イリミネーションマッチでの後藤洋央紀に熊本大会以上の絶望を感じる

令和最初の新日本プロレス、セミファイナルはイリミネーションマッチの形式で後藤・ジュース・ニコルス・オスプレイ・ドラゴンリーとジェイ・ファレ・オーエンズ・ヒクレオ・石森の対戦となりました。

試合開始は石森とドラゴンリーの二人でスタート。
2日後のIWGPjrタイトルマッチへの前哨戦で始まりましたが・・・何と1分程度でダブルのオーバーザトップロープで失格。

失格後に石森はドラゴンリーのマスクを剥がして精神的なダメージを与えるという暴挙に出ていましたので、要するにイリミネーションマッチなんてのはどうでもよくて2日後しか見ていないぐらいに燃えていたということですね。

もちろんこの二人のハイレベルの戦いが見たかったですが、それは2日後をお楽しみに!ということなのでしょう。

後藤洋央紀がジェイに見せたスケールの小さいリベンジ狙いにため息

それにしてもこの試合はテンポの早いイリミネーションマッチでした。
大体のパターンとしては10分ぐらいで最初の1人が負けてからテンポアップするのですが、この試合はヒクレオ・オスプレイ・ファレ・ニコルスが脱落するまでに合計2分ほど(笑)

なんだかんだであっという間にジェイ対後藤・ジュースという構図になってしまいました。

そこから30秒でジュースが脱落してここからは後藤とジェイのシングルマッチの状態になりました。
ということは後藤洋央紀としては絶対に負けることができない熊本でジェイに負けてしまったことに対するリベンジをするチャンスがいきなり巡ってきたわけです(ねじ伏せたとしても小さなリベンジですが)

試合終盤、後藤洋央紀が場外にジェイを落としたものの海野レフェリーが外道に捕まりオーバーザトップロープを確認しておらず、ガッツポーズをしていた後藤洋央紀が場外に落とされて敗北となりました。

まぁ・・・ジェイとBULLET CLUBの卑怯な手ではあるのですが・・・
熊本大会で負けた後藤洋央紀がジェイをねじ伏せるのではなくオーバーザトップロープを狙ってそれでガッツポーズをして喜んでいるという姿が虚しく見えました。


人生をかけるレベルの背水の陣で負けた数日後にオーバーザトップロープで勝ってリベンジしようとする荒武者って何なんでしょう。

SNSなどを見れば「さすがにもう後藤に期待するのは疲れた」という声が多い中でそれを払拭して蘇る手段がいくらイリミネーションマッチのルール上のこととは言え、オーバーザトップロープ狙いした上に結局負けるというスケールの小ささを見せたことで限りなく減った後藤時代を待っているファンも絶滅危惧種になってしまったかもしれません。

少なくとも負けるにしても捻じ伏せられてもっと地の底まで落ちるなら「後藤頑張れ!」と言いたくなりますが...
結果は出ず、ファンを裏切り続けてもスケールの大きい荒武者だからこそ支持されていたわけですが...

なんで荒武者と呼ばれていたのか思い出してほしいなぁ。


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