山口大会で内藤哲也と飯伏幸太の動きはあったのか?
https://www.njpw.co.jp/result/201904
内藤哲也選手の言う「お前IWGP取ってこいとか、でも後楽園でやってもよかったとかどういうことなんよ?」というコメントですが、これって時系列が前後してしまうかもしれませんが飯伏幸太選手としては「いつでもやっていい、だから後楽園でも良かった」『だけどIWGPインターコンチネンタルだけを見ているという条件付き』という意味だと思うんですけどね。
さて、IWGPを先にという件については「じゃあそうしてやるよ」というリアクションは今のところ取っていない内藤哲也選手ですが、今後の展開として考えられることは何があるんですかねぇ。
インターコンチネンタルが先かIWGPが先か、それともG1が先なのか
そもそも内藤哲也の目標とするインターコンチネンタルとIWGPの二冠王になるには色々な道があります。
まず、最初に内藤哲也の希望通りに先にインターコンチネンタルを手に入れると考えました。
大阪城ホール辺りでインターコンチネンタル戦を行い手にしたとした場合にG1で内藤哲也が優勝したとします。
これだと東京ドームのメインでIWGP王者に挑戦することができる権利証の防衛と同時にインターコンチネンタルの防衛戦も行っていかなくてはいけません。
そして優勝できなかった場合には、G1後の4ヶ月間で統一王者を狙うのか?それとも権利証を狙うのか?という道がありますが、優勝できていないという時点で一敗以上していることになりますので、インターコンチネンタルの防衛戦をする必要性も出てくるでしょう。
かなりのハードスケジュールになる上に下手すれば東京ドームまでに消化できないことになります。
仮に防衛戦を拒否したとしても権利証がないと東京ドームではやれませんから、それこそ10月11月のビッグマッチで統一王者になる必要性がありますが、東京ドーム連戦が控えている中でダブルタイトルマッチなんて美味しいカードをそれ以外で使うとは思えません。
では先にIWGPを狙うとしてこれを大阪城ホールで手にしたとすると、G1での優勝をして逆指名を主張するなんてこともできるのかもしれませんが...それは難しいと考えるとその時点でのインターコンチネンタル王者がG1を優勝してくれないと東京ドームでは戦えません。
もちろん東京ドームまでの間にインターコンチネンタルの防衛と権利証の防衛を同時にし続けることも必要不可欠となります。
そして最後にインターコンチネンタルもIWGPもないままでG1に入った場合は当然優勝が必要です。
その権利証を防衛しつつ東京ドームまでにインターコンチネンタルを手に入れるということになりますが、何だかこれが一番現実的なような気もします。
仮に「どんたくで急遽インターコンチネンタル戦が開催される」からの「大阪城ホールで統一戦」なんて展開になればどれも該当しないわけですが・・・
まぁ、そもそも二冠宣言をしている内藤哲也が現在無冠という状況がややこしいわけです(笑)
最初に宣言をした時はインターコンチネンタル王者でしたが、そこから物凄い後退をしているわけですからね...
無冠の選手が「インターコンチネンタルとIWGPを両方保持する!!」と叫んでいるわけですから、これこそ制御不能とも言えますね。
飯伏幸太「なんでも次、クレーム待ってますよ」
広島では衝撃の「クレーマー」発言があった飯伏幸太ですが、山口大会後も「クレーマー内藤さん、なんでも次、クレーム待ってますよ」と発言をしているようです。
これまで内藤哲也の口撃に対しては、例えば棚橋弘至は反論控え目で「そうそう内藤が正しいよ...」と内藤を悪者にするという対策があったり、タイチのように真っ向から論破しようとすることもあったり、鈴木みのるのように「お前はいつも後出しじゃないか」と中々鋭い反論をしたこともあります。
そんな中で飯伏幸太の「内藤はクレーマー」という対応は面白く新しい。
現代社会はクレーマーに対してヘコヘコするという間違った運営をする会社が多いですが、飯伏幸太のクレーム処理方法はどういうものになるのか?
力でねじ伏せるという処理なのか?それとも「はいはい」と受け流す処理なのか。
考えてみると内藤哲也が一番カッコいい展開はIWGPを先に取って「ほら、IWGPを取ってきてやったぞ」じゃないですか。
でも、でもですよ。
これでインターコンチネンタルに挑戦したとしても飯伏幸太の言うように「インターコンチネンタルだけがほしい」という証明にはならないですよね...
そしてこれでダブルタイトルマッチになったとしたら「僕はインターコンチネンタルだけがほしい」という主張から内藤哲也の挑戦に不快感を示している飯伏の筋も通らなくなってしまいますし、これで飯伏が勝利して二冠王になろうものなら何がなんだかわかりません。
ということはどうやっても内藤哲也は最初にインターコンチネンタルを取る必要があるわけですが、ここで飯伏が挑戦を受けてしまうのもこの流れではどう見たらいいのかわかりません。
それなら飯伏幸太がインターコンチネンタルを落とした時に内藤哲也がインターコンチネンタルを狙うしかなくなるわけですが、それなら別にIWGPが先でもいい状況にもなります(笑)
こうなるとこの二人の謎掛けというか今現在の舌戦というのはどの未来に繋がっても「何だったんだ?」という部分があまりに多くなってしまうんですよね。
逆に考えればこれがどういう着々をするのか?というのは上半期でも相当の見どころだと思います。
戦えばいつでもどこでも年間ベストバウトレベルの試合をする2人ですから、後は「いつ どこで だれが どうした」がめちゃくちゃ気になりますね。
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