昨日はパートナーのSHOが鷹木信悟と超名勝負を繰り広げたことで、YOHも並々ならぬ気合いで望んだであろうこの一戦。
ベスト・オブ・ザ・スーパージュニアBでブロックの1試合目となる相手は田口隆祐。
事前の記者会見では意気込みを語ると言うより笑いを取りに行った田口に対してその田口のコメントにかぶせる形で滑ったYOH(笑)
何にしてもいい風が吹けばYOHの追い風に、潮風が吹けば田口の追い風になる、お互いにとって重要なリーグ戦の初戦を迎えました。
田口に関してはヒロム戦のような「本気モードが見たい」というファンも多いでしょう。
またYOHに関してはやはり昨日のSHOと確実に比較されてしまう中で、シングルプレイヤーとしてどこまでやれるのか?という見方をされる大会になると思います。
ただ、YOHに関してはIWGPjrタッグ戦ではBUSHIをドラゴンスープレックスで倒していますし、このドラゴン殺法が完成していく大会になるのでは?という期待も大きいですね。
田口がWikipediaから発掘した「どどんジエンド」を復活させた!
昨日のメインとは全く違うタイプの試合となった田口とYOHの戦いでしたが、見どころは満載でしたね。
序盤は面白いところも見せていましたが、やはりこれはベスト・オブ・ザ・スーパージュニアの公式戦ですから「新日本プロレス本隊のジュニアの看板」と「新日本プロレスの未来を背負うジュニア選手」という先輩後輩の熱い戦いになりました。
田口マジモード80%ぐらいの試合だったでしょうか?
それでも試合を全体的に見ればYOHの1歩先に常に回り込むような戦いをしていた田口が試合の7割でペースを握っていたような印象を受けました。
そして技の引き出しの多さでも田口がYOHを圧倒していました。
試合終盤ではオーマイアンドガーアンクル、タイガースープレックス、どどんと大技で追い込んでいくと久々に発動した「どどん・ジエンド」で見事な勝利を手にしました。
試合後の田口のコメントでは、どうやらWikipediaを見てどどんジエンドを思い出したそうです(笑)
その他にも温存している技が沢山あることもWikipediaで確認したそうですから、これから先のリーグ戦ではさらに手数の豊富な田口を見ることができるのかもしれません。
ところで、田口がジュニアの強いベテランでいてくれることはYOHにとって大きいことだと思います。
ライバルというワードも出ましたが、SHOの前にある鷹木信悟という壁がSHOを成長させるようにYOHの前にある田口隆祐という壁もまたYOHを成長させることになるのではないでしょうか。
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