棚橋弘至、新必殺技の誕生を予告『新しい技が“降りて”来そう』

丁度10年前、DOMINION大阪府立体育会館大会で行われた棚橋弘至VS中西学の試合を見ていました。
まだまだ中西学が怪物状態でしたが、棚橋弘至も1つ1つの技の躍動感が今とは違いました。
ハイフライフローがまさにハイフライフローなんですよね、メチャクチャカッコいいエースが映像の中にいました。

ただ、その当時と使う技はほぼ同じですし先日のジェイに負けた時の試合を見ても「究極の引き算もいいけど、何か足さないと...新技が何かないと...」とやっぱり思ってしまうのです。

考えてみるとニュージャパンカップでハイフライフローを封印した時なんて「棚橋弘至-ハイフライフロー-ハイエナジー」なわけですから、それは無駄なものを削いだ究極の状態というより大切なものを失ったような感じでしたからね。

もちろんドラゴン殺法スタイルというのは言葉で見るとワクワクしましたが、でもそれってやっぱり棚橋弘至から大切なものを引いたスタイルという感じでしたから。

しかし!!スポニチのニュースでは棚橋弘至が「新技」についての発言があったと報道が!!

新日本プロレスの棚橋弘至(42)が8日、大阪・もりのみやキューズモールBASEでFM802の公開生放送に登場した。「もう生まれそうです」と、“新必殺技”の誕生を予告し、大阪のファンを沸かせた。

DOMINION 6・9 in OSAKA―JO HALL」(6月9日、大阪城ホール)をPR。同大会でも因縁の相手ジェイ・ホワイトと6人タッグマッチで対戦する。「彼からフォールを取るとか、組まれた意味を残さないと」と語り、「あと必殺技ね」とニヤリ。「最近、新しい技が“降りて”来そうなんですよね。生まれるかもしれない!」とアピールした。

最初に感じたのはワクワク、しかし10秒後に「大阪ビッグマッチというけど、棚橋選手のビッグマッチは両国だったのでは」と(笑)

ただ、生まれる技によってはギリギリセーフで復活の切符になるかもしれません。
G1で勝ち上がるための新技をなれば連覇も見えてくるかもしれませんからね。

ただ、この10年間の間に何度も棚橋弘至の新技匂わせは見てきたのですが・・・なかったことになることも多く、また誕生しても繋ぎ技ばかりなんですよね。

今回またそういうことであれば、流石にここから今の新日本プロレスの選手層で浮上するのは難しいのではないでしょうか。

ヤフコメは棚橋弘至に辛辣な声が多数。大阪城ホール大会で少しでも太陽の光を戻せるのか。

このヤフーニュースのコメント欄ですが、先日の棚橋弘至とジェイの煽りVTRのように棚橋弘至への辛辣なコメントがかなり沢山書き込まれていました。
でも、これって棚橋弘至に期待していた人たちが何度も裏切られた結果だと思うんですよね。

アンチ棚橋ではなくて元棚橋ファンが多いのではないかと。

前にも書きましたが新日本プロレスでの棚橋弘至という選手は超重要で、メディア戦略やファンサービスなども含めて「エース」でなくてはいけない状態です。
なのでプロレスラーが一発巻き返す王道のヒール化とかユニット立ち上げというのができず、変化することを封印されています。

なら進化は?という部分ですが、引き算での進化をしているので見る人によっては退化に見えるかもしれませんし、怪我も多くどうしても棚橋弘至が新日本プロレスのトップであるということをファンが認めなくなっていることは事実です。

そういう厳しい状況ですが、例えば武藤敬司がドラゴンスクリューから四の字固めやシャイニングウィザードなどプロレス界全体のムーブメントを起こしたように、棚橋弘至から始まる新しい何かを1つ生み出せばいくらでも巻き返せるはずです。

ただ、こういう報道が出たのに大阪城ホールで何も見せないまま終わったら・・・太陽の上に大きな蓋がされてしまうかもしれません。


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