばかりは試合を見るのは楽しみでも結果を見るのが怖いです。
どちらが勝ってもあまりにも残酷な結果となってしまう可能性が高すぎるので・・・

ところで、「後藤大復活!後藤の天下取りが始まる!」+「お前、何が変わったんだよ!」というシチュエーションは3年前にもありました。

後藤の状況と内藤の発言にニュージャパンカップ2016の決勝を思い出す

2016年のニュージャパンカップ決勝戦。
スランプから苦難の道を乗り越えて這い上がってきた後藤洋央紀(白コスチューム)とロスインゴで勢いに乗る内藤哲也が激突。

試合中は実況席から「変わったところを見せないと」「見た目とかそういうことじゃない」という厳しい声も出る中、試合は復活の後藤が早くも敗北して内藤が優勝。

そして試合後に内藤は「おい後藤、お前何が変わったんだよ?」「結局変わったのはコスチュームだけじゃねーかよ!」「こんなんだったら、さっさとマスクをかぶってキャプテンクワナ(桑名)でもやってろ」と吐き捨てたわけです。

その後、IWGPを目指しているはずの後藤はオカダの勧誘で「変わるため」にCHAOSに入るわけですが、オカダが王者なので挑戦するチャンスから遠ざかり・・・柴田にも「なにしにCHAOSに入ったんだアイツは」と言われる始末。

そこから天下を取ることなく、今年はジェイに負けまくり「スランプからの修行からの復活」したものの、いきなりジュースに敗れてしまい・・・内藤から3年前と同じことを言われている状態です。

もし明日負けたら「お前何が変わったんだよ、変わったのはTシャツと体重だけじゃねーかよ!」と言われることは目に見えています。

これを回避するには勝利するしかありませんが、後藤洋央紀の歴史はメビウスの輪のような歴史をたどっていますし後藤が勝ったら内藤は2冠狙いどこではない大失速となる19日の後楽園ホール大会。

デスティーノが決まるのか、それともデスティーノを捕まえてのウシゴロGTRが炸裂するのか。

やはり・・・結果を知るのが怖いです。


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