2018年、新日本プロレスマットに突如として登場したボーンソルジャーこと石森太二。
それから数カ月後、ロスインゴの新しいパレハとして登場した鷹木信悟。
NOAHとドラゴンゲートの看板レスラーの1人だった二人が、2019年に新日本プロレスでライバル関係となり「勝ったほうが決勝進出」という非常に重要な試合を迎えることになったベスト・オブ・ザ・スーパージュニア最終戦。
すでに新日本プロレスの年間最高ビッグマッチの1.4東京ドーム大会でIWGPjr王者となった経歴のある石森太二が勝つのか、それとも新日本プロレスで未だ直接敗北のない鷹木信悟が無敗街道を更に1歩踏み出すのか。
そしてファンはどちらを支持するのか?
もちろん、新日本プロレスのファンの大半は石森太二と鷹木信悟の凄さを目にしていますし、リスペクトしかないとは思います。
ただ本人たちからすれば「他所から来てまだ短い立場」という者同士ですから、この試合はこの二人が新日本プロレスでこれまでにしてきた試合の中で最も重要な1戦になるのではないでしょうか。
36歳同士、ルーツも被るとこがある、その二人が新日本プロレスにいるのですから本当に一寸先はハプニングですよねぇ。
石森「ストップ・ザ・ジャイアン!」鷹木「コメントとSNSはお前イマイチ」
ベスト・オブ・ザ・スーパージュニアが始まった時から「ストップ・ザ・鷹木」とよく書いていましたが、石森は鷹木をドラえもんのジャイアンになぞらえて「ストップ・ザ・ジャイアン」と表現しています。
そんな言葉もあって、今日の前哨戦後には鷹木信悟がかなり長いコメントを出していました。
オイ、確かにお前は素晴らしいレスラーかもしれねえけどな、コメントとSNSはお前、イマイチだぞ、石森。売り言葉に買い言葉だ。今日は付き合ってやるぞ、いいか。俺のことを『ジャイアンみたいだ』、あと『ジュニアを軽視してる』とか言ってるけど、すべて的外れだよ。いかに石森が、体が小さいことにコンプレックスがあるか、よくわかったよ。なあ、石森。“ストップ・ザ・ジャイアン”? その目的だけで『SUPER Jr.』出てんのか? 俺は違うぞ! 両国のメイン、そして令和初の優勝。オイ、そこを狙って俺は出てんだ。
鷹木信悟からすれば、自分の目標と石森の目標の意識の差があるから自分は負けないという主張をしています。
で、やっぱり鷹木のコメントは面白いなぁと思うことが「何が的外れか」は説明せずに「お前はコンプレックスがあるからだ」と、本来なら守備的なコメントを出したくなるところを攻撃的なコメントを出したことです。
これが内藤なら「的外れ」であることを散々説明した上で最後にチクッと刺すでしょうし(それも好きですよ)タイチであれば「おい、だったらのび太のお前はドラえもん連れてこいよ、さっさと家に帰って机の引き出しとか押し入れを探したほうがいいんじゃないか?いねぇと思うけどよ」とおちょくる姿が目に浮かびますが、やっぱりコメントに個性がある選手というのは試合後に何を言うか?まで注目されますから人気にも繋がっていきますよね。
そんな話術のある鷹木に「コメントとSNSはお前イマイチだぞ」と言われてしまった石森太二は今日も「ストップ・ザ・ジャイアン!」と宣言していますが、最近の石森選手のコメントは僕はそんなイマイチだとは思わないんですよね・・・
最近は無理やり最後に「リボーーーン!」と言わなくなりましたし(笑)
当初はね、凄く良いコメントを真摯に話したあとに突然「リボーーーン!!」と言うのが無理しているというか、帰国当初のSHOとYOHみたいに「絶対これ無理にやってるよな・・・」というのが伝わってきてあまり好きではなかったんですよ(笑)
でも今はジュニア全体としてのプライドも新日本プロレスジュニアに対する思いも凄く伝わってきますからね。
何にしても愛媛のメインで一旦の決着がつくことになります。
そして、恐らくその決着の瞬間からが二人の本当の始まりになることでしょう。
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