G1CLIMAX29、開幕戦となるダラス大会のオープニングマッチは前IWGPジュニアタッグ王者のSHO&YOHと現IWGPタッグ王者のタマトンガ&タンガロアという、今年のG1で1つのテーマになっている階級の壁となるジュニアとヘビーの戦いでスタートしました。
新日本プロレスの第一試合の重要性については言わずもがなというところですが、このカードに選ばれたこの4人の選手は決して脇役ではなく新日本プロレスからアメリカへの挨拶代わりの試合になるという評価で組まれていることを感じますね。
オスプレイと鷹木信悟がシングルのそれもG1という一番過酷な舞台でヘビー級を超えるべく戦っていく中でSHO&YOHはタッグとしてヘビー級を超える戦いをこれから目指していくのではないかと思います。
ワールドタッグリーグにもエントリーされるのではないかと思いますが、この試合はある意味での査定試合のような意味もあるのでしょう。
いい風を吹かすことはできなかったが良い目標ができたSHO&YOH
不思議なことに映像に映る大半はリング上なのに、なぜか空気感が違って感じるオープニングマッチ。
ということはやはりお客さんのノリや声の出し方でプロレスの空気は同じ団体でも全く違うものになるということなんですよね。
違和感をかなり感じました(笑)
ただ、SHO&YOHがタマトンガ&タンガロアと真っ向勝負をしていることには違和感を感じないぐらいの内容だったと思います。
結果的には力負けをしてしまったSHO&YOHでしたが、スピードとパワーのタッグという点で現IWGP王者はかなりの参考となり目標になったと思います。
YOHに関してはタマトンガを上回るスピードとテクニックをこれから身につけていけば可能性はありますし、SHOはタンガロアに対抗できるパワーを身につけていけばシンプルに対抗できるようになるチャンスはあるはずです。
1つ気になるのはSHOが鷹木信悟を相手にした時のような真っ向勝負を他の選手とできていないことです。
タンガロアに対してもあのテンションで向かっていく姿が見たかったですし、鷹木信悟だけにしかそういう気持ちになれないというのはもしかすると一番の課題なのかもしれません。
このG1を通して鷹木信悟が対ヘビー級に対しても真っ向勝負をしていく姿を何度もこれから目にすることになるでしょうし、SHOもそういう選手になっていってほしいですね!
またSHO&YOHはタッグチームとしてワールドタッグリーグに挑戦したいと思う気持ちが更に強くなったと思いますが、今日の試合では通用の目処は立たずとも可能性は少し生まれたのではないでしょうか?
プロレスランキング